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投稿日:2024.12.12

歯列矯正をやめた方がいい人ってどんな人?

みなさん、こんにちは!渋谷矯正歯科です^^

矯正治療をすると、歯並びが整って審美的に美しくなるだけでなく、しっかり噛むことができるようになるなど機能面でも多くのメリットがあります。
ただし、口の中の状況や患者様の協力が難しい場合など歯列矯正が難しいケースもあります。
矯正治療をスタートする前にご自分のライフスタイルや矯正がやめた方がいい特徴に当てはまっていないか確認することが大切です。
そこで今回は、矯正をやめた方がいい人の特徴についてご紹介します。

歯列矯正の目的とは?

手に持っている歯の模型を指差す歯科衛生士

歯列矯正は審美的な見た目の改善だけでなく、機能的な問題で治療する場合もあります。

審美的な見た目の改善

出っ歯受け口は、口元が特徴的なためコンプレックスを抱いてしまうことも少なくありません。
笑う時や話しをする時に口元が気になって手で覆うくせがついてしまうこともあります。
また、凸凹した歯は汚れや着色がつきやすく、清潔感に欠けて見える場合もあります。
歯列矯正は、不正な歯並びを改善して、審美的にキレイな口元を手に入れることができます。

機能的な問題

歯並びが凸凹していると、歯列に歯が並ばないためかみ合わせのバランスが悪くなります。
歯は、全ての歯が均等に噛みあっている状態が望ましく、かみ合わせが悪いと様々なデメリットがあります。
歯や顎に負担がかかるため、顎関節症のリスクが高くなる、口周りの緊張から首こりや肩こりなどの不調の影響が出ることも。
歯列矯正をすると、かみ合わせのバランスも改善され、口が閉じやすくなるなど機能面でのメリットが多いです。

歯列矯正をやめた方がいい人ってどんな人?

バツマークの札を持つ歯科衛生士

歯列矯正はメリットの多い治療で、歯並びやかみ合わせが改善することで、大切な歯の健康を維持しやすくなります。
ただし矯正治療によって生活が変わる部分もあるため、患者様の協力が必要な治療です。
下記のような特徴に当てはまる場合には、矯正治療をやめた方が良い場合があります。

歯磨きが不十分

口の中を清潔に保つためには、毎食後に歯磨きをすることが望ましいのですが、歯磨きをつい忘れてしまう方や歯磨きの習慣があまりない方は注意が必要です。
矯正治療は、歯を動かすために矯正装置をつけて矯正力をかけます。
ワイヤー矯正の場合には、ブラケットの周りに汚れが残りやすく、丁寧に歯磨きをする必要があります。

マウスピース型矯正の場合には、取り外しができるため、食事をする時に取り外しができますが、食事の後に歯磨きをしてからマウスピースをつける必要があります。
口の中に汚れが残った状態でマウスピースをはめてしまうと、細菌を密閉しやすくむし歯歯周病菌が増殖しやすくなります。
その結果、矯正期間中にむし歯や歯周病になってしまう可能性があります。
矯正期間中は、特に正しい歯磨きをして口の中を清潔に保っておくことが大切です。
むし歯や歯周病になると、矯正治療を一時中断してその治療を優先する必要があることもあり、治療期間が延びてしまう原因につながります。

定期的な通院が難しい

ワイヤー矯正の場合には、約3〜6週間毎の通院が必要です。
マウスピース型矯正の場合には、歯並びの状態や経過などにもよりますが、1~3ヶ月に1度程度の通院が必要なことが多いでしょう。
調整ができずに長期間時間が経過してしまうと、装置はついていても正しい矯正力はかかっていません。
そのため、歯並びが動かないだけでなく、後戻りをしてしまう可能性があります。
定期的な通院ができないと、矯正治療は難しいでしょう。
通院するクリニックの診療時間や診療日、休診日を確認して、ご自分のライフスタイルの中で通院が難しくないか検討してみましょう。

支払いが難しい

矯正治療は、ほとんどの方が自由診療のため、全額自己負担です。
そのため、むし歯の治療と比較すると治療費が高額になることがあります。
また、治療期間が年単位になるケースもあり、当院はトータルフィー制度のため毎回の調整費はかかりませんが、医院によってはその期間に調整料などの費用がかかる場合もあります。
矯正治療がスタートする前に治療費用の目安の話があるため、治療費用に関して無理がないか確認しましょう。

また、歯科治療のためのデンタルローンやクレジットカードの分割払いも活用できるため1度に高額な費用を支払うのではなく、分割払いにして負担を軽減します。
そのほかには、機能的な問題がある場合の矯正治療医療費控除の対象になる場合があります。
確定申告をする必要がありますが、支払った税金の一部が還付されたり、控除されたりします。
矯正中の費用で不安がある場合には、お気軽にご相談ください。

歯科医師の指示が守れない

矯正治療は、患者様の協力が必要な治療です。
特に、マウスピース型矯正は、自己管理の必要な治療で取り外しができますが、1日20~22時間の装着が必要です。
食事の後外したままにしていると、決められた装着時間を守ることができず、治療計画通りに進まない場合があります。
外している時間が長くなってしまうと、マウスピースが合わなくなってしまい、多くのマウスピースを作り直ししなければいけないことも。

また、ワイヤー矯正は固定式の装置ですが、歯並びの状況によってはゴムかけを行って細かく歯の動きを調整する場合があります。
ゴムかけは患者様自身で行ってもらうため、患者様の協力が大切です。
このように患者様の力が必要なことがありますので、歯科医師の指示を守ることができないと矯正治療がスムーズに進まないでしょう。

多くのインプラントが入っている方

インプラントの入っている位置や本数によって適用になる場合もありますが、天然歯は矯正で動かすことができても、インプラントは顎の骨に固定しているため、動かすことができません。
動かしたい部分に多くのインプラントが入っている場合には、矯正治療をやめた方が良い可能性があります。
インプラントの本数や場所によっては、矯正が適用になるケースもありますので、まずはクリニックで相談しましょう。

歯列矯正の種類

表側矯正と裏側矯正の模型イメージ

矯正を続けるためには、ご自分に合った矯正方法を選択することも重要です。
歯並びによってはどの矯正が適用になるか異なる場合もありますので、矯正の種類選びを検討している方はお気軽にご相談ください。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、多くの矯正歯科で治療ができて歯の表面にブラケットをつけてワイヤーを通して矯正力をかけて歯を動かす治療法です。
歴史があるため、多くの症例があります。

表側矯正

表側矯正は、歯の表側にブラケットとワイヤーをつけて歯を動かす方法です。
口を開けた時に装置が見えてしまいますが、多くの歯並びに対応しており、歯並びの不正が強い場合でも適用になるケースが多い治療です。
従来は金属のブラケット装置が主流でしたが、矯正中の装置の見た目を考慮して白や透明のブラケットやワイヤーも選択できるようになり、矯正中の装置の見た目が目立ちにくくなります。

裏側矯正(舌側矯正)

裏側矯正(舌側矯正)は、歯の裏側にブラケットとワイヤーの矯正装置をつける方法です。
歯の裏側に装置をつけるため、矯正中の装置の見た目がほとんど分かりません。
矯正中の装置の見た目が気になる方におすすめの方法です。

マウスピース型矯正

マウスピース型矯正は、口の中をスキャンして透明の薄いマウスピースを作製します。
段階的に形の違うマウスピースを交換しながら歯を動かす方法です。
取り外し式の装置のため、食事や歯磨きを今まで通り行うことができます。
マウスピースも透明のため、目立ちにくい矯正方法です。

まとめ

「POINT」と書かれた黒板

矯正は患者様の協力が必要な部分がありますが、歯並びが整うと多くのメリットがあります。
その後のセルフケアのしやすさや、かみ合わせのバランスが整うことで歯を長持ちさせることにもつながります。
矯正をスタートさせる前に矯正をやめた方が良い方の特徴に当てはまっていないか確認してみてくださいね。

歯並びについてのお悩みはカウンセリングからご相談ください^^
▶︎カウンセリングの予約フォーム

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