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投稿日:2022.10.9

部分矯正ってなに?全体矯正との違いと治せる歯並びについて解説!

みなさん、こんにちは!!
渋谷矯正歯科です(^^♪
いつも当医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

皆さんは「部分矯正」という言葉を聞いたことありますか?
矯正に興味がある方なら、おそらく耳にしたことがあるでしょう。
簡単に説明すると限定された範囲の歯並びだけ治す矯正方法です。
今回は部分矯正について説明いたします。

部分矯正って何?全体矯正との違いは?

部分矯正

部分矯正とは、主に前歯や上の歯・下の歯といった片顎だけなど限られた範囲の歯並びを治す矯正方法です。
たとえば、前歯に隙間がある場合や不揃いな歯などに対応しています。
上下それぞれ6~8本程度の歯を対象に行われることが多いです。

それに対して全体矯正は、すべての歯に力を加え、噛み合わせと歯列全体の改善を目指す矯正方法です。
装置の種類によって異なりますが、軽度〜重度の出っ歯や受け口、八重歯などさまざまなケースに対応できます。

症例により部分矯正でも歯並びの改善は期待できますが、すべての方が希望通りに受けられるわけではありません。
そのため、前歯の歯並びが悪いように見えても、実は奥歯の位置や噛み合わせが原因となる場合があります。
そのような場合は全体矯正が必要になるということを理解しておきましょう。
※部分矯正についてはこちらのページもご確認ください☆

部分矯正の費用と期間はどれくらい?

矯正治療を検討する際、費用と期間は気になりますよね。
費用は治療する範囲や使用する装置などによって異なりますが、目安は30万~70万円程度です。
期間は歯並びの状態によってことなりますが、目安は数ヶ月~1年半程度になります。
ただし保定期間を含めると、これよりも長くなることがあります。

詳しい費用や正確な治療期間については、精密検査を受けた際に歯科医師から詳しい説明がされることがほとんどです。
ただ、カウンセリングでも大まかな費用と期間を知ることができるので、気軽に受けてみることをおすすめします!
>>当医院の無料カウンセリングのご予約はこちらから!

部分矯正で使用する装置の種類

部分矯正では主にワイヤー矯正とマウスピース矯正が用いられます。
ワイヤー矯正は「ブラケット」と呼ばれる小さな装置とワイヤーを歯の表面、
または裏面につけて歯を動かす方法です。
ワイヤー矯正には歯の表側に装置をつける「表側矯正」と、
歯の裏側に装置をつける「裏側矯正(舌側矯正)」があります。
表側矯正は見た目に影響がありますが、コストを抑えられるのがメリット。
裏側矯正は見た目に影響を与えにくいですが、費用が高くなる傾向にあります。

マウスピース矯正は、透明で取り外し可能な薄いマウスピースを毎日装着して歯を動かす方法です。
装置が目立たず、見た目の心配が少ないのがメリット。
ただし、マウスピースの装着時間や交換時期を守る必要があるため、
患者さんの自己管理能力が求められます。
どの装置が適しているかは、患者さんの希望や予算、症状によって異なります。

部分矯正のメリット

部分矯正を行うにあたってメリット・デメリットを理解しておくことは大切なことです。
まずはメリットを紹介します。

治療期間が短く通院回数が少ない

部分矯正は奥歯を動かさないため、その分治療期間が短縮できます。
治療期間が短いことで通院回数も減るので、社会人や直近で結婚式などのイベントがあり、
時間が限られている方も治療に臨みやすいのがメリットです。

費用が安い

使用するブラケットの数やマウスピースの枚数が少なくなるため、全体矯正よりもコストを抑えられます。
費用面で心配な方にとってハードルが低い治療方法です。

矯正中の負担が少ない

ワイヤー矯正の場合は、治したい歯とその周辺のみ装置をつけます。
そのため、食事の際のストレスや違和感が少なく、負担は軽減されます。
ただ、マウスピース矯正の場合は部分矯正であっても
歯列全体にマウスピースを装着する必要があるので、その点は注意が必要です。

部分矯正のデメリット

次に部分矯正のデメリットを紹介します。
治療を検討している方はしっかりと理解しておきましょう。

適応症例が限定されている

重度の悪い歯並びや噛み合わせの改善が必要となるケースでは対象外になることが多いです。
部分矯正は軽度な歯並びの問題に適応されます。

噛み合わせは治せない

部分矯正は、基本的に前歯から3〜5番目までの歯を動かすことが多いため、
奥歯を含む噛み合わせの調整ができません。

全体矯正が適応なのに部分矯正を選択してしまうと、噛み合わせのバランスが悪化し、
噛む機能や体の健康を悪化させてしまう恐れがあります。
上あごまたは下あごのみを対象とする場合も同様のリスクが生じる可能性があるため、
矯正方法を選ぶ際にはこれらの点を十分に理解して検討することが重要です。

歯を削ることがある

歯列からはみ出して歯がガタガタしているケースや出っ歯の場合は、
歯を並べるためのスペースが足りていないことがあります。
この場合は、歯と歯の間にスペースを作成するために「ディスキング」
「IPR」*と呼ばれる処置を行うことがあります。

*ディスキング・IPRとは

歯の表面のエナメル質を一か所につき約0.3~0.5mm程度ヤスリがけする処置のことです。
歯の側面をほんの少しヤスリがけする程度であるため、歯の健康や寿命に影響を与えることはありません。
この処置は部分矯正だけでなく全体矯正でも施すことがあります。

部分矯正で改善が期待できる歯並び

部分矯正は軽度の歯並びの乱れに対応します。
たとえば、以下のようなケースが当てはまります。

  • ・歯がわずかに重なっている
  • ・ 前歯に小さなすき間がある
  • ・1~2本の歯が歯列よりも少しはみ出している
  • ・歯が斜めに生えている
  • ・矯正後の後戻り など

前歯の歯並びだけが乱れているように見えても、実は奥歯の噛み合わせが根本的な原因ということもあります。
そのような場合、部分矯正だけでは十分な改善が見込めず全体矯正が必要になる可能性があります。

矯正を検討する際は見た目も大切ですが、噛み合わせや口元、
顔のバランスなど考慮した上で適切な矯正方法を選択することが大切です。
そのため、部分矯正を希望する場合は、全体矯正も視野に入れることをおすすめします。

部分矯正で改善が期待できない歯並び

以下のような症例は部分矯正だけでは十分な効果を得ることが難しいです。

前歯の重なりが大きい

軽度の重なりであればディスキング・IPRを行うことによって改善が見込めることもありますが、
これらの方法も限界があります。
ただし、歯の重なりが大きいと部分矯正で一部分だけ治しても不十分な可能性があるため、
歯列全体を動かすのが一般的です。
歯の重なり具合や噛み合わせなど、総合的に判断した上で、適切な治療法を選択する必要があります。

重度の出っ歯・受け口

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重度の出っ歯(上顎前突)や受け口(下顎前突・反対咬合)は歯の位置の問題だけでなく、
あごの骨格自体に原因がある場合があります。
そのため、根本的な解決が難しく、期待する効果を得ることができません。
全体矯正が適応になり、状態によっては外科手術も必要となることもあります。
治療期間や費用は増えますが、あごの骨格から根本的に改善できるので、満足できる結果が期待できます。

開咬

オープンバイト,開咬

開咬とは、奥歯で噛んだ際に上下の前歯に隙間が生じ、噛み合わない状態のことです。
食べ物をうまく噛むことができず、発音にも影響を及ぼすことがあります。
開咬の治療は部分矯正だけでは改善が困難です。
上下の前歯だけでなく、奥歯と噛み合わせの改善が必要になります。

噛み合わせが深い

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深い噛み合わせ(ディープバイト)は、上の前歯が下の前歯を覆う状態のことです。
前歯に注目されがちですが、奥歯の位置が低いことが原因で引き起されることがあります。
そのため、部分矯正では難しいことが多く、歯を適切な高さや位置へと調整する全体矯正が必要となります。

部分矯正と全体矯正どっちがいい?

部分矯正が適応になる方は、全体矯正とどっちがいいのか迷ってしまうことも多いです。
部分矯正と全体矯正どちらがよいかは歯並びの状態や目的によって変わります。
部分矯正は数本の歯の位置を治すのに適していて、治療期間が短く、費用も比較的低めです。
全体矯正は歯並びと噛み合わせを改善できるので、
食べるといった機能の向上と顔立ちにも影響を与えるような治療が可能です。
期間や費用、仕上がりが異なるため、どのような歯並びを理想としているのか、
矯正にかけられる予算や期間など考慮して決めていく必要があります。

理想の歯並びに近づけるためには、自分に合った矯正方法を選択することがとても大事です。
まずはカウンセリングで歯科医師とよく相談し、
できれば精密検査を受けてからしっかりと検討することをおすすめします。

まとめ

部分矯正は治したい歯だけ治せる矯正方法で、治療期間の短縮や費用の面でメリットがあります。
ただ、適応範囲が狭いため、希望すればできるというわけではありません。
無理に行ってしまうと、お口の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、
治療前に歯科医師との十分な相談と正確な診断が重要になります。

渋谷矯正歯科では無料カウンセリングを実施しています。
どのような治療が適しているのか、期間や費用など丁寧にお答えいたしますので、
歯並びが気になる方はお気軽にご相談ください。

スタッフのつぶやき

歯科衛生士の陳です♪
今年もあと3か月を切りましたね!
あっという間に冬が来そうでおびえてます((+_+))
私は冬がすごく苦手です((+_+))
私の愛犬のフレンチブルドックも寒さがとっても苦手なんです((+_+))
まだ始まってもないけど早く冬終わってほしいです(T_T)
本日も最後までご覧いただいてありがとうございました。

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