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投稿日:2022.4.24

裏側矯正は早い?

みなさん、こんにちは!

渋谷矯正歯科です。

裏側矯正 歯列矯正 矯正の流れ レベリング アライメント

 

今回は裏側矯正はどのような流れで治療をすすめていくのかをご紹介致します。

矯正には4段階のステージがあります。
①歯を並べる、②根っこを動かす、③スペースを閉じる、④微調整

①歯を並べる

①のステージではレベリング・アライメントという処置で歯の凸凹や傾き捻じれを改善し綺麗なアーチ状に並べていきます。

レベリング・アライメント 歯列矯正 治療の流れ

◇レベリングLeveling)とは
レベリングとは「水平化する」という言葉の意味通り、歯のでこぼこや、歯の位置、ねじれを改善し、歯の高さを整える矯正の第一段階ともいえる処置です。歯の大きさや高さには人によって個人差があり、その違いによって歯列に影響をもたらすことも考えられます。まず、歯のがたつきを治して一直線に並べることでこの後の矯正治療で効率よく歯を動かすことができますし、咬み合わせも改善していくようになりますっ

◇アライメント(Alignment)とは
アライメントとは「整列する」という言葉の意味通り歯の位置を調整し、歯を並べていくことを指します。でこぼこしていたり、ねじれていたりする歯を正しい位置に移動させ、歯列を整えていきます。

これらの処置を行うことで、この後の②のステージ以降の治療をスムーズに進めていくことができます。レベリング・アライメントの段階ではブラケットと呼ばれる、歯の表面にひとつひとつ装着する装置にワイヤーを通し、ワイヤーが伸縮する力によって歯を真っ直ぐ並べていきます。
この段階で使用するワイヤーはニッケルチタンワイヤーというもので、細くて柔らかい性質を持っています。形状記憶の性質ももっているため、でこぼこしている歯並びにワイヤーを通しても、元の真っ直ぐな形状に戻ろうとするこの性質を生かして歯に適切な力を加え、徐々に少しずつ動かしていきます。

矯正 ブラケット ワイヤー

②根っこを動かす

②のステージではトルクコントロールという治療を行い、根っこの傾き(歯軸)を改善します。
トルク(torque)とは、力学的に表すと固定されている回転軸に働く力のモーメント(回転力、ひねり)の回転軸方向の成分。「ねじりの強さ」とも言われますが
矯正治療での意味合いでは、
・歯を動かすときに回転・ひねりをかけること
・見えている歯の部分(歯冠)は動かさず、歯の根っこ(歯根)を動かすこと。歯の1点を軸として歯を回転させる移動のこと
の2点を主に表します。
トルクコントロールでは、歯の表面に装着してあるブラケットという装置を回転軸として歯根の傾きを調整していきます。
わかりやすく言い換えると、音楽などで使うメトロノームなどの、片方側を支点とした動かし方をするものです。

表側矯正では、固定源であるはずの奥歯が逆に前方に引っ張られてしまい、歯の移動のコントロールが難しい場合があります。
裏側矯正は装置が固定源となる歯を後方へ引き込んでいくことを得意としているので、比較的前歯の移動(ガタつきや傾斜)がスムーズになります。
マウスピース矯正では、歯の表面にプラスチックのアタッチメントと呼ばれる突起物を装着し、このアタッチメントの角度とマウスピース本体が当たる力で、歯を回転させることが可能です。さらに「パワーリッジ」という、マウスピースの内側にくぼみを作り前歯の歯根を傾けさせる動きを出させる方法もございます(^^♪

トルクコントロールは、矯正治療において咬み合わせを調整していくためのいわば土台作りのような重要な治療のひとつです。

補足★バイトアップについて
バイトアップ

バイトアップとは、画像の青い部分にもあるように奥歯にレジンを盛って、咬み合わせを高くする処置のことを指します。
バイトアップレジンを盛ることで、咬んだ時に装置と歯がぶつかり、装置が外れてしまうのを防ぎます。主に、咬み合わせが深い(咬んだときに下の歯が見えなくなるくらい上の歯がかぶさってしまう状態)方に効果的な処置です!(^^)!

③スペースを閉じる

抜歯矯正 裏側矯正 抜歯

③のステージでは歯を抜いたことにより空いたスペースをつかって、前歯を後方へ下げるように動かしたり、奥歯の咬み合わせを正しい位置に動かして歯と歯のすき間を埋めていきます。
抜いた歯の大きさや歯根の長さなどで個人差が出る場合がありますが、1ヶ月で1mmのペースで歯を抜いたすき間を埋めていくのが理想的な動きです。

では、抜歯したすき間がなかなか埋まらないことはあるのでしょうか?
理由としては何点か挙げられます。

①歯根の先の移動に時間がかかる
とくに、下の歯の5番目の小臼歯を抜歯したときのスペースを閉じるときには時間がかかります。5番目の歯の1つうしろの6番目の歯である第一大臼歯は歯根の先を動かすのに時間がかかるのと、上顎に比べて下の顎は骨が硬いからであると考えられます。

②咬み合わせが深くなっている
歯を傾けることですき間を閉じようとすると、傾きが内側に大きくなり前歯の咬み合わせが深くなることがあります。咬み合わせが深くなることで他の歯の動きに制限がかかってしまい、時間がかかることがあります。

③上の歯と下の歯のバランスが悪くなっている
たとえば、上の歯の幅が下の歯の幅と合っていない場合、どちらかの歯が綺麗に並んでも歯のすき間が埋まりません。
このような時は、歯の幅をやすりがけする処置を行うことで改善されます◎

歯並びの複雑さや、抜歯ケースによっては期間が異なりますが、現在の裏側矯正ではセルフライゲーションシステムや、
矯正用アンカースクリューを使用することで表側矯正と変わらない期間でスペースを閉じることが出来ます。そのため表側矯正と裏側矯正は動きに大差はないと言われています。
矯正治療で抜くことが多い小臼歯の4番目と5番目の歯の部分は、すき間が閉じるまでに大体1年から1年半かかると言われていますが、見た目は3ヵ月から半年くらいですき間が閉じていると実感することが出来ます

④微調整

④のステージでは最終段階の仕上げとして、軽度なガタつきや傾斜を改善し噛み合わせも整えていきます。
患者様からも気になる箇所がございましたらその都度お伝え頂き、確認しながら治療を進めていきます。
全てスペースを閉じたあとに少しの傾きや歯の高さなどを治していく際は、裏側矯正だと細かい動きが難しいため、
ケースにより治療が長くなってしまうことがあります。
当院では裏側矯正では難しいとされている微調整をワイヤーではなく細かい動きに特化しているマウスピース矯正を推奨しています!
ワイヤー矯正とマウスピース矯正のいいところだけを活用したハイブリッド治療と呼ばれています。
そのためスペースが閉じれば装置を外し、マウスピース矯正に移行し細かな微調整を行っています。

以上のことを踏まえて裏側矯正は表側と比べて、大きく大差はないと言われています。
また食事中に装置に食べ物が詰まって目立つ心配がありません。
また、矯正治療中に虫歯になりにくく舌癖防止にもなり、矯正後の後戻りのリスクが減少します。
最初は違和感もあり慣れるのも大変ですが、慣れてしまえば、目立ちにくく歯並びもきれいにできるので
矯正を考えている方は無料カウンセリングもやっていますので相談してみてください!お電話から、またはネット予約も可能です♡

※詳しい期間と見た目の変化についてはこちらの記事を参考にしてみてください!

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矯正の実際の患者様の体験談なども掲載しているので【渋谷矯正歯科】で検索してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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