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ブログ

投稿日:2022.8.21

虫歯について

みなさんこんにちは☺︎
渋谷にございます矯正歯科、「渋谷矯正歯科」です!
いつも当院ブログをご覧いただきましてありがとうございます。

矯正治療を始めるにあたって、「虫歯があるが大丈夫なのか?」や
「矯正治療中に虫歯になってしまった場合はどうなるのか?」であったり
“虫歯”に関する質問がたくさんあります。
そこで今回は、虫歯に関してのお話をさせていただきます。(^^)/

虫歯になる原因

虫歯の原因には、「細菌(ミュータンス菌)」「糖質」「歯の質」の3つの要素があります。
この3つの要素が重なった時、時間の経過とともにむし歯が発生します。

虫歯に昔からなりやすい人とそうではない人の2つに分かれると思いますが、その違いとしては、
お口の中の微生物(細菌であるストレプトコッカスミュータンス菌)という菌が“いる”か“いない”かということです。
産まれたの赤ちゃんのお口にはこのストレプトコッカスミュータンス菌は存在しません。
お母さんお父さん(保護者)のお口に存在するこのミュータンス菌が、
同じお箸、スプーン、フォークなどを通じてお口に入ります。
ですので、自分が使用していたお箸やスプーンで、お子様にお食事を与えていたりすると、
お子様が虫歯になりやすい口腔内環境になる可能性が高いです。
絶対に注意しましょう。

虫歯ができる条件

歯の表面にある磨き残しの歯垢(プラーク)の中には善玉菌や悪玉菌が存在し、
悪玉菌の量が増えてしまうと虫歯になりやすくなります。
さらにその悪玉菌が、主に砂糖を栄養源として歯を溶かす酸を作り始めるので、
この状態が長く続くと1番硬いエナメル質が溶かされ虫歯になるのです。
また、虫歯になるかならないかは、歯の強さや
唾液によるその酸を中和する働き(緩衝力)の強さも関わっています。
(唾液の量が少ない、酸を中和する能力の弱い唾液)

虫歯になりやすい方の特徴

①歯磨きをしていない、または歯磨きの方法を間違えている

歯磨きをしていない方に関しては納得がいくと思いますが、
歯磨きをしているのに虫歯になる方は方法を間違えていると考えられます。
まずは歯磨き粉の見直しも肝心です!
歯磨き粉の成分で必要なものは“フッ素”です。
最近は高濃度フッ素配合と記載している歯磨き粉も多く、
虫歯の菌から守ってくれる役割を果たしてくれます。
年齢によっては少量しか使ってはいけなかったりするのですが、
6歳からは基本的に大人と同じ量を使っても良いとされているので
子どもの頃からしっかり虫歯予防をするのをおすすめします。

※過去に記事でおすすめの歯磨き粉の紹介もしています!
こちらも合わせてご確認ください☆
「矯正中はどんな歯磨き粉を使ったら良いの?」

あとは磨き方ですが、毎食後しっかり歯を磨いているのに
歯石やプラークが付着している方がいらっしゃいます。
その理由としては、シンプルにしっかりブラシが行き届いていないということです。
歯は一本一本丁寧に磨いてあげるのがコツで、
歯ブラシも角度をつけ全て隅々まで一本を優しく磨き上げてください。
注意点としてはブラッシング圧で、頑張って磨こうとするあまり圧をかけて磨く方も多くいらっしゃいます。
優しく磨くのも一つのコツなので優しく丁寧にを心がけましょう!

また、歯間ブラシやフロスをしている方は全国でも2割程度と言われていますが、
この歯間ブラシやフロスをするのとしないのとでは、虫歯になる確率もぐんと下げてくれます。
プラークが付着すると虫歯のリスクが上がるのですが、そのプラーク除去率が歯ブラシだけだと6割ですが
フロスなども一緒に使う事により8割まで上げてくれます。
2割も除去率を上げてくれるとなると頑張れちゃいますよね!

②詰め物などが劣化している

虫歯の治療などをして、詰め物や被せ物をしている方も多くいらっしゃると思いますが、
実は劣化してしまうので定期的なチェックが必要になります。
劣化が進んでいくと歯と詰め物の間に隙間ができてしまい、
そこに菌が繁殖して結果また虫歯が再発してしまうというケースもあります。
中には神経も抜いてしまっている歯で、根っこに膿ができてしまって気付かない方もいらっしゃいます。
膿が爆発すると激痛になるので定期的な検査は必ず受けるようにしましょう。

③唾液の分泌量が少ない

唾液には虫歯の菌を殺菌してくれる作用があるので、とても唾液の分泌量は大切です。
ただ、過度なストレスや、喫煙、アルコールの過剰摂取、加齢などの影響で
唾液の分泌量が減ってしまうケースもあります。
そのため生活習慣の見直しも大切と考えられています。

虫歯の進行状態について

虫歯の進行状態はC1〜C4の4段階に分類されます。
順番にご説明していきます。

初期虫歯(C0)

C0の虫歯のイラスト
歯に穴はあかないですが、歯の表面が溶かされて艶がなくなり、
白く濁って見えたり薄い茶色になったりします。

〜症状〜

痛みなどの自覚症状はありません。
この初期むし歯の状態であれば、「再石灰化」によって健康な歯に戻すことができます。
再石灰化を促進するフッ素をしっかり与えてあげることが大切です。

エナメル質の虫歯(C1)

C1の虫歯のイラスト
歯の表面(エナメル質)に小さな穴ができている状態です。

〜症状〜

痛みなどの自覚症状もこの時点ではほとんどありません。

 象牙質まで進んだ虫歯(C2)

C2の虫歯のイラスト
エナメル質の奥の象牙質まで むし歯が進んだ状態です。

〜症状〜

甘いものや冷たいものが しみる知覚過敏のような症状になります。

神経まで進んだ虫歯(C3)

C3の虫歯のイラスト
歯の神経やその近くまで虫歯に侵されています。

〜症状〜

神経が炎症をおこしているので非常に強い痛みを感じます。

根っこだけ残った虫歯(C4)

C4の虫歯のイラスト
歯全体が、むし歯に侵されています。細菌に感染すると歯の根の先に膿がたまったり、
歯のまわりにも病気の影響がおよび、歯を残すのがむずかしくなります。

〜症状〜

神経が死んでしまっているので、痛みを感じなくなります。
1番怖い症状です。

このように虫歯のランクにも症状が違ったりするので、観察が必要になります。
ただ早期発見に越した事がないので、どれだけ歯磨きを頑張ってて歯に痛みがなくても、
歯医者さんに定期検診を受診しにいきましょう。

矯正治療と虫歯に関する質問

矯正治療を開始するのに虫歯があったらだめ?

結論から申し上げると虫歯がある状態では矯正治療は始めれません。
装置を作るのにも完全にオーダーメイドになります。
患者様の歯の形にあったもので作成しますので、
虫歯があっては虫歯治療で歯を削るなどすると歯の形が変わってしまいます。
それでは意味がないので虫歯のないピカピカの状態で矯正治療は開始します。

矯正治療中に虫歯になったらだめ?

矯正治療中は虫歯になるリスクも上がるため、虫歯になる方もいらっしゃいます。
虫歯になったら矯正治療が終わってしまう事はありませんが、正直面倒くさいです。
小さい虫歯で装置を外さなくても良いものだとそこまでですが、
大体は装置が付いてると治療ができないと言われる事があります。

〜ワイヤー矯正の場合〜

ワイヤーを外す→虫歯治療→ワイヤーをつける
これを1日の間に絶対に行わないといけません。
ワイヤーを外したまま1週間など過ごせないので、その日にワイヤーをつけないといけません。

〜マウスピース矯正の場合〜

虫歯治療する事によって、はめていたマウスピースがフィットしないなどもあるので
担当医に相談が必要になります。
もしかすると再製作が必要になる可能性もあるので、こちらとしてもとても面倒くさいです。

まとめ

虫歯に関してご説明してきましたが、早期発見早期治療がかなり大切になります。
またならない為の毎日ケアすることによって虫歯を予防する事ができます。
そのまま放置してしまって歯を抜かないといけないなどなると、
入れ歯やインプラントなども検討していかないといけなくなります。
生涯自分の健康な歯で食事を楽しむ為にも毎日のケアを大切にしていきましょう!

スタッフからお知らせ

歯科衛生士、根本です。
当院では8月から受付と診療室が同じところになりました!!
みなさま、ご来院の際はエレベーターを降りた右手にお越しください♪
最後に、無料カウンセリングによる歯並びのご相談は、こちらからご予約いただけます☆
歯列矯正を検討中の方はぜひ一度ご相談ください( ◠‿◠ )

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