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ブログ

投稿日:2024.1.19

舌磨きについて 舌苔がつく原因と正しい舌の磨き方

皆さん、こんにちは!
渋谷矯正歯科です(´ー`)

さて今回は、舌磨きについてのお話しです!!
食後に歯磨きを行う方はほとんどかと思いますが、舌は磨いたことはありますか?

じつは、歯と同じように舌にも汚れや細菌がつきます。
そのため、日ごろから正しい舌のケアを行いよりお口を清潔に保つことが望ましいのです!

舌苔とは何か、舌苔がつく原因、舌苔が付きやすい人の特徴やリスク、正しい舌の磨き方をお話しします。

舌苔とは?

舌苔とは、舌につくコケのことです。
通常、舌は健康な状態であればピンク色をしており、うるおいがあります。
しかし、舌苔があると舌の表面は白や黄色、茶色っぽく変色し、汚れにより厚みを増すことも・・・。
そして、舌の表面にうるおいが無い状態になると、舌苔は硬くなりカヒと呼ばれる汚れに変化します。

一見、舌の表面はツルツルして見えますが、味蕾という細かい突起が何個もあり、味を判断しています。
そのため、舌の表面は凸凹しており、食べかすやお口の中にいる細菌が味蕾の間に入り込み蓄積することがあります。
放置しておいても、勝手になくなることはなく徐々に蓄積して分厚くなるので、舌を磨くことが大切です。

舌

舌苔がつく原因

舌苔の原因は主に歯垢や細菌です。

・舌の動きがあまりない
・唾液の分泌量が低下している
・口呼吸
・抗生物質を服用している
・清掃不良
・ストレス
・しっかり噛んでいない
・喫煙

などが挙げられます。

 

それでは、どうして舌苔がつくのか詳しくみてみましょう。

ストレスを感じやすい人

乾燥

舌苔が付きやすいお口の環境は、乾燥です。
食べかすや細菌がお口の中にいても、唾液がしっかり分泌していれば、
「自浄作用」や「抗菌作用」によりある程度は歯だけではなく舌も清潔に保たれます。
しかし、舌を動かす機会が少なかったり、口呼吸をしていたり、しっかり食べものを噛まなかったりすると唾液はなかなか分泌されません。
お口が乾燥すると、食べかすだけではなく細菌が増殖する原因になります。
舌を左右に動かすトレーニングや会話中にお口をしっかり動かすことを意識するだけでも、唾液が分泌されるのを促進できますよ。

抗生物質の服用

長期にわたり抗生物質を服用すると舌苔が付きやすい傾向にあります。
理由は、構成物質の服用によりお口の中にいる細菌の数や種類が変化することがあるからです。
お口の中には、常在菌といって細菌はいるものです。
健康な状態であれば、常在菌が悪さをすることはないのですが、体調や薬により常在菌のバランスが悪くなり、舌苔につながることがあります。

ストレス

ストレスを感じるときも舌苔が多くなる傾向があります。
舌苔の有無で身体の健康状態のバロメーターとなるでしょう。

他にも、喫煙により唾液の分泌が阻害されてしまい舌苔が付きやすい状態になるので注意しましょう。
もちろん、正しい舌の清掃を行えば、舌苔が蓄積されていくことはありませんので、舌のケアを見直すのも大切ですね。

舌苔が付きやすい人の特徴

舌苔が付きやすい人の特徴は、生活習慣が乱れていたり、清掃不良だったりすることが多いです。
しかし、健康な人も舌苔は付きますので、しっかり舌をチェックしましょう。

以下のような人は、舌苔が付きやすい傾向にあります。

・毎食後や就寝前に歯磨きをしない
・やわらかいものばかり好む
・喫煙者
・間食をよくする
・会話が少ない
・お口をポカンと開ける癖がある
・お口周りの筋力が低下している
・身体に疲れが溜まっている

詳しく見ていきましょう!

喋らない人

 

歯磨きの仕方に問題がある

舌を清潔に保つには、お口の中を清潔に保つことが大切です。
舌苔がよく付く方は、歯磨きを見直しましょう。
食事の後はなるべくすみやかに歯磨きを行うことで、歯に食べかすが溜まりにくくします。
食べかすは放置すると、その中で細菌が増殖してやがて細菌のかたまりである「歯垢(プラーク)」に変化します。
歯垢1mg中には、1億個以上の細菌が含まれているとわかっており、むし歯菌や歯周病菌も存在します。
歯に歯垢が溜まるということは、舌にも同じように溜まっている可能性が高いため、まずは適切な歯磨きをすることが大切です。
食後はもちろん、就寝前に歯磨きすることも忘れないようにしましょう!!

なぜ就寝前に歯磨きをしなければいけないかというと
就寝中は唾液の分泌量が低下するため、お口の中にある細菌が増殖して舌苔が多くなりやすいからです(+o+)

やわらかいものが好き

やわらかいものばかり好んで食べる方は、舌苔が溜まりやすい傾向にあります。
理由は、やわらかいものはあまり噛まなくても飲み込むことができるため、唾液の分泌も促されないからです。
唾液が分泌されないと、お口の中にある食べかすや細菌が洗い流されず、お口も乾燥しやすいため、
ファーストフードやコンビニ食だけではなく、和食中心に噛み応えのある食べものも食べましょう。

会話が少ない

会話が少ない方やお口周りの筋力が低下している方は、唾液の分泌量が低下します。
舌を動かす範囲が狭かったり、小さく動かしたりするため、唾液腺が刺激されないからです。
加えてお口を開けて生活していると、より乾燥につながります。

ストレスが溜まりやすい

疲れが溜まっていたり、睡眠時間が少なかったりして身体にストレスが溜まると、
唾液の分泌量が低下して舌苔が付きやすいお口の環境になります。
お口を清潔に保つことはもちろん、心身ともに健康な状態でいることがとても大切だとわかりますね。

 

舌苔を放置するリスク

舌苔は、食べかすや細菌のため、放置するとお口や身体に悪影響を及ぼします。
点ほど説明していきます!

口臭 歯磨き

口臭が発生する

まず、舌苔が多くなると口臭が発生します。
細菌の中でも、歯周病菌が多い場合は特有のガスを発生させるため、口臭の原因となります。
舌の表面はむし歯菌よりも、歯周病菌が増えやすい傾向にあるため、歯を守るためにも舌を清潔に保つことが大切です。

味を感じにくくなる

また、舌苔が多い状態が続くと味蕾が覆われてしまい、味を感じにくくなります。
以前より、食事の味が濃くなった、味が判別しにくくなった方はもしかすると舌苔が多いかもしれません。

誤嚥性肺炎のリスク

さらに、舌苔が多いと「誤嚥(ごえん)性肺炎」を引き起こすリスクが高まる可能性があります。
誤嚥性肺炎は、シニアの方に多く誤って肺にお口の中にいる菌が入り込むことで、引き起こされる病気です。
高熱になったり、咳や痰が多くなったりして死に至ることもある恐ろしい病気です。

身体を健康に保つためにも、お口の中のケアをしっかり行いましょう。

 

舌苔の正しい磨き方

ここからは、舌苔の正しい磨き方をみてみましょう。

舌磨き

 

舌苔の磨き方

舌苔は、舌ブラシを使用するか、やわらかい歯ブラシを使用します。

1,舌を「べー」っと前に出します
2,鏡で舌を確認します
3,舌の奥から手前に向かって、水に濡らしたブラシでやさしく磨きます
4,位置をずらしながら3~4回くらい一定方向に磨きます

 

舌苔を磨くときのポイント

舌苔を磨くときは、一定方向に行うことがポイントです。
誤嚥を防ぐためにも、舌の根元から先端に向かってブラシを動かしましょう。

しかし、歯ブラシや舌ブラシを使用して舌を磨くと、「オエッ」と嘔吐反射が強い方もいらっしゃいます。
そんなときは、舌の先に人差し指を置いた状態で磨くと嘔吐反射が軽減されますよ。

また、歯磨きのときよりもやさしい力で磨くのがポイントです。
舌苔を取り除きたい気持ちはわかりますが、力の入れすぎや1日に何度も磨くことはかえって舌を傷付ける可能性がありますよ。
基本的には、起床後に舌のケアを行い1日1回くらいにしましょう。
舌苔がまったくない方はいないので、多少舌苔がついていても問題はありません( ◠‿◠ )

さらに、歯と違い舌の清掃には歯磨き粉は使用しません。
歯磨き粉の中には、研磨剤が含まれることが多く舌の表面を傷付けることがあるからです。
何もつけずに、優しくこするだけでもある程度汚れはとれますが
舌磨き専用のジェルを使うのもおすすめです!(・∀・)

最後に

ポイント

ここまでブログをご覧いただき、ありがとうございます!
舌磨きについて、参考になればうれしいです(´-`).。oO

舌磨き以外にもフロスや歯間ブラシなどにもご興味がありましたら、こちらの記事でご紹介しております!
ぜひご覧ください(‘ω’)ノ

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