投稿日:2024.9.4
歯並びが悪いと滑舌にも影響するってほんと?
みなさん、こんにちは!
渋谷矯正歯科です(^^)/
みなさんの中に、滑舌が悪く気になっている方いらっしゃいますか?
原因はどこにあるのでしょう。
歯並びが乱れていると舌がスムーズに動かなかったり、空気がもれて発音にも影響が出ることもあります。
今回は、歯並びが滑舌にどのような影響を与えるのかについてご説明していきます。
滑舌や発音の悪さが気になっている方は、歯並びが関係しているかもしれません。
ぜひ、最後までお読みいただき参考にして下さい。
目次
歯並びと滑舌にはどんな関係があるの?
滑舌が良くない原因は舌にあると思われがちです。
ですが、実は歯並びに問題があって滑舌に影響が出ていることも多いのです。
歯並びが整っていないとハキハキとメリハリのある口調でなくなったり、声がこもりがちになってしまったり、発音が聞き取りにくくなるなど歯並びと滑舌には深い関係があります。
歯並びがガタガタしていて整っていない歯並びだと、唇や舌の動きがスムーズにいかなくなってしまって滑舌が悪くなりやすいです。
話すときに唇や舌がスムーズに動くことで聞き取りやすい発音になります。
しかし、歯並びがよくないと舌の動きにくさが出てしまい、言葉の発声を邪魔してしまいます。
歯並びがキレイに整っていても歯並びのアーチが狭いと、唇と舌の動きが鈍くなることで、滑舌が悪くなってしまう原因につながります。
その他にも、上の前歯の裏側に舌を付けて発音する「さ行」「た行」「な行」「ら行」は、出っ歯や反対咬合の場合、正しいポジションに舌がつきにくくなるので発音しづらい傾向にあります。
滑舌がよくない場合のリスクはある?
話すことをコンプレックスに感じる
滑舌がよくないと、相手にも話を聞き取ってもらえないことも多くなるでしょう。
中には、会話を心から楽しめず話すことが嫌になりコミュニケーションが消極的になることもあります。
発音が聞き取りにくい
発音がよくないと、相手側は話が聞き取りにくいことがあります。何度も聞き返されるなど、スムーズにコミュニケーションが進まないことを悩んでいる方もいます。
声がこもりやすい
歯並びの乱れが原因で舌がスムーズに動かすことができない状態にあると、声がこもりやすくなります。
もっとハキハキと話したいのに……、と感じることもあるでしょう。
話すことをお仕事にしたい方にとっては致命的でもあります。
歯の隙間から空気が漏れる
すきっ歯状態の歯並びだったり、噛み合わせときに上下の歯の間に空間があることによって空気がもれてしまい滑舌に影響がでます。
スースーと息が漏れるので正しい発音ができずに会話に苦労したりする機会も増えることでしょう。
歯並びの影響を受けやすい言葉は何?
歯並びが乱れていると全ての音葉が言いにくいわけではなく、言葉の中にも特に影響を受けやすい言葉があります。
「さ行」が連続する言葉は歯並びの状態によっては空気が漏れやすいので、「寿司(すし)」「手術室(しゅじゅつしつ)」など相手に聞き取って貰いにくくなるでしょう。
上の前歯の裏側に舌を位置付けて発音する「た行」も歯並びの影響を大きく受ける言葉です。
前歯の間に隙間があったり、舌の位置を邪魔するような歯並びの場合、声がこもって聞き取りにくいことがあります。
「ら行」の中では「る・れ・ろ」は特に舌を大きく動かして発音する言葉になるため、反対咬合やアーチが狭い歯並びの場合、舌がスムーズに動かせず発音に影響を及ぼす可能性があります。
滑舌に影響がでる歯並びはどんな状態?
歯並びと滑舌には関係があることをお話しましたが、どのような歯並びが滑舌に悪い影響を与えてしまうのでしょう?
歯並びによって滑舌に与える影響が変わってきます。
自分の滑舌が気になっている方は、どのような歯並びが理由で滑舌が悪くなっているのかご自身の状態と当てはめてみましょう。
出っ歯(上顎前突/じょうがくぜんとつ)
上の前歯が前方に突出している状態で「出っ歯」と言われる歯並びです。
特に、上の前歯の付け根付近に舌を付けて発音をする「さ行」「ら行」が言いにくく、声がこもりがちになります。
英語の発音もしにくい傾向にあります。
すきっ歯(空隙歯列/くうげきしれつ)
すきっ歯は、歯と歯の間に空間がある状態で、話したときに口の中から空気が漏れるため滑舌が悪くなりがちです。
上の前歯の隙間が大きいと「さ行」「た行」など息を使って発音をする言葉が聞き取りにくくなります。
英語の場合、空気が漏れてしまうことで本来の発音ではなく、違う単語に聞こえてしまうなどコミュニケーションにも影響が出ることも考えられます。
受け口(反対咬合/はんたいこうごう)
受け口は下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態で、舌の動きが邪魔されることで滑舌がよくなくなります。
上の前歯が下の前歯よりも内側にある受け口では、舌が大きく動く「た行」の舌の動きがスムーズにいかず、聞き取りにくい発音になりがちです。
すきっ歯でなくても、受け口の場合、上下前歯の間から空気がもれやすく「ち」「つ」の発音がしにくい傾向にあります。
さらに受け口の方は、舌を正しい位置に置いて発音ができないため「ぬ」や「ね」などの言葉が言いにくく、下の動きが制限されることで滑舌の悪さを感じる機会も多いことでしょう。
ガタガタした歯並び(叢生/そうせい)
歯並びの列から歯が出ていたり、斜めに傾いていたりなど不揃いでガタガタした歯並びのことを叢生と言います。
叢生の中でも八重歯(やえば)や歯が部分的に重なり合っていたりなどの歯並びであれば、滑舌に大きな影響を与えることはありません。
しかし、歯並びがガタガタとしているところに隙間があったり、上の前歯が重なり合ったりしているなど、発音の時に舌の位置を邪魔するような歯並びの場合には滑舌が悪くなりやすいです。
叢生だから滑舌が悪くなるというわけではなく、歯並びの状態によってどのように発音に影響するのかが決まります。
歯並び以外に滑舌が悪くなる原因は?
歯並びと滑舌の関係性について説明してきましたが、滑舌が悪くなってしまう理由には歯並び以外にもたくさんあります。
では、歯並び以外に何が滑舌によくない影響を与えることになるのでしょう?
舌の動かし方に問題がある
歯並び以外にも滑舌に問題があって起きているケースもあります。
滑舌がいい人は、言葉を発するときに舌がスムーズに上下広範囲に大きく動きます。
しかし、滑舌がよくない人は舌の動きが鈍くあまり動きません。
原因は舌の筋肉の発達が弱かったりすることにあります。
舌の動きも小さくなるため、言葉同士がつながってしまいハキハキした言葉で話すことができません。
声もこもってしまうので相手は聞き取りにくくなることでしょう。
舌の筋力不足が原因であればトレーニングで鍛えることで、正しい発音に改善することができます。
歯科クリニックで対応することよりも、言語聴覚士の方と訓練することになります。
口周りの筋肉に衰えがある
口の周りには口輪筋(こうりんきん)という筋肉があり、話しをする時や顔の表情を作るときにも使っている筋肉になります。
母音を発声するときには口を大きく開ける動作になるので、口輪筋が使えないと口の動きが鈍くなります。
歯並びがよくても、口の周りの筋肉が衰えていることで口が滑らかに動かず滑舌に影響が出ていることもあります。
このような場合、口輪筋を鍛えるトレーニングによって筋力アップすれば滑舌が改善されることだけでなく、顔の表情も豊かになり笑顔もより魅力的になりますよ!
まとめ
いかがでしたか?今回は歯並びと滑舌の関係についてお話ししました。
歯並びについてお悩みの方はぜひ一度、カウンセリングにてご相談ください♪
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