投稿日:2025.2.19
正しい歯並びと前歯の前後の関係は?
皆様、こんにちは。
渋谷駅東口から徒歩3分のところにある渋谷矯正歯科です。
「前歯の正しい噛み合わせってどのような状態?」と気になっている方へ。
歯並びや噛み合わせには基準があり、正しい状態を維持することは、見た目の美しさはもちろん身体の健康を保つために大切なことです。
今回は、正しい歯並びの状態、前歯の前後の関係、正しい歯並びのメリットなどを解説します。
渋谷矯正歯科の治療内容はこちらをご覧ください。
目次
正しい歯並びとは?
正しい歯並びとは、さまざまな条件が重なっていることで成り立っています。
歯並びは顔の印象を左右することもあるため、チェックしてみましょう。
上下の正中がそろっている
中心の前歯が並んだときにある線のことを正中線とよびます。
この正中線が上下ぴったり合っている状態が正しい歯並びの基準のひとつです。
歯並びが悪いと上下の正中線はずれてしまうため、にっこり笑った時の見た目が乱れます。
また、一見上下の正中がそろっている場合でも左右どちらかに大きくずれているケースもあります。
そのため、鼻の下にある線(人中)と前歯の正中がそろっていることもチェックしてみましょう。
左右の歯の本数が同じ
左右の歯の本数が対象でないと歯並びが乱れる可能性があります。
永久歯では中心の前歯を1番と数えて、7番目の歯まで生えます。
左右どちらかの歯の本数が少ないと上下の正中線がずれてしまうリスクが高まります。
たとえば、生まれつき歯の本数が少ない(先天性欠如歯のある)方もいらっしゃいます。
中心の前歯から数えて2番目や5番目に多い傾向があります。
また、8番目の親知らずが生えてくる方もいらっしゃいます。
7番目の歯は12歳くらいまでに生えるのですが、それよりも遅く18歳くらいで8番目の歯が生えることがあり気付かないこともしばしばあります。
すると、左右どちらかの歯が手前に押されてしまい前歯が出てきてしまうこともあります。
左右の歯の本数がそろっていることも歯並びや噛み合わせが整う条件になります。
前歯の噛み合わせの状態
前歯の噛み合わせは、2~3mm上の歯が下の歯に覆いかぶさっているのがよいとされています。
上の前歯の先端が少しだけ下の前歯に覆いかぶさっているのがよい状態で、少しもかぶさっていないのはよくない噛み合わせです。
上下の前歯の先端で噛んでしまうことを「切端咬合」と呼び、反対に深い噛み合わせになった状態を「過蓋咬合」と呼びます。
他にも、上下の噛み合わせが反対になった状態は「反対咬合」と呼び悪い歯並びに分類されます。
奥歯の噛み合わせの状態
奥歯の噛み合わせは、1本の歯に対して2本の歯が噛み合っている状態がよいとされています。
また、上の歯が下の歯よりも少しだけ頬側に位置するのが正しい噛み合わせです。
見た目はしっかり噛めているようでも、横に動かすとすべってしまったり、ギリギリと音が強くなったりする場合は噛み合わせが適切ではない可能性があります。
一部だけが強く噛み合っていることが考えられますので、一度診てもらいましょう。
放置しておくと一部の歯や顎に負担がかかり顎関節症を引き起こすリスクが高まります。
上の前歯は2~3mm出る
前歯は出ていない方がよいと考える方もいるかもしれませんが、上の歯の方が下の歯よりも前方に出ている状態が正しい歯並びです。
下の歯よりも上の歯の方が2~3mmくらい前方に出ている状態が正しいのです。
これよりも上の前歯が前方に出ていると上顎前突(出っ歯)に分類されますので、前歯の出方が気になる方は矯正歯科にご相談ください。
歯並びがU字型
お口を開けた状態で、歯がU字型に並んでいるのが正しい歯並びになります。
歯並びが乱れていると、U字型ではなくV字型や、角ばったりして歯並びがみだれることがあります。
そのため、歯並びや噛み合わせを改善する歯列矯正ではU字型に並ぶように整えます。
歯並びを改善する表側矯正のワイヤーはU字型になっており、V字型や角ばりのある歯並びをU字型に並ぶように誘導します。
歯と歯の間に隙間がない
歯と歯の間に隙間があると悪い歯並びに分類されます。
歯と歯の間はぴったり引っ付いているのですが、1本でも歯が捻じれたり、生える位置がずれていたりすると歯と歯の間に隙間ができてしまいます。
歯と歯の間に食べものが詰まることが多い方は、もしかすると歯並びが乱れているかもしれません。
前歯の前後関係
ここからは前歯の前後関係を詳しくみていきましょう。
横から見た状態
横から歯並びを見ると、上の前歯が下の前歯よりも2~3mm前に出ています。
唇を閉じた状態では上の前歯が前方に出ているとはわからないでしょう。
横顔のラインは矯正歯科ではとても重要視されており、鼻の先と顎の先端を結んだ線(Eライン)の内側に上下の唇がある状態をめざします。
Eラインよりも唇が飛び出てしまうと正しい歯並びでない可能性が高いです。
歯列矯正で口元を引っ込めたい方はこちらの記事も参考にしてください。
前から見た状態
前から前歯を見たときは、噛み合わせが正しいと上の歯の方が先に目に入ります。
そして、上の前歯の先端のラインが唇のラインと並行になっている状態が正しい歯並びといわれます。
このラインのことをスマイルラインと呼び、前歯が長すぎたり、捻じれたりしているとスマイルラインが乱れることがあります。
正しい歯並びのメリット
正しい歯並びを保つことには以下のようなメリットがあります。
ここからは、正しい歯並びのメリットをみていきましょう。
歯並びが悪いと起こる弊害についてはこちらの記事をご覧ください。
見た目に自信が持てる
正しい歯並びは見た目が美しくお口元に自信が持てるでしょう。
お口元に自信が持てることで、にっこり歯を見せて笑顔になる回数も増えます。
第一印象がよい
歯並びが悪い方に比べて歯並びがよい方が第一印象はよくなる傾向にあります。
特に、グローバルに活躍したい方は早めに歯並びを改善されることをおすすめします。
なぜなら、欧米では歯並びがよいことは当たり前とされており「どうして歯並びを改善しないの?」と悪い歯並びを見て疑問に思われる方が多い傾向にあります。
また、歯並びがよいことで「しっかりしている」「責任感がありそう」など前向きな印象を持たれる傾向があるため仕事の面接や大学の入試で有利になるかもしれません。
しっかり噛める
歯並びや噛み合わせが整っていると食事に支障が出にくいです。
自分の歯で好きなものをいつまでも噛んで食べることは、栄養面だけではなく幸福度も高めてくれるでしょう。
歯の寿命
歯並びがよいと、食べものが歯と歯の間に詰まりにくく、歯磨きがしやすい傾向にあります。
そのため、むし歯や歯周病などから歯を守りやすいかもしれません。
身体のバランスが整う
噛み合わせがよいと身体のバランスが整いやすいとわかっています。
めまいや頭痛、腰痛など何をしても改善しなかった方はもしかすると悪い歯並びが原因かもしれません。
すべての歯で均等に噛みしめることができると、身体にも力が入りやすく余計な筋肉や関節を使用しなくてもよいため、身体のバランスを保ちやすいのです。
正しい歯並びを保ってお口と全身の健康を保とう!
悪い歯並びを放置しておいても自然に歯並びが改善されることはなく、歯や顎、全身の健康を脅かすことがあります。
歯並びの見た目はもちろん、正しい噛み合わせを保つことはとても重要であるとわかりましたね。
渋谷矯正歯科グループでは年間5,000件以上のカウンセリングを行っており、患者様のお悩みに寄り添った治療計画をご提案しております。
正しい歯並びかよくわからない、一度診てもらいたいなど少しでも気になることがありましたらご相談にお越しください。
WEBでは24時間ご予約を受け付けておりますので、ぜひご利用ください。
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