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ブログ

投稿日:2022.9.18

歯周病について

みなさんこんにちは☺︎
渋谷にございます矯正歯科、「渋谷矯正歯科」です。
いつも当院ブログをご覧いただきましてありがとうございます。

皆さんは歯茎に痛みを感じたり、歯磨き中に歯茎から出血してきたことはありませんか?
この様な症状がある方は歯周病に罹っている可能性があります。
歯周病は歯を失う1位の理由としてランクインしているぐらい、怖い病気なのです。
そんな怖い歯周病ですが、30歳以上の80%がなっていると言われています。
今回はそんな「歯周病」についてお話していきます。

歯周病とは?

歯周病の解説イラスト
細菌の感染により起こる炎症性疾患で、歯茎が退縮し、歯槽骨(歯を支えてる歯周の骨)が溶けてくる病気です。
歯周ポケットと言われる歯と歯茎の境目の部分に磨き残しの歯垢(プラーク)が溜まり、
その歯垢の中に存在する細菌によって炎症が起きてしまうのです。
歯垢には1㎎中に約1億個以上の細菌がいるといわれています。
実際に見えるわけではないので怖さが実感しづらいですが、1億個と聞くと恐ろしいですね。
むし歯は症状が進行すると“痛み”が生じますが、歯周病の場合は痛みを感じず、
歯茎からの出血や歯の動揺などで気がつきます。

歯周病の原因は?

原因が口腔内だけでなく、生活習慣も関わりがあるので、それぞれお伝えしていきます。

①口腔内

・不正咬合(噛み合わせが悪い)

歯並びが悪い場合などは、歯磨きがしづらい、噛み合わせがあっていないまま生活していると歯への負担が大きくなります。
しっかり全体的に噛み合わせが合っていないと、噛み合わせが合っていない場所以外が負担しなければいけないので、
その負担している歯から歯周病にかかりやすくなります。

・歯石、歯垢

虫歯や歯周病の元になるものです。主に原因は磨き残しです。
歯垢はまだ歯磨きでも取れますが、歯石に関しては歯磨きで取れないので、歯医者での治療が必要になります。

・被せもの

虫歯の治療などをして被せものをしていて、実は自分の歯に合っていない場合もあります。
また銀歯などによくあるのが、劣化です。
銀歯も劣化すると被せものと歯の隙間が開いてきて、細菌が入りやすくなります。
中に入ってから根の奥まで菌が繁殖してしまうと根に膿などができてしまい、
最悪の場合は歯を抜かないといけなくなったりします。
定期的なチェックをする必要があります。

・口呼吸

夜寝ている時無意識に開いている事とかありませんか?
特に朝起きた時に口の中がパサついているなどあったら口呼吸している可能性が高いです。
口呼吸をすることによって口の中が乾燥し、唾液がカラカラの状態になります。
唾液は殺菌効果があり、虫歯や歯周病になる細菌をやっつけてくれます。
そのため、唾液が口腔内に足りていない状態だったら、細菌まみれになってしまい、
虫歯や歯周病になるリスクを高くしてしまいます。

②生活習慣

・ストレス

ストレスを感じると、食生活の乱れや、また体の免疫力の低下にも繋がります。
そのため、免疫が弱っている時は、菌への抵抗もなくなるので、歯周病にも繋がるとも言われています。

・喫煙

喫煙は、血管の収縮をし、血行を悪くする働きがあります。
そのため歯周病の抵抗がなくなってしまうのが原因です。

・乱れた食生活

歯も体の一部分です。食事が偏ってしまっていると、体だけでなく歯への影響も大いにあり得ます。
また糖の摂取が多ければ多いほど、プラークといって虫歯や歯周病になる元を作ってしまいます。
糖の摂取も見直しが必要です。
また【運動不足】や【睡眠不足】も歯周病になる原因の一つなので、
完全に生活を見直す必要があると言えます。

歯周病は「歯肉炎」と「歯周炎」に分かれている

歯周病といっても種類や、進行度なども変わってくるので、ここからは歯周病の詳しい説明をしていきます。

歯肉炎

歯肉炎は歯茎だけの炎症で、歯を磨いたときに歯ブラシに血がついていることや、
口をゆすぐと、血の混ざった水になっていることなどから分かります。
固いものを噛んだ時に出血するのも同じです。
歯茎が少し赤く腫れている状態です。
歯周病の中でも比較的に軽度の状態です。
歯肉炎のイラスト

歯周炎

歯肉炎は進行度によって症状が異なるため、それぞれの症状をお伝えします。

【軽度】

歯肉炎と一緒で、歯磨きなどで時々血が出たり歯茎が赤く腫れたりします。
軽度の歯周炎のイラスト

【中等度】

歯茎が退縮(歯が長くなったような感じ)していきます。
歯茎から膿が出て歯茎が腫れ、口臭が気になります。
中度の歯周炎のイラスト

【重度】

歯がぐらぐらして歯茎から常に膿が出て、物が噛めなくなり、口臭もひどくなります。
歯を残せない状態にまでなると最悪の場合抜歯をしなければなりません。
重度の歯周炎のイラスト
では、歯周病にならないためにはどうしたらいいのかご説明していきます。

歯周病にならないためにすること

歯周病の元は歯垢(プラーク)です。歯垢は食べかすからできるものなので、基本的には歯磨きが重要と言われています。
ですが毎日歯磨きはやっている方は多いと思います。
それでもこれだけ歯周病になる方が多いというのは、歯磨きの質がよくない方が多いのです。
ここで歯磨きのポイントをお伝えしていきます!

歯磨きのポイント

① フロスや歯間ブラシを使う

使っている方は全体の3割程度ほどみたいです。
フロスや歯間ブラシを歯磨きの際に使うだけで、歯周病の元になる歯垢を2割増しで除去できます。
私のおすすめは、歯ブラシをする前にフロスをすることです!

② 歯ブラシは丁寧にやさしく

歯ブラシの圧を考えたことはありますか?勢いよく磨くのが良いというわけではありません。
大切なものに触れるように、歯ブラシも優しく磨いてあげてください。
大げさに言うと圧力0で大丈夫です。ただ丁寧に磨くのがポイントなので、
歯の形1本1本丁寧に磨いてあげてください!
1日1回でもいいので、1本あたり30~40は磨いてあげる感覚で歯ブラシを当ててください。

定期健診に行く

歯科治療を受けている女性の写真
これだけ歯磨きを丁寧にしていても、細かい磨き残しは残ってしまいます。
そこで定期的に歯医者さんに定期健診にいって、クリーニングをしてもらうことによって
より一層歯周病を事前に防ぐことができます。
また虫歯のチェックなどもしてもらえるので、
小さい虫歯だったら歯を削ることなく治療ができたりもする可能性もあるので、
それも踏まえ定期健診は行っていた方がいいです。

定期健診の頻度は、半年に1回行くのがベストです。
歯医者さんによっては、1年に1回というところも多いですが、
1年間も食べカスを放置するのは口腔内環境にもよくないので、半年に1回は行っておきましょう!

矯正治療中も歯周病になる?

結論から言うと、通常よりも歯周病になりやすいです。
先ほど歯周病にならないために「歯磨き」「定期健診に行く」ことなどをしっかりしていれば、
矯正治療中になる確率は低いです。
矯正装置がついていると歯磨きがしづらく、装置と歯の間をしっかり磨かないといけないので、
歯間ブラシと、タフト歯ブラシなどの細かいところまで磨ける専用の歯ブラシもご用意しているので、
そちらも加えて歯磨きをしていただくと汚れは必ず取れてくれます。
また定期健診に関しては、歯周病や虫歯になるリスクも考慮して、
3か月に1度ぐらいの頻度で通うのをおすすめします!

※過去のブログ記事では、矯正中の歯磨き方法を写真付きで紹介しています。
該当記事はこちら→「矯正と口腔内環境について」

最後に

ここまで歯周病についてお話してきましたがいかがでしょうか?
意外にも口だけの問題だけでなく、私生活からの見直しが必要です。
歯周病は気づかぬうちに進行していることが多いので、定期健診は必ず受診することをおすすめします。
早期発見できると、軽い歯ブラシ指導などで終わるのがほとんどです。
加齢とともになりやすい病気ではあるので、歯周病にかかって歯茎が下がってしまったなどなってしまうと、
下がった歯茎が戻ることも一生ないので、その見た目のまま余生を生きていかなければなりません。
最悪歯を抜くとなったら、インプラントや入れ歯も検討しなければならないなど、いいことが一つもありません。
事前に防ぐことができることなので、毎日のケアを劣らず頑張りましょう!

※歯並びについてのお悩みがある方や歯列矯正をご検討中の方は、
ぜひ一度、当医院の無料カウンセリングへご相談くださいませ(^_-)-☆
ご予約はこちらから!

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渋谷矯正歯科、歯科衛生士の根本です。
当院は水曜日以外開院しておりますが、来年1月から土日祝日の開院時間が変わります!

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