投稿日:2024.4.9
歯科矯正のゴムかけには種類がある?
みなさんこんにちは!
渋谷矯正歯科です(^^)/~~~
これから歯の矯正を始めようとしている方も、まだ悩んでいる方も、
そもそも矯正ってどんな治療だろう?と疑問に思う方もいると思います。
想像できないことをするのは不安ですし、治療を続けていくモチベーションも長続きしませんよね( ;∀;)
歯科矯正のなかでも主に行われている方法がワイヤー治療であり、
さらに「ゴムかけ」といって、歯並びや咬み合わせを正しい位置に誘導させるために行われている一般的な治療法があります。
目的を理解したうえで装置を使うことは、長い治療期間をやり切るためにとても重要になります( ◠‿◠ )
目次
歯科矯正の歴史
まず、矯正歯科治療の目的として
「望ましい咬み合わせや骨格構造へ導くことにより、患者さんに快適な口腔機能を提供すること」としています。
患者さん自身が不自由に感じていなかったり、
審美的に気にしていなければ矯正治療に踏み込んでもらうことは難しくなります。
特に歯科矯正は長期間の治療が必要になるため、患者さんの協力なしでの目標達成は難しくなってきます。
ここで少し歯科矯正の歴史をお話させていただくと、
今から300年近く前の1728年に「近代歯科医学の父」と言われるフランス人が、
不正咬合を治療する拡大弧線を著書で紹介したことが始まりとされています。
また1872年に、ある日本人がアメリカ留学をきっかけに歯科医学を身につけてきたことから、
日本に歯科矯正が伝わったと言われています。
かなり前から、咬み合わせについてさまざまな意見が交わされ今に至るということです。
歯科矯正の種類
歯の矯正は、歯や顎の骨にじっくりと弱い力を加えて動かすことで歯並びを整えていきます。
動き方や痛みの度合いに個人差はありますが、綺麗にみせることだけでなく、
矯正治療によって全身や精神面にも良い影響を与えることがわかっています。
矯正の方法にもいくつかあり、どれをとってもメリットとデメリットがあるので紹介していきます。
マウスピース
自分で取り外し可能なマウスピースを使って歯を動かします。
透明で目立たず、食事や歯磨きの時は外すことが出来るため、虫歯をつくってしまう心配がありません。
見た目が気になる方や高齢の方でも始めやすいというメリットがあります。
ただ、装着時間は20時間以上と長く、本人の意志によって結果が左右されてしまうため、
歯の位置を大きく動かしたい場合には不向きになります。
また、経験の少ない歯科医が始めやすいこと、
さらには歯科医師が介在せずインターネット上でマウスピース型製品が販売されているケースもあるため、
信頼のおけるかかりつけ医院に相談することが重要です(・_・)
ワイヤー(表側)
ワイヤーをかけるためのブラケット装置を歯の表側に固定し、ワイヤーを通して歯を動かします。
比較的広範囲の症例に適応出来るため、矯正治療として行われることの多い方法です。
ブラケットの材質は、金属やプラスチック、セラミックがあり歯の色に近いものを使っていることから目立ちにくくなっています。
ですが、周りに矯正治療をしていることを隠したい方は表側に装着することは難しいでしょう。
また、固定式のため虫歯のリスクが高くなります。
定期的な歯科受診やご自身での念入りな歯磨きが必要になります。
ワイヤー(裏側)
治療中であることを知られたくない、仕事に支障がでてしまうという方には、
ブラケットとワイヤーを歯の裏側に通す方法があります( ◠‿◠ )
歯の内側は常に唾液で潤っているため、虫歯や歯周病になりにくいというメリットがあります。
また、内側から引っ張る力が加わるため、前歯を引っ込める治療が得意です。
しかし、内側に装置をつけることは高い技術を必要とするため、表側より少し費用が高くなります。
表側の方が期間が短いと言われていますが
当院は裏側矯正を得意としており、圧倒的に症例数も多いです!!!
表側も裏側も、治療期間は変わりません(^_-)-☆
最終仕上げ・ゴムかけの種類は?
それではここからは、ゴムかけについてお話していこうと思います(^O^)/
ゴムかけとは、矯正治療の中期から後期にかけて行う治療です。
小さな医療用ゴムを上と下の装置にかけて最後の微調整をするイメージです。
状態によってゴムかけが必要のない患者さんもいますが、
出来る限り理想に近づけるため、多くの方に必要となる作業になります。
矯正治療を行い一見歯が綺麗に並んできたように見えても、
実際は上下の歯が咬みあっていなかったりすることから、最終段階でしっかりとゴールまで導くための大切な治療になります。
目的や種類がいくつかあるため、ご紹介していきます。
2級ゴム
上の前歯から下の奥歯にゴムをかけることにより、上の前歯を後方へ引っ張る力がかかります。
そのため出っ歯の治療に行われる治療になります。
3級ゴム
2級ゴムとは反対に、下の前歯から上の奥歯にゴムをかける治療です。
下の前歯を後方に引っ張る力が加わるため受け口の治療に用いられます。
受け口にお悩みの方は、ぜひこちらのブログもご覧ください( ◠‿◠ )
クロスゴム
クロスゴムは、主に交叉咬合の治療に使用されます。
正常な状態で上下の歯を噛み合わせたとき、わずかに上の歯が下の歯よりも外側に出た状態で咬み合うのが普通です。
しかし、これが反対になり、下の歯が上の歯よりも外側に出た状態のことを交叉咬合といいます。
また、矯正治療後に歯並びはよくなったが、上下の歯が上手く噛み合わないなどといったときの微調性にも行います。
上下の歯の表面あるいは裏面にクロスするようにゴムをかけます。
そのため、咬み合わせた際にゴムを咬んでしまうという違和感がでやすいです。
垂直ゴム
名前の通り、垂直にかかる力を利用した方法です。
前歯だけが咬み合わない開口や、歯の傾斜を微調性するときに行います。
上の歯と下の歯にゴムが垂直になるようにかけて使用します。
ゴムにも太さや強度によってさまざま種類があり、顎間ゴムやえらスティックゴムと呼ばれています。
継続して使うことでゴムの強度が落ちてしまうため、基本は1日に2〜3回の交換が必要になります。
また、ゴムかけは自分で着けたり外したりの作業を行います。
慣れないうちは着ける際にゴムが切れてしまったり、紛失したりすることが多いため
外出するときは多めに持ち歩くといいでしょう( `ー´)ノ
ゴムかけの期間
ゴムかけを行う期間は人それぞれで、数ヶ月で終了する人もいれば1年以上かかる人もいます。
上下で歯をひっぱり合うので違和感は出てしまいます。
会話がしづらいといった問題も出てきますが、痛みなどの問題も含めて1週間〜2週間で慣れてくる方が多いようです。
ただし、1日20時間以上着けておくことで効果が発揮されるため、食事や歯磨き以外はゴムを着けておく必要があります。
仮に、何か特別な予定で1日さぼってしまっても大きな支障がでることは少ないですが、
着けない日が増えれば増えるほど矯正が終わる日は伸び、さらにはせっかく整えた歯並びが後戻りしてもとの状態に戻ろうとします。
矯正を始めた頃と違い、目に見えて歯並びが綺麗に変化していくことがわからないため、
ゴムかけを続けるモチベーションが上がらない時期です・・・(◎_◎;)
ただ、最終段階としてこのゴムかけなしで矯正治療を終了することはできません。
辛い時は、主治医や衛生士さんに話して聞いてもらうだけでも楽になるので、遠慮なく相談してみましょう(>_<)
ゴムかけによる痛み
ゴムが歯に力をかけることによって、周りの組織に刺激を与えます。
そのため、痛みがでることも少なくありません。
通常は、ゴムを使い始めた日から徐々に軽減していき数日で慣れてきます。
それでも、痛みが増してきたり数週間経っても痛みに耐えられない場合は主治医に相談しましょう。
鎮痛剤の処方や強度の調整を行ってくれます。
まとめ
今回は、ゴムかけについてお話させていただきました。
矯正治療に、ゴムかけはなくてはならない存在です。
治療期間の短縮や、最終的な噛み合わせの仕上がりを左右する、
治療においての大きな要になります( `ー´)ノ
ゴムかけの位置・タイミング・期間は、患者様それそれ異なりますので
必要な時にスタッフから説明させていただきます(´-`).。oO
ゴムかけの場所が分からなくなってしまったり、ゴムが足りないなど
困ったことがあったら、気軽にお電話ください(*‘ω‘ *)
ゴムかけは、患者様の協力が必要となってきますので
治療期間短縮の為にも、頑張っていきましょう!(^_-)-☆
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渋谷矯正歯科では、裏側矯正を専門に、ハーフリンガル・
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