投稿日:2024.3.24
マウスピース矯正で顔の歪みは改善できる?
みなさんこんにちは!!!
渋谷矯正歯科です(^^)/~~~
このブログを読んでいる方は、最近流行りのマウスピース矯正、気になっていると思います!!
その中でも、マウスピース矯正をする時に、顔の歪みも改善したいと考える方もいらっしゃるかもしれません。
マウスピース矯正はさまざまな症例に適応していますが、顔の歪みの改善も可能なのでしょうか(*_*)
顔の歪みの原因はいくつかあり、原因によって改善方法も異なります。
マウスピース矯正が適応範囲となるかどうかは、その原因によって変わってきます。
では、一体どのような原因のものであれば、マウスピース矯正で顔の歪みの改善が可能なのでしょうか。
具体的な原因と、マウスピース矯正で改善が可能な症例について解説します( ◠‿◠ )
またマウスピース矯正で改善が難しい場合は、どのような方法があるのかについても解説するので
ぜひ参考にしてください(*‘ω‘ *)
目次
マウスピース矯正の特徴
マウスピース矯正で歯列が整う時には、どのようなことが起きているのでしょうか。
マウスピース矯正の基本的な歯の動かし方をここから説明していきます(‘ω’)ノ
マウスピースを交換して歯の位置を動かす
マウスピース矯正では、透明なシートを歯列の形に整形し、これを交換することによって歯の位置を動かします。
マウスピースは一つ一つ少しずつ形が違います。
これを付け替えながら、あいている方向へ歯を押し出す力を利用し、最終的に理想的な歯列へと近づけます。
1日20時間~22時間の装着が必要ですが、透明でとても目立ちにくいため、お仕事中につけていても気づかれにくいです。
古くからあるワイヤー矯正と比べ、とても見た目が良いのが特徴です。
マウスピース矯正に限らず、歯列を矯正する時は、歯根膜という膜が鍵になります。
この歯根膜に力をかけることで、歯がうわっている歯槽骨という骨が吸収と増生を始めます。
歯根膜が押された方の歯槽骨は吸収を始め、引っ張られた方の歯槽骨は増生を始めるため、歯が理想の方向に動くという仕組みです。
骨格性の歯列不正は適応症例外
マウスピース矯正は上記のように、歯の位置を動かすための矯正方法です。
そのため骨格ごと前に出ているような歯列不正は基本的に適応範囲外となります。
歯だけが前に出ている歯列不正なこと歯性の歯列不正といい、
骨格ごと前に出ている歯列不正のことを骨格性の歯列不正といいます。
こちらのブログではもう少し詳しく、マウスピース矯正の特徴について解説しています。
そして!こちらのブログでは、マウスピース矯正の適応症例について画像付きで解説( `ー´)ノ
是非ご覧ください!!
顔のゆがみの原因
顔貌のバランスはさまざまな条件によって成り立っています。
では顔が歪んでいると感じられる時、一体どのような原因があるのでしょうか。
歯列によるもの
歯が傾いて前に飛び出しているような出っ歯、歯列の一部が内側に入り込んでいる状態など、
歯性の歯列不正は、顔の歪みの原因になります。
また八重歯なども、口を閉じた時に顔の歪みと考える方もいらっしゃるかもしれません。
骨格によるもの
顎の骨が骨格こと前に出ている骨格性の歯列不正も顔の歪みの原因になります。
また、前後の関係だけでなく、骨格の左右のバランスが悪いというケースもあります。
骨格の歪みにはさまざまな原因が考えられますが、最近では普段の癖など、
小さな原因が積み重なって起こるという研究結果もあります。
筋肉によるもの
骨格の位置が問題なくても、片側噛みなどで片方の筋肉ばかり使用すると、顔の歪みの原因になります。
また左右差はなくても強く張ったエラなどを顔の歪みと考える方もいらっしゃるかもしれません。
また筋肉の使い方は骨格に影響を及ぼすため、筋肉の使い方によって骨の成長に差が出て、
骨格性のアンバランスとなってしまうこともあります。
むくみなど
リンパ液の流れや血流の悪さなどで顔がむくみ、顔の歪みとして感じられることもあるかもしれません。
顔のゆがみを改善するには
では、顔の歪みを改善するためには具体的にどのような方法があるのでしょうか。
歯列矯正
顔の歪みを改善するために、歯列矯正が有効なこともあります。
歯の位置を変えるために、大人になってからはマウスピース矯正やワイヤー矯正が選択されますが、
子供の頃はこれに加え、顎の骨格自体を成長によって整える方法を選択することができます。
例えば下顎前突の場合は、上顎の成長を促し、下顎のサイズに上顎のサイズを合わせることによって、
歯列不正や顔の歪みを改善するなどの方法が可能です。
外科的矯正
もし骨格によって顔の歪みが生じている場合、上記のように、
子供の頃は矯正器具を使って顎のサイズを整える矯正方法が選択できます。
しかし、大人になり顎の成長が止まってしまうとこの方法は選択できません。
この場合は外科的矯正といって、顎の骨を削るなどの外科的な手術をする必要があります。
場合によってはきちんと病名がつき、保険適用となるケースもある治療法です。
筋肉トレーニング
もし筋肉によって顔の歪みが生じている場合は、顔の筋肉トレーニングなどによって改善が可能なケースもあります。
最近では自宅で行える顔の体操など、さまざまな方法が紹介されるようになりました。
また顎関節症も筋肉のアンバランスによって起こることがあるため、
顎関節症の改善としての筋肉トレーニングなども有効な方がいらっしゃるかもしれません。
興味がある方は、ご自分の状態に対して有効なのかどうか、まずは歯科医師に相談してみましょう。
ボトックス注射
ボトックス注射というのは、ボツリヌス菌の毒素を筋肉に注射し、
その場所の筋肉の働きを弱めることによって様々な症状の改善を行うものです。
ボトックス注射は、筋肉による顔の歪みの改善に有効です。
筋肉に力が入ってしまい硬直してしまう方の治療、
筋肉に力が入ることによってしわがよってしまう方のしわを取る美容医療の分野などでも使われています。
最近では歯科の分野でも取り入れられるようになり、
エラの除去など顔の歪みの改善だけでなく、顎関節症の治療法にも使われています。
マッサージや鍼治療など
血液の流れが悪くて顔の歪みが生じる、リンパの流れが悪くて顔の歪みが生じる方には、
マッサージや破裂治療などが有効なこともあるでしょう。
マウスピース矯正で顔のゆがみが改善する理由
顔の歪みが様々な原因で起こりますが、マウスピース矯正が顔の歪みに有効な理由は以下です。
歯並びが整うから
マウスピース矯正は歯並びによる顔の歪みに有効です。
例えば歯だけが前に斜めに傾いている出っ歯のケース、犬歯が横に飛び出している八重歯など、
歯によって顔貌に影響があるタイプの歪みはマウスピース矯正で改善ができます。
歯性の歯列不正でなく、骨格性の歯列不正の場合で起こる顔の歪みなどに対しては、
他の方法でのアプローチが有効ですので注意が必要です。
噛み合わせが整うから
歯列矯正の目的は、歯の見た目の形を整えるだけではありません。
上下の歯の噛み合わせのバランスを整えるのも歯列矯正の重要な目的です。
上下の歯の噛み合わせが整うと、筋肉に余分な力がかからなくなります。
これにより筋肉のバランスが整い、顔の歪みが改善する可能性があります。
まとめ
マウスピース矯正は歯の傾きなどによって起こる顔の歪みに対して効果を発揮します。
またマウスピース矯正では上下の歯の噛み合わせも整えるため、
これによって噛み合わせとともに筋肉の動きが整い、顔のバランスが良くなることもあります。
顔の歪みの原因にはさまざまあり、場合によっては外科的矯正を行ったり、
筋肉の体操を行ったりなどが有効なケースもあります。
もし顔の歪みがあり、マウスピース矯正が有効かどうか知りたい方はまず原因を突き止める必要があります。
当院では顔の歪みが気になる方に対し、マウスピース矯正が可能かどうかについてのご相談を承っています。
治療をご検討中の方はぜひ一度当院にご相談ください。
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