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投稿日:2025.1.17

開咬(オープンバイト)は矯正で治せる?原因と治療方法について

皆様、こんにちは。
渋谷駅から徒歩3分にある「渋谷矯正歯科」です。
「上下の歯をしっかり噛み合わせていても隙間ができてしまう……。」
このような歯並びでお悩みの方は開咬(オープンバイト)の可能性があります。
このような歯並びは矯正治療で改善することができます。
今回は、開咬の特徴や原因、矯正治療で改善するメリット、治療方法などを解説します。

開咬とは?

オープンバイトのイラスト

開咬とは、上下の歯と歯の間に隙間ができている状態をさします。
歯全体的に隙間ができることもあれば、上下の前歯だけに隙間ができるケースもあります。
開咬になると前歯の見た目が気になることでコンプレックスを抱える方も少なくありません。
そればかりか、上下の歯の間から空気が漏れ出して滑舌が悪くなったり、食べものが零れ落ちやすくなったりすることもあり、生活に支障がでてお困りの方も多いでしょう。

開咬の原因

原因と書かれた吹き出し

開咬になる原因は、顎の骨、歯、身体の問題、癖や生活習慣の乱れが主に挙げられます。
ここからは、詳しく開咬の原因をみていきましょう。

骨格の問題

まず、ひとつめは骨格の問題です。
顎の骨が健全に成長しないと開咬(オープンバイト)になるリスクが高まります。
骨格は遺伝により決まることがあるため、両親どちらかが開咬になっているとお子様も開咬になる可能性があります。
ただし、骨格が問題で開咬になる場合は徐々に変化するため気付かない方も少なくありません。
上の顎は頭の骨と一緒に12歳くらいまで、下の顎は身体の成長と共に18歳くらいまで変化するため両親が開咬であれば長期間にわたり様子を見ることも大切です。

歯の問題

次に歯の問題により開咬になるケースを説明します。
上下の歯を噛み合わせたときに前歯に隙間ができて、奥歯はしっかり噛み合っている場合には奥歯の噛み合わせの位置が高すぎることが考えられます。
奥歯が高くなる原因は、さまざまですが親知らずが生えてくることで噛み合わせの位置関係が変わることがあります。
親知らずは、永久歯でもっとも遅くに生えてくる奥歯で15歳をすぎると生えることから気付かない方も少なくありません。
そして、親知らずは生えるスペースが限られていることから斜めに生えて噛み合わせが乱れることがあります。
また、前歯の長さが短い場合はしっかり前歯が噛み合わないこともあるのです。
他にも歯ぎしりや食いしばりなどで前歯がすり減ってしまい上下の歯がしっかり噛み合えないこともあります。

身体の問題

もうひとつは、身体の問題が挙げられます。
身体の問題とは、花粉症や鼻炎などのことです。
歯並びがよくても花粉症や鼻炎により口呼吸が続くと、上下の歯並びが徐々に乱れて開咬になるリスクが高まります。
口呼吸は、しっかり唇を閉じられずに呼吸する状態のことで舌が前に出たり、歯が唇側に傾斜したりするリスクがあります。
その結果、上下の前歯がしっかり噛み合わなくなることもあるのです。

癖や生活習慣の乱れ

癖や生活習慣の乱れにより開咬になることがあります。
以下のような癖や生活習慣がある方は、注意が必要です。

  • ・舌で前歯を押す癖
  • ・指を噛む癖
  • ・上下の唇を噛む癖

このような癖が続くと歯並びが悪くなるリスクが高まります。
指しゃぶりは赤ちゃんのころにはよくみられる光景ですが、歯並びを悪くすることがあるので改善することが望ましいです。
3歳以下のお子様には無理やりやめさせることで、不安や恐怖など心身的なストレスを与えてしまうことがあるため、乳歯が生え揃ってきた3歳以上のお子様には「そろそろお兄ちゃん・お姉ちゃんになったからやめようね」など前向きなお声かけをして改善することが大切です。
また、爪噛みや唇を噛む癖なども歯が傾斜して噛み合わせが崩れることがあります。

開咬を矯正治療で改善するメリット

メリットと書いたメモ

開咬を矯正治療で治すことはできますので、悩まれている方は一度矯正歯科にご相談にお越しください。
矯正治療で開咬を改善することで、以下のようなメリットを得ることができます。

コンプレックスがなくなる

上下の歯の間に隙間が空いていると見た目にコンプレックスを抱える方も少なくありません。
隙間ができていることが気になって歯を見せて笑うことがおっくうになったり、口元を隠したくなりマスクが手放せなくなったりすることも。
歯並びが気になると自分にも自信が持てなくなるため、性格が暗いと感じられることもあるでしょう。
しかし、歯並びが整うと口元にも自分にも自信が持てるため笑顔が増えて性格が明るくなったと感じられるようになることがあります。

横顔が整う

矯正治療は歯並びの見た目や噛み合わせが整えられることはもちろんですが、顔の見た目も変化することが期待できます。
横から顔を見たときに鼻の先と顎の先端を結んだ線をEラインと呼びます。
このEライン上に上下の唇が触れていることが美しい横顔と判断される基準となっています。
しかし、歯並びが悪いと横顔の美しさが乱れることがあるのです。
開咬になる原因にもよりますが、上下の歯が前方に出てしまい噛み合わなくなった場合は口元がゴボっと出てしまうことで横顔にも悪影響を与えてしまうのです。

しっかり噛める

しっかり噛み合わせることができない開咬は、前歯で食べものを噛み切ることが難しくなります。
奥歯では食べものをすりつぶすことも困難になるでしょう。
開咬の方は、しっかり食べものを噛めないため食べたいものにも制限が出る場合も。
また、食べものがしっかり噛めないまま飲み込むことも出てくるため胃や腸に負担がかかることもあり、栄養が吸収されにくくなるリスクもあります。

滑舌がよくなる

上下の歯の間に隙間があるとお口の中から空気が漏れ出してしまい滑舌が悪くなる方もいらっしゃいます。
空気がお口の中から漏れ出すため、「ラ行」「タ行」「サ行」などの音が不鮮明になることも。
矯正治療で歯並びが整えば空気が漏れ出すことがなくなり、滑舌がよくなったと感じられるかもしれません。

むし歯や歯周病のリスクが減る

開咬の方は、口呼吸になる傾向がありむし歯や歯周病のリスクが高まります。
口呼吸の方は唾液の分泌量が減るため、唾液による「自浄作用」や「抗菌作用」が十分に得られなくなりお口の中を清潔に保ちにくくなるのです。
また、むし歯や歯周病の主な原因は歯垢(プラーク)ですが、開咬により歯並びが乱れていると歯に食べかすが詰まりやすく歯磨きがしにくくなり歯垢が溜まりやすい状態が続きます。
そのため、歯並びを整えることで歯垢が溜まりにくい環境にしてむし歯や歯周病になるリスクを低減することも可能です。

身体の不調が改善する

開咬は噛み合わせが悪い状態と言えます。
噛み合わせが悪いと身体のバランスが崩れるリスクが高まります。
たとえば、重い荷物を持ち上げるときにグッと歯に力が入ると思います。
そのときに、噛み合わせが悪いと全体の歯に力が分散されないため、肩や首など普段使わない筋肉に力を入れなくてはならなくなります。
その結果、肩こりや頭痛、腰痛など身体の不調が引き起りやすくなることも。
歯並びを整えることは身体の不調を改善することにもつながりますよ。

矯正治療の方法

矯正された歯のイメージイラスト

開咬は矯正治療で改善することができます。
当院では、以下の方法で歯並びを改善することが可能です。

表側矯正

歯の表側にブラケットやワイヤーを貼り付けて歯並びを整えるポピュラーな治療
当院の表側矯正についてはこちらよりご覧ください。

裏側矯正(舌側矯正)

歯の裏側にブラケットやワイヤーを貼り付けるため目立ちにくい治療
当院の裏側矯正(舌側矯正)についてはこちらよりご覧ください。

マウスピース型矯正

取り外しができて装置が透明のため目立ちにくいのが特徴
当院のマウスピース型矯正についてはこちらよりご覧ください。

開咬の状態により向き不向きの装置もありますので、まずはご相談ください。

外科手術

骨格的な問題がある場合は、提携している医院で顎の骨を削る外科手術を受けていただきます。
その後、矯正装置を用いた歯列矯正に移行していただきます。
当院の外科矯正についてはこちらよりご覧ください。

開咬は矯正で治せるため早めにご相談ください!

歯科医院イメージイラスト当院では患者様にぴったりの矯正装置で開咬を改善することが可能です。
開咬になった原因をカウンセリングや精密検査で把握して、より精度の高い治療をご提案させていただきます。
平日は20時30分、休日は18時まで診療を行っておりますのでご都合のよい時間にご予約ください。
カウンセリングのご予約はこちらから>>>

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