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投稿日:2024.10.2

受け口を短い期間で治す施術法ってあるの?

こんにちは。渋谷矯正歯科です。
こちらのブログをご覧いただいている方は、きっと『受け口』にお悩みをお持ちなのではないかと思います。
受け口は、口元のコンプレックスの原因になる1つです。
しかし、治療により改善が見込める症状でもあります。
今回は、受け口のデメリットや改善するための施術法などについてお話していきます。

受け口とは?

受け口(反対咬合,下顎前突)のイラスト

受け口は『反対咬合(はんたいこうごう)』とも呼ばれる噛み合わせの乱れた状態をさします。
通常は、噛み合わせた時に上の歯が下の歯よりも前に被さった状態になります。
しかし受け口の場合は反対で、下の歯の方が前に出て上の歯に覆い被さる形になってしまうのです。

そのためコンプレックスを感じやすく、口元を覆い隠したり、口を開けて笑えなかったりしてしまうなどの問題にも繋がっています。
とはいえ受け口によるデメリットは、見た目の問題だけではありません。
次の項では、他にも生じさせてしまう可能性のあるデメリットについて詳しくお話していきます。

トラブルを引き起こす!受け口のデメリット

口の前で指をバツにする女性

見た目以外に、受け口が引き起こすトラブルとしては以下のようなものがあげられます。

①虫歯や歯周病

歯並びや噛み合わせが悪いと、歯磨きがしにくくなるため磨き残しやすくなってしまいます。
その結果、虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。

②消化不良

しっかり物を噛むことが難しく、十分に噛み砕かないうちに飲み込んでしまう傾向があります。
そのため胃腸に負担がかかり、消化不良を起こしてしまうこともあります。

③発音障害

前歯の噛み合わせが反対のため、空気が漏れるなどしてきれいな発音がしにくくなります。
いいにくい言葉や、明瞭に発音できない言葉なども生じるでしょう。
場合によっては、コミュニケーションに影響を及ぼしてしまうこともあるようです。

④顎関節症

アンバランスな噛み合わせは、顎関節にも負担となります。
その状態が続いた結果、顎関節症を発症してしまうことも考えられます。

⑤頭痛や肩こりなどの咬合関連痛

噛み合わせの悪さは、お口周りの筋肉にも影響を与えます。
そこから頭痛や首こり、肩こりなどの『咬合関連痛(こうごうかんれんつう)』を引き起こすこともあります。

受け口を治す施術法

歯の模型による治療イメージの画像

受け口の治療方法は、その程度によって様々です。
一般的に行われている方法には、次のようなものがあります。

矯正治療

矯正装置によって、歯並びや噛み合わせを整えて受け口を改善する方法です。

①ワイヤー矯正(表側矯正)

米粒ほどの大きさのブラケット装置というものを歯の表側に装着し、そこにワイヤーを通して力をかけることで歯を動かす方法です。
固定式で見た目が気になりやすいですが、適応できる範囲が広いという特徴があります。
また比較的費用が抑えられ、発音する際の舌の動きを妨げることもありません。

以前は金属色のブラケット装置やワイヤーが主流でしたが、現在は見た目に配慮したセラミックやレジンなどの装置も出ています。
また、アレルギーに配慮したワイヤーなども使用することが可能です。
とはいえ取り扱っているものは医院によって異なりますので、見た目やアレルギーなどに配慮しながら治療を行いたい方は歯科医院で相談してみてください。
通院の目安:3~6週間に1回
表側矯正について詳しくはコチラ

②裏側矯正(舌側矯正)

表側矯正のように矯正装置を目立たせたくない方に向いています。
内側に歯を動かす力がかかりやすいため、出っ歯や受け口などの改善に適しているともいわれます。
しかし装置を歯の内側に装着することになるので、歯磨きがしにくいというデメリットもあります。
通院の目安:3~6週間に1回
裏側矯正(舌側矯正)について詳しくはコチラ

③ハーフリンガル

2つの矯正方法を組み合わせた治療法で、上の歯は裏側矯正、下の歯は表側矯正で歯並びや噛み合わせを整えていきます。
できるだけ装置を目立たせず、裏側矯正よりも費用を抑えて矯正したい方に向いています。
通院の目安:3~6週間に1回
ハーフリンガルについて詳しくはコチラ

④マウスピース型矯正

マウスピース型のいくつもの装置を順番に装着することで、少しずつ歯を動かしていく方法です。
マウスピースは透明で取り外しが可能なため、装置を目立たせることなく治療を進めることができます。
約2週間に1回くらいの頻度で、ご自分で新しいマウスピースに交換していただきます。

食事や歯磨きの時には外しますので、食事制限や歯磨きなどに支障なく過ごすことができるでしょう。
ただし、指示通りに装着しなければ歯が動かないなど自己管理ができるかどうかが非常に大切になります。
通院の目安:1~3ヶ月に1回
マウスピース型矯正について詳しくはコチラ

外科手術

矯正治療では改善が見込めない、骨格的な原因がある場合は外科手術が必要になります。
下の顎の骨を切除する『骨切り術』などの外科手術と矯正治療のどちらも行う方法です。
外科手術というとご不安を感じてしまう方もいらっしゃると思いますが、手術することにより下の顎がしゃくれているような輪郭や噛み合わせなども整えることができます。

渋谷矯正歯科では、矯正治療前に外科手術を行う『サージェリーファースト』で治療を進めています。

短い期間で受け口を治す施術法は?

カレンダーに予定を書き込むイメージ

受け口が気になっている方は、恐らく「できるだけ早く治したい」と思われているのではないでしょうか。
ここでは、上記にあげた施術法の中で比較的治療期間を短くすることが期待できる方法をご紹介していきます。

①裏側矯正(舌側矯正)

1つ目は『裏側矯正(舌側矯正)』です。
渋谷矯正歯科では、患者様の負担を軽減できる『セルフライゲーションブラケット』という装置を用いた治療を行っております。
この装置は、通常の裏側矯正のようにワイヤーをしめて固定する必要はありません。
ブラケット装置とワイヤーの摩擦力を少なくしながらスムーズに歯を動かせるため、歯を移動させやすく痛みも少ないというメリットがあります。
治療中の見た目を気にして裏側矯正を選択される方もいらっしゃいますが、受け口を早く改善したい方にも適した方法です。

ただし、このような装置や裏側矯正(舌側矯正)は、ワイヤー矯正よりも技術や経験の求められる治療方法のため、どこの歯科医院でも行っているわけではありません。
ご希望される方は、治療が可能な歯科医院をしっかりとリサーチしてくださいね。

②マウスピース型矯正

仕事や学校などで忙しく、頻繁に通院することが難しい場合は『マウスピース型矯正』の方が短期間で受け口を改善できる可能性があります。
なぜなら矯正治療は予定通りに通院ができないと、治療期間が延びてしまうからです。その点マウスピース型矯正は、基本的にはご自宅で新しいマウスピースに替えていただくため、通院回数や頻度を少なくすることができます。

③外科手術

受け口が重度の場合でも、外科手術により治療期間を短くしながら改善を図ることができるでしょう。
手術は矯正歯科ではなく、口腔外科で行う必要があります。

当院は、外科手術を要するケースでは提携医療機関と連携しながら矯正治療を行える体制を整えています。
検査や治療計画などについては当院が指揮をとっておりますのでご安心ください。

このようにお口の状態に合わせて、治療期間をできるだけ短くしたいとお考えの方に適した治療方法もあります。
受け口の治療を検討されている方は気軽にご相談ください。

さらに当院では、デジタル技術を活用した『口腔内3Dスキャナ』を取り入れています。
従来は歯の型取りをした後、模型を作ってから対応するなどの工程が必要でしたが、スキャナを用いることで治療がよりスムーズに進められるようになりました。
また、型取りの材料が苦手な患者様のご負担も少なく歯型を取ることが可能です。
(※従来の歯型取りが必要な場合もございますので、一度ご相談ください。)
患者様一人ひとりに合った受け口の改善方法をご提案いたします

まとめ

歯の模型を指差す歯科衛生士

今回は、受け口のデメリットや施術法などについてお話しました。
歯並びや噛み合わせを改善することで、見た目だけではなく健康面でも様々なメリットを得ることが可能です。

渋谷矯正歯科では、患者様の歯並びや骨格の状態に合わせてできるだけ短い期間での治療がのぞめる方法をご提案しております。
「受け口を治したいけど、治療期間が長くなるのではないか心配で…」という方も、まずは当院までご相談ください。
色々な矯正装置や治療方法をご用意し、患者様にとってより良い方法で治療を行えるようにサポートさせていただきます。
ご興味のある方は、どうぞ気軽にカウンセリングにいらしてくださいね。
当医院の治療費用についてはコチラ
カウンセリングの予約フォームはコチラ

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