投稿日:2024.10.3
歯科矯正によって老け顔になってしまうのはどうして?【対策と原因】
こんにちは。渋谷矯正歯科です☆
「歯科矯正をすると老け顔になるって本当?」と気になっていませんか?
歯並びや噛み合わせを整えることはお口や全身の健康にとってメリットが多く存在しますが、その結果老け顔になってしまう可能性があれば、どうしても治療を躊躇してしまうでしょう。
こちらのページでは歯科矯正によって老け顔になってしまった原因や対策について注意点を含めながらまとめました。
治療の体験談を見て不安になっている方や治療中をご検討中の方はぜひご参考ください。
目次
歯科矯正をしておこる老け顔に見えやすい5つの原因
歯科矯正は仕上がりに個人差があり、なかには治療前よりもお顔の印象が老けたと感じる方もいます。
その主な原因は以下の5つです。
ほうれい線が濃くなった
重度の出っ歯や受け口などの場合、矯正治療をして前歯を内側に倒すと前方に引っ張られていた皮膚のたるみでほうれい線が濃くなることがあります。
治療を先延ばしにするとそのぶん皮膚が伸びて治療後にほうれい線が目立ちやすくなるため、それを防ぎたい方にはできるだけ早めの治療がおすすめです。
表情筋の衰え
矯正治療中は痛みを伴う機会が少なくありません。
とくに調整直後の1週間は歯に力がかかった状態が続くため、痛みが強まる傾向にあります。
治療中は柔らかいものばかりを口にしたり、装置の見栄えなどを気にして思いっきり笑うということがしにくくなるため、表情筋が衰えて治療終了時に老け顔に見えることがあります。
噛み合わせの変化
噛み合わせに偏りがあると過度に使用する筋肉が大きくなります。
矯正治療をして全体でバランスよく噛める状態になることで、過度に使用していた筋肉が小さくなり、お顔の見た目に変化がうまれます。
抜歯による影響
抜歯をしたことで歯列が小さくなり、お顔の見た目が変化します。
もともと歯列が広がっていた方ほど変化は大きく、横に引っ張られていた皮膚がたるんで老け顔に見えるケースも珍しくありません。
ほうれい線が濃くなったケースと理由は同じです。
体重の減少
矯正治療中は痛みや食べにくさが原因で、体重が減ってしまう方が少なくありません。
過度に痩せてしまうと体調に支障をきたすだけでなく、老け顔に見えることがあるため注意が必要です。
歯科矯正をするとかならず老け顔になる?
歯科矯正をするとかならず老け顔になるわけではありません。
むしろ、若々しく見えるようになる人のほうが多い傾向にあります。
もともとの状態によって左右されるため、とくに重度の歯並びの崩れや噛み合わせの問題がみられる場合は、皮膚のたるみがおこらないうちに矯正治療で整えるほうがいいでしょう。
歯科矯正後に老け顔にならないための6つの対策
歯科矯正は治療にかかる時間や費用が一般的なものとは大きく異なります。
そのため、治療後に老け顔になったらと躊躇してしまう方も多いでしょう。
老け顔のリスクを抑えるには、以下の対策がおすすめです。
表情筋を意識して使う
老け顔になる原因の多くが皮膚のたるみであり、それを予防するにはできるだけ早い治療と表情筋をバランスよく使うことが大切です。
「噛む」という動作だけでなく「笑う」「話す」といったシーンでも表情筋は使われるので、日頃から意識して口元を動かすようにしましょう。
矯正治療の装置が気になってうまく笑えない、話せないという状態になるのを避けるために、装置の選び方にも注意が必要です。
普段から全体でバランスよく噛むことを意識する
偏った噛み方は使用する筋肉の負担のバランスが崩れるだけでなく、顎関節症の発症リスクも高まります。
顎関節症は一度発症すると完治するまでに時間がかかる傾向にあり、矯正治療だけでなく普段の食事やお手入れ、なかには会話ですらしにくくなる人もいるため注意が必要です。
その結果ストレスがたまって歯ぎしりや食いしばりが強くなり、顎関節症の悪化につながります。
偏った噛み方を続けていてもメリットはなく、できるだけ早く全体でバランスよく噛める状態にすることが大切です。
噛み方は癖の一つであるため、全体でバランスよく噛むように意識して過ごしましょう。
表情筋のトレーニングを行う
表情筋は「しっかり噛む」「しっかり笑う」といった動作をすることで鍛えられますが、追加で本格的なトレーニングを行うほうが効果的です。
唇や頬、舌の筋力を鍛えることができ、内容もシンプルで続けやすい「あいうべ体操」をご紹介します。
あいうべ体操
- 「あ」大きく口を開けて頬の筋肉を伸ばす
- 「い」奥歯でしっかり噛んだ状態で唇を横におもいっきり広げる
- 「う」唇をおもいっきりつき出して唇や頬の筋肉を伸ばす
- 「べ」舌をおもいっきりつき出して筋肉を伸ばす
それぞれを1秒ずつキープして行い、10回繰り返します。
それを1セットとし、1日3セットを目安に行ってください。
治療中の食事を工夫する
矯正治療中は柔らかいものやすぐに食べられるものを選びがちですが、そのような食生活を続けていると口周りの筋力が衰えてしまい、治療後に老け顔になりやすいため注意が必要です。
強い痛みがでやすい調整直後の1週間は柔らかいものを選び、痛みが落ち着いたら噛み応えのあるものを積極的に食べるなどして対策しましょう。
ワイヤー矯正の場合「噛みちぎる」「硬すぎるものを勢いよく噛む」などは装置が取れる原因になるため、かならず事前に一口サイズに切ってからゆっくり噛むようにしてください。
信頼できる歯科医院を選ぶ
老け顔になる原因は患者様の口周りの皮膚や筋肉の状態だけではなく、治療を行う歯科医師の技量も関係しています。
実績のある信頼できる歯科医院を選ぶと、治療中や治療後のトラブルがおこるリスクを抑えることが可能です。
事前にサイトをチェックしたりカウンセリングを利用したりして、歯科医師の実績や人柄、治療に使用される道具などを確認しておくといいでしょう。
治療が計画通りにすすむように努力する
治療が計画通りにすすまないと仕上がりが悪くなるだけでなく、治療期間が延びてストレスがたまり、暴飲暴食や管理不足につながりやすくなります。
その結果、老け顔につながる可能性があるため注意が必要です。
治療が計画通りにすすむようにするには、定期的な調整やメンテナンスを忘れないことと患者様自身の管理が重要であり、それらを怠るといくら実績のある歯科医院で治療を受けたとしても仕上がりはよくなりません。
虫歯や歯周病を発症すると治療が中断になる可能性があるため、とくにお手入れは時間がかかっても丁寧に行うようにしてください。
老け顔になるかどうかを治療前に知ることはできる?
矯正治療後のお顔の見た目の変化については、残念ながらハッキリと事前に分かるものではありません。
マウスピース型矯正で検査時に歯型をスキャンするiTeroを使用している歯科医院であれば、終了時の歯並びを事前に確認することが可能です。
治療前と治療後の差が大きければそれだけ皮膚のたるみがおこりやすくなるため、老け顔になるかどうかを見極める一つの要素になるでしょう。
歯科矯正で老け顔になるか心配な方は当院までご相談を
歯科矯正で歯並びや噛み合わせを整えるのは、本来お口や全身の健康にとってとても良いことです。
しかし、重度の症例の場合だと、歯並びが原因で口周りや頬の皮膚が伸びていたり、噛み合わせが悪いことで使用する筋肉の負担のバランスが崩れていたりして、その結果整えたときに老け顔に見えることがあります。
予防するには「早めの治療」「口周りの筋肉のトレーニング」「全体でバランスよく噛む」「治療中にできるだけトラブルをおこさない」といった工夫が欠かせません。
当院では、マウスピース型矯正をご選択の方に治療後の歯並びが分かるシミュレーションを行っております。
老け顔になるかどうかの判断基準の一つとしてぜひご参考ください。