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投稿日:2024.10.10

出っ歯で噛み合わせが悪いとどんな影響がでる?

こんにちは。渋谷矯正歯科です!

「笑顔に自信が持てない」「食べ物をうまく噛めない」「話すときに前歯が気になる」など、出っ歯噛み合わせの悪さに悩んでいる方は少なくありません。
これらの問題は見た目のコンプレックスだけでなく、健康面にも様々な影響を及ぼす可能性があるのです。
この記事では、出っ歯や噛み合わせの悪さが引き起こす問題その改善方法について詳しく解説していきます。

出っ歯と不正な噛み合わせによる悪影響

歯並びを気にする女性のイラスト

出っ歯で噛み合わせが悪いと、主に以下のような問題を引き起こします。

1.顎関節症のリスク

出っ歯や噛み合わせが悪いと、顎の関節に不均一な力がかかりやすくなります。
これが原因で顎の痛みや違和感を感じることがあり、ひどい場合には顎関節症と呼ばれる状態を引き起こすのです。
顎関節症は、口を開けたり閉じたりするときに音がしたり、顎がスムーズに動かないと感じることがあります。
こうした症状は、食事や会話中に特に気になることが多く、日常生活にストレスを与えることが多いです。

2.頭痛や肩こりの原因に

噛み合わせが悪いと、噛む力がうまく分散されず、特定の部分に過度の負担がかかります。
その結果、顎の周りの筋肉が過度に緊張し、頭痛や肩こりを引き起こすことがあるのです。
特に、咬筋(こうきん)側頭筋(そくとうきん)といった噛むための筋肉が硬くなることで、全身のバランスが崩れ、首や肩、さらには背中や腰にも痛みが波及することがあります。

3.食べ物をうまく噛めない

出っ歯が原因で前歯が噛み合わないと、食べ物をしっかり噛むことが難しくなります。
これにより消化不良を引き起こす可能性があり、栄養吸収が悪くなるのです。
また、硬い食べ物を避けるようになり、食生活が偏ってしまうこともあります。
食べ物をしっかり噛むことは、消化器官への負担を減らし、栄養を効率的に摂取するために重要なのです。

4.顔の歪み

出っ歯や噛み合わせの悪さが長期間放置されると、顔の筋肉や骨格に影響を及ぼすことがあります。
特に片方の顎にばかり力がかかると、顔が歪んでしまうことがあるのです。
これにより、顔の左右非対称が目立つようになったり、口元が突出して見えることがあるかもしれません。
こうした変化は見た目だけでなく、顔全体の筋肉や骨の健康にも影響を与えます。

5.虫歯や歯周病のリスク増加

歯並びが悪いと、歯の間や歯と歯茎の境目に歯垢が溜まりやすくなります。
特に出っ歯の場合、前歯の裏側や奥歯の隙間などが磨きにくく、プラーク歯石が溜まりやすいです。
その結果、虫歯や歯周病のリスクが増加し、歯の健康が損なわれる可能性があります。

6.発音の問題

出っ歯や噛み合わせの不均衡が原因で、発音に影響が出ることがあります。
特に、「サ行」や「タ行」など、舌を使う音が不明瞭になりがちです。このため、話し方が変わってしまい、他人に理解されにくくなることがあります。
発音の問題は、特に仕事や日常生活においてコミュニケーションの障害となることがあり、自信を失う原因にもなるでしょう。

7.睡眠の質の低下

出っ歯や噛み合わせの悪さは、寝ている間の無意識の食いしばり歯ぎしりを引き起こすことがあります。
これらは睡眠の質を低下させ、朝起きたときの疲労感や顎の痛み、頭痛の原因となることがあるのです。
また、睡眠中の無意識な行動が自律神経を乱し、長期的には全身の健康に影響を与える可能性があります。

8.自律神経の乱れ

噛み合わせの問題は、自律神経にも影響を与えることがあります。
特に、睡眠の質が低下すると体のリズムが崩れ、自律神経が乱れることがあるのです。
これにより、疲れやすくなったりイライラしやすくなったりといった症状が現れることがあります。
また、ストレスの増加や集中力の低下といった精神的な影響がでる可能性も高いでしょう。

9.口呼吸のリスク

出っ歯により口が閉じにくくなると、口呼吸になりやすくなります。
これにより、さらに歯並びが悪化する可能性があるのです。
また口呼吸は口腔内の乾燥を引き起こし、虫歯歯周病のリスクを高める可能性があります。
そして、口臭の原因にもなるのです。

出っ歯と悪い噛み合わせを治す方法

大きな歯の模型を両手で持つ歯科衛生士の手元

出っ歯や噛み合わせによる悪影響に対処するためには、専門的な矯正治療が有効です。
矯正治療にはいくつかの方法があり、それぞれに特徴とメリットがあります。
ここでは、主要な矯正治療法について詳しく説明します。

専門的な矯正治療

ワイヤー矯正装置の歯の模型

①ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯にブラケットを装着し、ワイヤーの力で歯を理想の位置に移動させる治療法です。
矯正装置が歯の表側に装着される「表側矯正」と、目立ちにくい「裏側矯正(舌側矯正)」の2種類があります。
治療期間は個人差がありますが、2〜3年程度かかることが一般的です。
ワイヤー矯正は、多くの矯正ケースに対応できるため、確実な改善を期待できます。

②マウスピース型矯正

マウスピース型矯正は、透明なマウスピースを使用して歯を移動させる方法です。
取り外しが可能で目立ちにくいのが特徴であり、特に見た目を気にする方に人気があります。
治療期間は2~3年程度で、ワイヤー矯正と比較して違和感が少なく、日常生活に支障をきたしにくい点が魅力です。

③部分矯正

部分矯正は、特定の歯だけを対象に矯正治療を行う方法です。
主に軽度の出っ歯や噛み合わせの不具合に対応し、治療期間は比較的短い1年〜1年半程度になります。
部分矯正は、治療範囲が限定されるため、費用や治療期間を抑えたい方に適しているでしょう。

④外科的矯正治療

外科的矯正治療は、顎の骨の位置や形状に問題がある場合に行われる治療法です。
外科手術にて顎の骨の位置を調整することで、噛み合わせや顔のバランスを改善します。
この方法は、顎の骨格自体に問題があるケースに適用され、根本的な改善が期待できるのです。

自力での改善法

鏡を見ながら口腔筋トレーニングする女性

矯正治療を受けることが難しい場合や、軽度の問題を改善したい場合には、以下の方法も有効です。
ここでは、口腔筋トレーニング生活習慣の見直しについて説明します。

口腔筋トレーニング

口腔筋トレーニングは、口周りの筋肉を鍛えることで、歯並びの改善を図る方法です。
特に、口元の筋肉の発達が不十分な場合に効果的となります。
しかし、効果が現れるまでには時間がかかり、正しい方法で行わないと逆効果となるでしょう。
専門の歯科医師の指導のもとで適切に行うことが重要です。

生活習慣の見直し

日常生活の習慣を見直すことで、出っ歯の進行を防ぐことができます。
例えば、食生活の改善、姿勢の矯正、口呼吸の改善です。
特に、口呼吸は出っ歯の進行を助長するため、鼻呼吸を意識することが大切になります。
また、固い食べ物を噛む習慣をつけることで、口周りの筋肉を鍛える効果も期待できるでしょう。

注意点

自力での改善法は、専門的な矯正治療に比べて効果が現れるまでの期間が長く、またリスクも伴います。
特に、正しい知識や方法が欠如している場合、かえって症状が悪化する恐れがあるのです。
そのため、まずは歯科医師に相談し、自分に合った治療法を選ぶことが最も重要です。
専門的な矯正治療を受けながら併用することで、確実かつ安全に出っ歯や噛み合わせの問題を解消することができます。

まとめ

歯の模型の前歯を指差す歯科医師

出っ歯や噛み合わせの悪さは、見た目の問題だけでなく、顎関節症や頭痛、肩こり、食事時の問題、顔の歪み、虫歯や歯周病のリスク増加などの健康面にも様々な影響を及ぼすのです。

治療方法には、ワイヤー矯正マウスピース型矯正部分矯正外科的矯正治療があり、どれも改善が期待できます。
症状が気になる方は、まずは歯科医師に相談し、自分に合った治療法を選ぶことが大切です。
早めの対応で、健康的な口元を取り戻しましょう。
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