投稿日:2023.5.12
歯医者さんのレントゲン撮影
みなさんこんにちは!!
診療放射線技師の遠藤です◝(⁰▿⁰)◜
さて、今回は、歯医者さんでレントゲンを撮る理由と、被ばくについてお話しします。
放射線技師っぽいお話しです!!
目次
歯医者でレントゲンを撮る理由
必ずと言っていいほど、歯医者さんに行くとレントゲンを撮りますよね。
レントゲン撮影は、歯科領域でも広く使用されている医療技術になっています。
とくに矯正歯科では、レントゲン撮影が重要な役割を果たしているのです!
「レントゲンは、何のために撮っているのだろう??」と、疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
虫歯や親知らずを、みるだけではありませんよ~( ◠‿◠ )
一般歯科
①歯の診断:レントゲンを使用して、歯の内部構造や神経の状態を知ることができます。
②歯周組織の評価:歯ぐきや顎の骨の状態を確認するために、レントゲンを撮影することもあります。歯周病がどのくらい進んでいるかなど確認できます!!
③抜歯の計画:歯を抜歯するとき、周囲の組織や骨の状態、歯の根っこを確認するためにレントゲンを撮影します。抜歯手術の計画が立てやすくなります!
④インプラントの設計:インプラントを設置するときに、骨の密度や形を把握していきます。撮影した写真を見て、適切な位置にインプラントを設置します。
⑤歯の根管治療:歯の神経や血管を取り除く根管治療の際、歯の内部構造を確認するためにレントゲンを撮影していきます。
難しくなってしまいましたが、レントゲン撮影をすると、これだけ沢山の情報が手に入ります!
矯正歯科
矯正歯科では、一般歯科と見ているところが少し違うので、紹介していきますね(@_@)
①歯の位置と骨の評価:レントゲン撮影をして歯の位置や顎の骨の状態を確認できます。歯の異常な位置や骨の密度等を確認し、矯正治療の計画を立てていきます。
②咬合の分析:上下の歯の噛み合わせの関係を確認します。
③永久歯の成長予測:子供の永久歯について、レントゲンを使用して、成長を予測します。これにより、将来の歯列矯正の計画を立てるための情報が得られます。
④歯根の位置と形の確認:歯根の位置や形をしっかりと把握して、治療計画を立てていきます。
レントゲンを撮影すると骨以外に、唇や頬もうつるので、Eラインなどもみることができます(*’▽’)
被ばくについて
そしてレントゲンを撮影するときに一番気になるのが、被ばくだと思います(◞‸◟)
被ばくとか放射線とか、怖い言葉ですよね、、、。
私も、放射線技師になると周りに話したとき、とても心配されました。
4年間しっかり勉強して、分かったことをお伝えしますね( ˙꒳˙ )
胸部レントゲンとの比較
まず胸部のレントゲンについてですが、健康診断などでみなさん撮ったことがあると思います。
「息を吸って~~~止めてください!!」のやつです( ◠‿◠ )
胸部のレントゲンでの被ばく線量は、0.05mSv(ミリシーベルト)です。
歯のレントゲン(パノラマ撮影)では0.03mSvで
歯科用CTでは、0.1mSvの被ばく量です。
胸部のレントゲンよりも被ばくが少ないことが、数値から証明されていますね(*‘ω‘ *)
一体、この0.05mSvや0.03mSvがどれくらい体に影響しているのか、
こちらを今から説明していきます(^_-)-☆
自然放射線って知っていますか?
まずいきなりですが、みなさん海外旅行は行きますか?
わたしは日本からでたことがありません。
ご飯も和食が一番好きだし、英語も全く話せないし聞き取れないので、特に海外に行きたいという気持ちになりません(;_;)
なんなら旅行に行くなら日本国内で行きたいところが沢山あります(‘ω’)
でもスタッフや友達が、最近海外に行きいろいろなお話を聞かせてくれるので
ほんの少しだけ(本当に本当に少しだけ)行きたいかも、、、って思っています。
少し私情を挟んでしまいましたが、、、。
よく被ばくの話で「例えば~」で出されるのは、アメリカのニューヨークです!!
アメリカのニューヨークに行く際に、日本から飛行機で行くと思います。
この日本~ニューヨーク間の往復で、0.2mSv被ばくしているのです!!
なんと、アメリカに行くよりも、パノラマ撮影の方が被ばくしていません( ◠‿◠ )
どうしてアメリカに行くだけで、被ばくしているのかというと、それは自然放射線というものが関係してくるのです!
外部線被ばく
地面や大気中から自然放射線は放出されています!
宇宙線や地殻放射線と呼ばれていて、高い山に登ったり、飛行機に乗ることで、外部線被ばくしてしまいます(+o+)
内部線被ばく
主に食品に含まれている放射性同位体というものによって、体内に放射線源が取り込まれることがあります。
これらによって、内部被ばくというものが生じます(‘ω’)
特に多いのは、カリウムですが、健康を保つために必要な元素のひとつです。
色々な食物に含まれていて、干し昆布やわかめ、しいたけ、ほうれん草など様々です。
ちなみに私が国家試験を受けた時に、わかめスープを選択する問題がありました。
国家試験の問題の記憶はほとんどありませんが、過去問で全く出てこなかった新規の問題で
びっくりしたのでこれだけは覚えてます(‘ω’)
健康被害
簡単にいうと自然放射線というのは、食べ物や大気、大地から出ている放射線のことです!
そしてこの自然放射線というものは、とくに健康に被害はありませんので安心してください(*‘ω‘ *)
身体に影響がでるのは、約100mSv以上です!
そして、1人が1年間に自然放射線を受けている量は、
世界平均で2.4mSvといわれています。(日本平均では2.1mSv)
これらのことから、健康被害に関して、全く問題ないかなと思います(^_-)-☆
まとめ
パノラマやCTの撮影時には、鉛の重いエプロンを着用しているかと思います。
鉛は、放射線を通さない物質なので、このエプロンを着用していれば、
0.03mSvよりも、もっと被ばく量は少ないと考えられます!やったね☺
検査の時には、レントゲン撮影は必須になってきますので
なにか聞きたいことや、不安なことがあれば、なんでもきいてください◝(⁰▿⁰)◜
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