投稿日:2024.3.26
歯列不正によってできる虫歯やトラブル
渋谷矯正歯科です^_^
突然ですが、みなさんは虫歯が出来やすい場所ってご存じですか?
そして、虫歯が発生するメカニズムを知っている方はどのくらいいるでしょうか。
幼少期、歯磨きしないと虫歯になって痛くなるよ!と大人におどかされたことがあると思います。
そのおかげで、ほとんどの方が歯を磨くことを習慣化できています。
それでも虫歯になってしまうことを避けられず、渋々歯医者にいくことになってしまうのです。
虫歯が出来やすいとされているところは3ヶ所あり、歯と歯茎の境目・歯の咬み合わせ部分・歯と歯の間となります。
これ以外にも、虫歯について知っておくことで予防することができます。
今回は、歯列不正によってできる虫歯やさまざまな影響についてお話させていただきます。
目次
虫歯はなぜ出来てしまうのか
ご飯やおやつを食べた後の食べかすに細菌が付着増殖し歯垢ができます。
歯磨きによって食べかすを除去できますが、100%磨ききることはなかなか難しいです。
さらに、歯垢の中にいるミュータンス菌が糖分をエサにして強い酸を出します。
その酸により歯が溶かされ虫歯が形成されます。
その酸により歯のカルシウムイオンが溶け出し、歯の一部が白くなる虫歯を「脱灰」とよびます。
この段階ではまだ初期であり歯を削って治療する必要はありません。
さらに、酸性に傾いた口の中を中和し、初期虫歯をも修復してくれている有能な物質が唾液です。
その他、唾液には食べ物を飲みこんだり、会話をしたり、粘膜を細菌から守ってくれるなど多くの働きをしています。
口の中が一度酸性になってから中性に戻るまで、おおよそ30分〜1時間かかるとされています。
そのため、間食を何度も繰り返していたり、唾液の量が少ない場合は修復しきれず虫歯を形成してしまうことになります。
歯の表面は、人間の体の中で最も硬いとされているエナメル質で覆われています。
それでも穴を開けて虫歯を形成してしまう酸はよっぽどの威力があることがわかると思います。
ここで、最初に触れたミュータンス菌。
生まれたばかりの赤ちゃんには存在しないことは、みなさんご存じでしょか。
ただ、多くの方が母子感染として、スプーンや箸の共有やスキンシップによって子供にうつしてしまうのです。
虫歯ができやすいかできにくいかの境目は、このミュータンス菌の量が鍵を握っているのです。
いずれにしても、糖分を与えなければミュータンス菌は悪さをしません。
間食の取り方や内容を見直したり、歯垢をしっかり取り除けば虫歯が作られることはありません。
歯列不正とはどんな状態?
食生活や生活習慣の変化により、若い年代でも歯列不正が高い確率でみられるようになってきました。
本人に自覚症状がなくても正しい位置で咬めていないと歯列不正からくる不正咬合の診断されてしまいます。
歯科の領域で歯列不正とは、上下の歯の位置がずれていて噛み合わせに異常をきたしたり、
顎の成長に影響したりするような咬合異常の総称をいいます。
そして、歯列不正にも種類があり、子供から大人まで年齢問わず発症する症状になります。
叢生
顎が小さいなど、歯と顎のアンバランスによって、歯が重なり合ってはえてくる状態をいいます。
後からはえてくる犬歯のスペースがなく発生する八重歯もこれに含まれます。
歯列不正の中では最も多く、抜歯が必要になるケースもあります。
顎に対して歯が大きかったり、生え変わりがうまくいかなかったことが原因とされ、
指しゃぶりや爪を噛むなどの習癖も影響するとされています。
上顎前突(出っ歯)
一般的には、上の前歯が下の前歯よりも標準値以上でていることをさします。
遺伝的に上顎の骨が大きかったり、下顎の骨が小さい場合に顎の前後の位置関係によって症状が出ることがあります。
成長期であれば、上顎の成長を抑制したり下顎の成長を促す治療を行います。
下顎前突(受け口)
奥歯で咬んだとき下の前歯が上の前歯よりも出ている状態をさします。
歯並びが原因の歯性と顎の骨が原因の骨格性とに分けられ、3歳くらいまでに症状がみられることもあります。
東洋人に比較的発生頻度が高く、指しゃぶりや頬杖が原因になることもあるとされています。
開口
奥歯が咬み合っていても前歯が咬み合わず、上下の歯の間にすき間がある状態をさします。
オープンバイトとも呼ばれていて、指しゃぶりや口呼吸が原因になるとされています。
また、骨格的な問題から下顎の成長方向が悪い人がなりやすい傾向にあります。
他にも歯列不正には種類がありますが、主にこれらを総称して歯列不正と呼んでいます。
以前はよかったのに歯並びが悪くなってしまった!と突然変化するのではなく、
生まれて気づいたときには今の咬み合わせで食事をしているので、不具合には気づきにくい方もいるかもしれません。
ですが、歯列不正や正常な位置で咬んでいない不正咬合を放置していくのは危険です。
審美面だけではなく、さまざまなトラブルを引き起こしてしまうことをお伝えしていきます。
こちらのブログでは、もっと詳しく説明しております!!
ぜひご覧ください(*‘ω‘ *)
歯列不正によるトラブル
ここからは、歯並びが悪いとどんなトラブルが起こってしまうのかについて
解説していきます。
虫歯
正常な歯並びをしていても先ほどお伝えしたように、口の中が酸性に傾き続ければ虫歯を形成してしまいます。
なかでも特に形成されやすい場所が、奥歯の噛み合わせ部分・歯と歯の間・歯の根本であることは冒頭でもお伝えしました。
さらに、歯列不正で歯が重なり合っていて磨きにくい、もしくは歯ブラシや歯間ブラシがとどかない場所があれば、
そのリスクはかなり高くなります。
また、虫歯の治療をしたとしても磨きにくさは変わらないため、二次虫歯になることが予想されます。
虫歯とセットでよく言われる疾患に歯周病があります。
これは歯を支えている骨が溶けてしまう病気ですが、菌は違えど歯磨きによって防ぐことができます。
さらに、歯周病は歯磨き不足だけでなく、過度な歯への負担によって引き起こされることもあります。
歯列不正によって、特定の歯に負担がかかれば一見正常に見える歯も、
レントゲン撮影によって重度の歯周病にかかっていることもありえるのです。
よく知られているように、歯を失う主な原因は虫歯と歯周病であり、
なかでも虫歯が原因で抜歯になる確率は60%という結果も出ています。
歯を失うことの重大さは経験がないとわかりずらいところはありますが、
もっと歯を大切にしてくればよかった、と嘆く患者さんを歯科に携わり何度もみてきました。
昨今では、歯間ブラシやフロスなど補助用具を習慣的に使っている方が増えてきました。
歯ブラシや歯磨き粉の種類も目的別に合わせるなど数多くの商品が並んでいます。
それだけ、口の中に対する意識が上がってきていることが伺えます。
顎関節症の原因になる
歯が正常に並んでいることで、無理なく正しい位置で食事をすることができます。
歯列不正があると無理な力がかかり、歯がすり減ってきたり欠けてしまったりします。
歯にかかる力は自分の体重の倍以上あるとされていて、その負担を全ての歯で分散できなければ、
負担の多い歯が悲鳴をあげてしまうのは自然であると言えます。
さらに、無理な位置で咬もうとすることから徐々に顎のずれが生じ、顎関節症や顎関節の軟骨がすり減ってしまうこともあるのです。
重症化すれば、歯科の治療だけでは改善できず、外科手術が必要になってしまいます。
消化器への負担
歯並びが悪い場合、食べ物をしっかり咬み砕くことができないため、胃腸への負担はかかってきます。
若いうちはさほど気にならないかもしれませんが、
長期にわたり不正咬合を続けてしまった結果、消化器器官を悪くしてしまう可能性はでてきます。
まとめ
歯科矯正治療は、歯の機能や審美的な改善だけではなく、口腔衛生状態を改善することで、
歯を失ってしまうリスクを予防し、達成させることが期待できます。
歯並びをよくして綺麗にしたいと受診する方はいても、
咬み合わせを正しく治したいと考えて受診する方の方が少ないのではないでしょうか。
12歳くらいで大人の歯が揃い、最期まで使っていくことになります。
80歳を過ぎて自分の歯だけを使って正しく食事をしている人は、社交的であったり、おしゃれであったり、
常に毎日を機嫌よく過ごす傾向にあるという調査報告もあります。
機能面からだけではなく、精神的にも歯並びは大きく関係していることがおわかりいただけると思います。
歯列不正は程度の大小問わず、全身に影響がでてくるといっても大袈裟ではありません。
患者さんの今後の健康面や精神面も見据えて治療を行っていくことができるのが歯科矯正であると思っています。
渋谷矯正歯科って、どんな歯医者さん?
渋谷矯正歯科では、裏側矯正を専門に、ハーフリンガル・
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