投稿日:2022.6.12
空隙歯列(すきっ歯)を治したい方へ
みなさんこんにちは。渋谷にございます矯正歯科「渋谷矯正歯科」です!
いつも当院のブログをご覧いただきましてありがとうございます。
今回は、空隙歯列(すきっ歯)についてお話ししていきます。
すきっ歯は前から見ると目立つ歯並びでもあるので、
矯正治療を考える方が多いです。
ではどういった治療方法が合うのか、
すきっ歯になる原因などもご説明させて頂きます!
空隙歯列(すきっ歯)とは?
空隙歯列(すきっ歯)とは、
歯と歯の間全体的にすき間があいている状態を言います。
すきっ歯と呼ばれ、歯科用語では空隙歯列(くうげきしれつ)と言います。
空隙歯列とは別に、上の前歯の真ん中だけにすき間があいている
正中離開(せいちゅうりかい)という症状もあります。
空隙歯列の症状
見た目のコンプレックス
多くの患者様は見た目を変えたいといった意見が多いです。
歯と歯の間に隙間があるのが特に前歯に多く、笑った時にその隙間が見えるのが嫌で、
人前で上手く笑えなかったり、歯を見せるのに抵抗がある方が多いです。
発音障害
歯と歯の間から空気が漏れてしまい、発音がしづらい場合もあります。
特にサ行、タ行は発音がしづらい方が多く、
それがストレスで歯列矯正をしたい方も多いです。
歯に物がよく詰まる
歯と歯の間に隙間がある分、その隙間に食べ物やカスが詰まりやすいです。
その詰まったものを気づかずそのままになって
虫歯や歯周病になってしまう原因の1つでもあります。
空隙歯列の原因
①歯の本数が通常より少ない
歯が少ない事によって隙間が生まれる先天性のもの。
②歯が小さい、または顎が大きい
顎に比べて歯が小さかったりすると歯と歯の間に隙間ができます。
骨格の問題でもあるので、こちらも先天性のものです。
③ 舌が大きい、または舌癖(ぜつへき)がある
舌が大きいのは先天性のものではなく、舌は謂わば鍛えてたら細くなりますし、
逆に筋肉がついていないと大きく太くなります。
大きく太くなった舌は、歯並びにとても影響が大きく、どんどん歯並びを変えていきます。
実際に舌のスペースが口の中足りなくなってしまって、
舌で前歯を触っていると歯の方向が変わってきたり、前歯が出てきたり、
歯と歯の間に隙間を作ったりと、とても影響力は大きいです。
基本的に矯正治療中にこの舌癖(ぜつへき)を治さないと、
また綺麗な歯並びから前と同じような歯並びに元通りになってしまうので、
舌の筋トレ(MFTトレーニング)をしてもらうのが必須です!
④ 上唇小帯(じょうしんしょうたい)による影響
上唇の裏から歯茎に繋がっているヒダのことを上唇小帯と言います。
このヒダが通常よりも上の歯の近くまで伸びていると
そのヒダが邪魔をして歯と歯の間にすき間が生じることがあります。
⑤ 正中埋伏過剰歯(せいちゅうまいふくかじょうし)
正中埋伏過剰歯とは、前歯の歯茎の中に埋まっている余分な歯のことを言います。
この余分な歯があると永久歯(大人の歯)の歯並びに影響を与えます。
これによってすき間が生じることがあります。
空隙歯列を治す方法とは?
では実際にどのような方法が1番すきっ歯を治すのに向いているのか?
それは歯列矯正です。ただ歯列矯正にも方法があるのでご紹介させて頂きます。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正の中にも2つ種類があって、表側矯正と裏側矯正があります。
2つともそれぞれ特徴と、特性があるのでそれぞれの説明をしていきます。
①表側矯正
矯正治療でオーソドックスな表側矯正。
メリットで言うと、歴史が長い分どんな症例でも治しちゃう矯正方法です!
表側の矯正だとそこまで生活に支障なくノンストレスなので、人気の矯正方法です。
ただ、なんといっても目立ってしまうというのが難点で、
矯正装置は食べ物とか挟まりやすいので、ただでさえ目立つ矯正装置に
プラスアルファーの食べ物が詰まって目立ってしまってるなんて事もあり得ます。
なので外食に行く際は手鏡が必須になり、食べる時その都度チェックしたり、
食べ物を考えないといけないと言った事も起こり得ます。
そこまで考えない方には、費用も抑えられるしおすすめです!
②裏側矯正
先程お伝えした表側矯正に比べると、裏側は目立たないのがメリットになります。
ただ、裏側矯正は滑舌にやや支障が出てくるのが実際問題です。
矯正装置付けたての2週間ほどはかなり舌が装置に当たりズタズタになってしまい、
その傷をかばおうとして、より一層滑舌に問題が発生する事があります。
お仕事柄的にもよくお話しする方とかは、要注意です。
ただ当院の患者様でも多いのが、結婚式や成人式などを控えている方、
矯正治療自体も2.3年はかかるので、その間に絶対に結婚式を挙げない自信があるのかどうかなども
今後のプランとして考えなければなりません。
表側矯正でも今は目立ちにくいホワイトワイヤー(お笑い芸人の千鳥ノブさんがやってる矯正治療方法)などもありますが、
裏側と表側では目立ちにくさはやっぱり裏側矯正の方が勝ります。
今後のライフプランも頭に入れながら、矯正装置は考えるのが必須になります。
※裏側矯正についてもっと知りたい方は、こちらをご確認ください( ◠‿◠ )
マウスピース矯正
マウスピース矯正は、ワイヤー矯正に比べると取り外しが可能であったりと
食事の際や歯磨きの際などにはストレスを感じる事はありません。
透明なので目立ちにくさを叶えてくれたりメリットがたくさんです。
ただ、マウスピースは扱える症例が少ないのがデメリットになります。
ワイヤーに比べて素材も柔らかく歯を動かすのには少し力が足りない事もあります。
主に歯を大きく動かすような、抜歯矯正(歯を抜いておこなう矯正方法)は
マウスピースでは難しいと考えられています。
すきっ歯の矯正であれば非抜歯矯正もあり得るので
マウスピース矯正も視野に入れといても良いと思います。
ただ期間的にはワイヤー矯正の方が速く、症例にもよりますが、
ワイヤー矯正と期間は倍変わってくると思っていた方がいいです。
※マウスピース矯正についてもっと知りたい方は、こちらをご確認ください( ◠‿◠ )
部分矯正
部分矯正は、ワイヤー矯正もマウスピース矯正もどちらもあります。
前歯だけなので部分矯正をご希望される患者様も多く、
費用も全体矯正に比べると抑えれるので魅力的です。
確かにすきっ歯を治す事も可能性としてはゼロではないので、
精密検査を受けてみてから判断するのをお勧めします。
当院では、CTを用いた3Dシュミレーションを見る事ができるので、
部分矯正だった場合と全体矯正の場合で歯並びのゴールを見比べる事もできます。
その際にどちらがご自身の理想に近づけるか考えて頂くのがおすすめです。
部分矯正は費用を抑えれるのがメリットにはなりますが、その部分だけしか動かせないので、
正直噛み合わせは今よりかは狂うと考えてもらっても過言ではないです。
部分矯正で審美的に綺麗になるのを気にする方がほとんどですが、
綺麗な見た目になっても最終的な噛み合わせが合わないと将来的に歯がボロボロになってしまいます。
未来の自分への投資だと思ったら部分矯正ではなく全体矯正を選択される方が多いです。
すきっ歯は自力で治せるのか?
前歯のちょっとした隙間だから自分の指とかで治せるんじゃないか?と思う方もいらっしゃいますが、
自力で治すのは良い方法とはいえません。
自然に治ったりするのかな?と考える方もいらっしゃいますが、絶対に治る事はありません。
自力で治そうとして、力をかけて他の歯に悪影響を及ぼす可能性もあります。
決してご自身で治そうとはせず、専門医にご相談ください。
まとめ
空隙歯列を治す方法はたくさんありますが、
重要なのはご自身のライフスタイルに合うのかどうかでもありますし、
今後の歯への影響も考えてご検討頂くのが1番だと思います。
まずは、空隙歯列になった原因もなぜなのかを知る必要もあるので、
精密検査を受けてから検討するのをお勧めします。
当院ではまず無料カウンセリングをおこなっておりますので、お気軽にご相談ください!
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