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投稿日:2024.10.18

ハーフリンガル矯正とは?メリット・デメリットや治療費用や治療期間を紹介

こんにちは。渋谷矯正歯科です!
当院のブログを見つけてくださりありがとうございます。

歯並びを整えるための矯正治療にはさまざまな方法がありますが、その中でも目立ちにくさと矯正効果を兼ね備えた「ハーフリンガル矯正」という選択肢があります。
今回は、ハーフリンガル矯正に焦点を当て、詳しく解説します。

半分だけ見えない矯正・ハーフリンガル矯正とは?

ハーフリンガル矯正の装置模型

ハーフリンガル矯正は、名前の通り半分だけ舌側(リンガル)にブラケットやワイヤーを装着する裏側矯正(舌側矯正)を適用した矯正治療です。
具体的には、目立ちやすい上の歯列には歯の裏側(舌側)に、目立ちにくい下の歯列には歯の表側にブラケットを装着することで、外見に配慮しつつ、費用を抑えた治療が可能です。

その他のワイヤー矯正の種類

表側矯正の装置見本

表側矯正

表側矯正の装置の模型
歯の表面にワイヤーとブラケットを取り付け、歯を理想的な位置に移動させる方法です。
歴史が長く、最も一般的な矯正治療です。デメリットは目立ちやすいことが挙げられますが、従来の金属製のブラケットだけでなく、目立ちにくいセラミック製やプラスチック製のホワイトブラケットなどを選択することもできます。
最近では、白いワイヤーもあり、従来よりも目立ちにくい表側矯正が可能です。
▶︎「表側矯正」について詳しく見る

表側矯正のメリット

費用が抑えられる・適応症例が多い・滑舌がしやすい

表側矯正のデメリット

装置が目立ちやすい・唇に厚みが出る

裏側矯正(舌側矯正)

裏側矯正の装置の模型

歯の裏側(舌側)にブラケットとワイヤーを取り付ける方法です。
他人から装置が見えないため、審美的なストレスが少なく、特に人前に出ることが多い方には大きなメリットとなります。
また、装置の周りが唾液に触れやすいため、虫歯のリスクが抑えられることや、舌癖の改善にも効果が期待できます。
ただし、高度な技術とカスタムメイドのブラケット装置を作製する必要があり、他のワイヤー矯正よりも費用がやや高くなります。
▶︎「裏側矯正(舌側矯正)」について詳しく見る

裏側矯正(舌側矯正)のメリット

周囲に気づかれにくい・適応症例が多い・虫歯になりにくい

裏側矯正(舌側矯正)のデメリット

舌の違和感・喋りにくさ・費用が高額

ハーフリンガル矯正のメリット・デメリット

白衣の上に歯の模型と丸バツの札

ハーフリンガル矯正のメリット

見た目の自然さ

目立ちやすい上の歯には、歯の裏側(舌側)に装置を取り付けるため、外見上目立ちにくい特徴があります。

裏側矯正(舌側矯正)よりも費用が抑えられる

目立たない矯正治療を希望する方には、裏側矯正(舌側矯正)が人気ですが、治療費の面で迷われることが多いです。
そのような場合には、ハーフリンガル矯正を検討するのも一つの方法です。
費用を抑えつつ、目立ちにくさを保つことができます。
▶︎当医院の「治療費用一覧」はこちら

舌側の装置の違和感が少ない

歯の裏側全体にブラケットが装着されるよりも舌ざわりや滑舌の違和感を抑えることができます。

上唇の装置の厚みや凸凹感が少ない

特に出っ歯口ゴボの治療では、口元の突出に加え、矯正装置の厚みが唇側に影響を与えるため、さらに出っ張った感じや唇への違和感が生じやすくなります。
ハーフリンガル矯正では、特に装置の厚みが出やすい上の歯には裏側にブラケットが装着されるため、上唇への影響が少なく、厚みや凸凹感が抑えられます。

ハーフリンガル矯正のデメリット

装置の違和感

上の歯の裏側に装置を装着することで、舌に不快感を覚えることがあります。
特にワイヤー矯正を始めた直後は、装置による違和感や発音のしにくさを感じることがあり、ある程度の慣れが必要です。
ただし、どの矯正治療でも装置の装着が不可欠なため、多少の痛みや違和感を乗り越えることが求められます。

口腔ケアの難しさ

ブラケットやワイヤーに食べカスが挟まりやすいため、口内ケアを丁寧に行うことが重要です。
汚れが残りやすいと虫歯や歯周病のリスクが高まるため、矯正用の歯ブラシ歯間ブラシデンタルフロスなどを活用し、効率的に磨く方法を身につけましょう。

口内トラブルの可能性

矯正装置が頬や唇、舌に当たることで、口内炎ができやすくなることがあります。
また、治療初期にはワイヤーが口内に引っかかり、違和感を感じることもありますが、時間とともに慣れていくでしょう。
もし装置による痛みが気になる場合は、矯正用ワックスを使って装置と粘膜の摩擦を軽減することで、対処することができます。

ハーフリンガル矯正の治療費用相場

家計簿と電卓とペンの画像

ハーフリンガル矯正の費用相場は、一般的に全体矯正で約80万円から130万円程度です。
比べて裏側矯正(舌側矯正)の費用相場は約90万円から140万円程度です。
裏側矯正(舌側矯正)と表側矯正の掛け合わせであるため、費用は両者の中間程度となります。

裏側矯正は、施術に高度な技術が必要で、歯の裏側の形状に合わせたカスタムメイドのブラケットを作製するため、費用が高くなります。
しかし、ハーフリンガル矯正では、上顎だけ裏側矯正を適用することで、全体を裏側矯正にするよりも治療費を抑えられ、表側矯正よりやや高めの治療費で済むことが多いです。
具体的な費用は、治療の難易度やクリニックによって異なるため、事前に問い合わせをするなど、確認しておくことがおすすめです。
▶︎当医院の「治療費用一覧」はこちら

ハーフリンガル矯正の治療期間

年間カレンダーとペン

ハーフリンガル矯正の治療期間は、他のワイヤー矯正と同様に約2年から2年半程度です。
ただし、治療期間の目安は歯並びの状態や治療の進行具合によって異なります。

また、矯正装置の適切な管理や、ゴム掛け(エラスティック)などの指示をしっかり守ることで、治療がスムーズに進み、予定通りの期間で完了することができます。
逆に、装置が破損したり、通院が遅れたりすると、治療期間が延びる可能性があります。

ハーフリンガル矯正を成功させるために大切なこと

胸に手を当てている歯科衛生士

治療中の定期的な通院

矯正治療中は定期的な通院による進捗状況の確認やワイヤー交換、装置の調整が必要です。
治療の中断があると、治療の進行が滞り、進行が遅れてしまいます。
歯科医師の指示に従い、治療の進行を確認しましょう。

口腔ケアの徹底

上の歯の裏側はブラッシングが難しいため、矯正専用の歯ブラシやフロスなどの補助用具を活用し、丁寧な口内ケアが必要です。
さらに、歯磨き後に抗菌作用のあるマウスウォッシュを使用すると、虫歯や歯周病の予防効果が高まるためおすすめです。

食事の制限

矯正治療中は、硬い食べ物や粘着性のある食べ物は装置に負担をかける可能性があるため、なるべく避けるようにしましょう。
また、繊維質の多い食べ物は装置に絡まりやすいため、できるだけ控えた方が良いです。
治療中は、柔らかくて噛みやすい食事を選ぶことで、装置の破損や外れてしまうトラブルを防ぎ、清掃もしやすくなります。

治療後の保定も重要

ハーフリンガル矯正でワイヤーを使った治療が完了した後は、保定期間に移行します。
この期間中は、歯の位置がまだ安定していないため、指示された通りにリテーナーを使用し、治療後の後戻りを防ぐことが重要です。
保定期間は治療の総仕上げとなる大切な期間ですので、最後までしっかりと取り組みましょう。

治療後の定期的なメンテナンス

矯正治療後は、かかりつけの一般歯科で定期的にメンテナンスを継続することが重要です。
これにより、美しい歯並びと健康な口腔環境を長く維持することができます。

最後に

歯の模型を手に持っている歯科衛生士

ハーフリンガル矯正は、表側矯正裏側矯正(舌側矯正)を掛け合わせることで、美観を保ちながら効果的に歯並びを整える治療法です。
メリットとデメリットを理解し、自分に合った矯正方法を選ぶことが重要です。
治療前にしっかりとカウンセリングを受け、症状や原因に適した治療方法を選ぶことで、満足のいく結果を得ることができるでしょう。

当院では、患者様のご要望やライフスタイルに合った治療方法をご提案し、治療後の仕上がりに満足いただけるよう心がけています。
矯正治療をご検討の方は、ぜひ一度当院のカウンセリングにてご相談ください。
ご一読いただき、ありがとうございました(^^)
▶︎矯正カウンセリングの予約フォームはこちら

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