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ブログ

投稿日:2024.6.16

矯正中に歯に付いてるそれ何??教えて!!

こんにちは、渋谷矯正歯科です(‘◇’)ゞ
みなさんいかがお過ごしですか??
渋谷矯正歯科には二人の新卒歯科衛生士ちゃんたちが入社いたしました。
先輩たちとペアを組んで1:1で指導を受けます。
新卒ちゃんたちは日々成長中です!
先輩たちもどのように伝えたら分かりやすいか考えて指導していてすごいなと思います。
私もいつか新卒ちゃんを指導する日が来ると思うとドキドキですし挫折しそうです(笑)
いつでも教えられるように私も日々頑張らないといけないと思いました。
さて、本題ですが矯正中にどのような器具が付いて動いてるのか気になったことはありませんか?
ワイヤーだけではなくさまざまな器具が使用されます。
1つ1つの器具について理解されている患者様は少ないと思いますのでこの場を利用してご説明させていただきます。

 

【歯を動かしていくための仲間たち紹介】

歯科衛生士 新人

ブラケット

ブラケットは、歯1本につきひとつずつ接着していきます。ブラケットにはスロットと言われるワイヤーを通すための溝があるので、
スロットにワイヤーを通して力をかけていきます。
そして、少しずつ歯を動かしていき歯並び・嚙み合わせを良くしていきます。
歯は1か月で最大でも0.5~1mmほどしか動いてきません。しかし、早く動かしたいからといって強い力をかけすぎると歯に負担がかかり歯根吸収していって歯をダメにしてしまう可能性があります。
矯正は適切な力をかけて少しずつ動かしていくことでスムーズに矯正が進み、結果として1番早く終わります。
見た目に大きな変化が見られなくて心配になる患者さまもいらっしゃいますが、しっかりと矯正は進んでいるので安心してください。
注意点としては、ブラケット周りに汚れがたまりやすいので普段よりしっかり装置やワイヤー周りを歯ブラシでブラッシングすることです。

ワイヤー

ワイヤーは色んなサイズや種類があり、細いものや太いもの、やわらかいものや硬いのものがあります。
その他にもワイヤーの素材にもいろいろな種類があり、ガタガタを治すのに適しているワイヤーや、歯を抜いてできたスペースを閉じるのに適しているワイヤー、倒れている歯を起こすのが得意なワイヤーなど、たくさんのものがあります。
その中で患者様のその時の口腔内の状況に合わせてワイヤーの種類やサイズを決めていき装着していきます。
ワイヤーの交換や調整を行った日の翌日~2.3日は特にお痛みが出ることが多いです。(痛みの感じ方には個人差有り)
そのお痛みも1~2週間をかけてだんだん落ち着いていきますので、焦らず一度様子を見ていただくことをおすすめします。
ガタガタを並ばせるためには基本的に、1か月に1回ワイヤーのサイズを太いものに上げていきますが、
口腔内の状況により同じワイヤーでもう少し様子を見たい時や、ガタガタが治りスペースを閉じる期間などはワイヤーを交換せずそのまま進めていく事もあります。

PC(パワーチェーン)

主な使用方法は、歯と歯の隙間を閉じる目的で装置の上から付けていきます。
パワーチェーンと言う名前なので「力のあるチェーン??」と思う方がいらっしゃると思いますが、
小さな輪っかのゴムが連なっており、チェーンのような鎖状になっています。
物によりますが力は大体が約100gの弱い力になります。
ゴムなので伸ばした状態で装置につけ、元に戻ろうとする性質を活用して持続的な力でスペースを閉じていきます。
パワーチェーンは2~3週間程で劣化していき、力が弱まってきます。
また、パワーチェーンは動かしたい方向に歯を動かすときにも使用することがあります。

パワーチェーンは最初の約1週間は強い力で引っ張り、歯の頭(歯冠)が動いていき力が弱くなった時に歯根が動いていく仕組みになっています。
矯正を早く終わらせたい気持ちも分かりますが、歯も休み休みに動かしていくのが効果的です!!
注意点としては、着色しやすいのでカレー・ワイン等、色のついた食べ物を食べてしまうとその色に着色してしまうので、
もし食べたいときは矯正の調整をする前日に食べることをお勧めします。

PT(パワーチューブ)

パワーチェーンと似ていてゴムでできているので時間が経過すると劣化してきます。
先ほど説明した、パワーチェーンは鎖状になっていますがパワーチューブは細いゴム紐のような状態になっています。
前歯を後ろへ引っ込めたいときや1歯だけ牽引したい場合にその歯のブラケットに引っ掛け牽引します。

opencoil(オープンコイル)&closedcoil(クローズドコイル)

1)opencoil(オープンコイル)
主な、使用方法は歯と歯の間を広げたい時や歯同士が重なっているとき歯を前に動かしたいときなどに使用します。
メインのワイヤーにオープンコイルを通し、圧縮して入れます。
バネを圧縮して入れてるのでバネは広がろうとします。その広がろうとする力を利用して隙間を作っていきます。
2)closedcoil(クローズドコイル)
主な、使用方法は歯と歯の隙間を狭くするのに使用されます。
バネを拡張して使用しバネの収縮する力を利用して隙間を閉じていきます。

バネ・・・部分的に歯を動かしていくのにとても有効的です。
ピンポイントで動かしたい歯に力がかかるので治療しやすいですが逆にそこの歯に力がかかるので痛みが部分的に出やすいです。
バネを装着して直後の3~10日間は特に痛みが発生しますがこれもほかの装置を装着した時と同じでだんだん痛みが引いてくるのが一般的です。

結紮線 (けっさつ)

ワイヤーとブラケットに固定するためのものです。0.2~0.3mmの細いワイヤーをブラケットに巻き付け1つずつ固定していきます。
1歯1歯ずつ縛らないといけないので処置に時間がかかります。
歯と歯の隙間を開けたくない場合には、結紮線で固定したい歯同士を8の字のように固定したりします。縛る量で矯正力を調整できるのは結紮線のメリットになります。
患者様から気をつけてほしい事としては8の字で固定したところに関しては食べ物が絡まりやすいので
歯間ブラシやタフトブラシで良く磨いてもらうこと、1歯1歯ずつ固定するために結紮してるところに
関してはカットしたところが飛び出てくることがあるので爪で押し込んでもらうかWAXをつけてもらうことです。

ブラッシング方法

歯科 歯ブラシ

 

今までと同じようにブラッシングをしても汚れがしっかり取れません。そんなに気にならないからいいや~とほっといてしまうと歯石が溜まってきます。
歯石は、歯の動きにも影響してきますので注意してブラッシングしていきましょう。
特に汚れが溜まりやすいのが下の歯の前歯です。矯正装置が付いていなくても歯石が多く溜まる方がいるので要注意です。
タフトブラシや歯間ブラシで細かいところを磨いて、もし余裕があるのであれば矯正用のフロスもあるのでそちらを使用してみるのもいいと思います。
感覚ではよく磨けていると思っても意外と残っているので手鏡を持ちながらブラッシングするのが理想的です。
また、クリーニング・虫歯チェックも含めて3か月に1回定期健診に行く事も大事になってきます。
目視だけでは確認できない歯と歯の間や矯正装置付近で虫歯が出来ている可能性もあるので近くの一般歯科さんに行きましょう。

ブラッシング方法についてこちらの記事で詳しく説明していますので良ければ併せてご覧ください☆

 

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歯医者 歯

 

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