投稿日:2023.7.25
受け口になる原因と悪化させない対策について
こんにちは!渋谷矯正歯科です★☆
受け口はしゃくれている特徴的な見た目にコンプレックスを抱く方が少なくありません。
「下の歯が前に出ている」「しゃくれていて噛みにくい」などの理由で気にされている方が多いです。
受け口は、見た目に影響があるだけでなく、噛み合わせにも問題があり、発音や咀嚼などにも支障が出る不正咬合です。
無意識に習慣になっている癖が受け口を悪化させる場合もあるので、今回ご紹介する癖がある場合は注意が必要です。ぜひ最後までご覧ください。
目次
受け口になる原因
受け口になる原因は大きく2つあります。
「遺伝的に歯並びや骨格に問題がある」先天的な原因と、「日常的な悪習癖などの習慣が関係している」後天的な原因があります。
先天的な原因としては遺伝がありますが、具体的には、親族に歯並びや骨格に受け口の方がいる場合、お子さんも受け口の特徴を引き継いでしまう可能性が高くなるというケースです。
また、後天的な原因としては、「日常的な悪習癖」を繰り返してしまうことがあげられます。
「悪習癖」とは、歯並びに悪影響を与えてしまう癖のことです。
受け口を誘引してしまう悪習癖は「口呼吸」や舌の位置が下がる「低位舌」です。このような癖がついてしまうと、受け口になったり、受け口を悪化させたりしてしまうことがあるので注意が必要です。
受け口が悪化する悪習癖とは
①口呼吸
本来は鼻呼吸が理想的な呼吸です。慢性的な鼻炎や、顔の筋肉が衰えてお口をぽかんと開ける習慣がついていると口呼吸の癖がついてしまいます。
口呼吸が習慣になると、鼻の機能が低下して、鼻とつながっている上顎の成長が不十分になる可能性があります。
また、口呼吸は口で酸素を取り込もうと、自然と舌が押し下がることから、受け口の悪化に繋がります。
特に寝ている時や、お口ぽかんの状態は無意識で口呼吸になってしまうので、早めに改善した方が良いです。
②舌が下顎に落ちている(低位舌)
舌先が上顎のでっぱりの部分(スポットポジション)にくっついている状態が正しい舌の位置です。
舌の裏側のヒダ(舌小帯)が短い場合や、鼻炎や口呼吸が原因で舌が下がる癖がついてしまいます。
舌が正しい位置にあると、頬や口元の筋肉が適度にきたえられ、歯並びのバランスを保つことができます。
舌が低い位置にあると舌が下顎や下の前歯を押すため、受け口が悪化する可能性があります。
受け口が原因で起こる問題
受け口は「反対咬合」とも呼ばれており、見た目の問題だけでなく、噛み合わせにも問題があります。
正常な咬み合わせが反対になっていることから噛み合わせのバランスが悪く、全身の健康や発音にも悪影響があります。
①見た目の問題
受け口は成長とともに顎が長く発達するため、しゃくれている状態が目立ってきます。
さらに口周りの筋力が低下するため、お口が常にぽかんと開いてしまったり顎がたるむなどの見た目にも影響があります。
②咀嚼機能の低下
噛み合わせのバランスが悪いことから、咀嚼機能や食べ物を飲み込む機能が低下し、消化不良などの胃腸に負担をかけてしまうことがあります。
③発音が不明瞭になる
噛み合わせが悪いことから、「サ行」や「タ行」の発音が不明瞭になりやすく、舌足らずな話し方になってしまうことがあります。
④歯と顎に負担がかかる
噛み合わせが悪いことで、偏った噛み方になるため、歯が咬耗ですり減ったり、破折したりして、歯そのものを失ってしまうリスクもあります。
また、均等に噛んでいないと、顎や顎関節に負担がかかり、
顎関節症を起こしてしまうこともあります。顎関節症は、関節に雑音がしたり、顎の痛みを感じたりする症状のことです。
ひどい場合は口が開けにくくなることもあります。
⑤虫歯や歯周病のリスク
口呼吸などの悪癖に繋がり、ドライマウスになるため、口臭や虫歯、歯周病になってしまう可能性も高くなります。
受け口を悪化させないためには?
①矯正治療をする
下の前歯が上の前歯よりも前に出ているケースの受け口は矯正治療で改善することができます。
受け口をそのままにしておくことが悪習癖に繋がることもあるため、矯正治療で歯並びを改善することは、悪習癖を防ぐ対策にもなります。
矯正治療で歯並びが改善されると、バランス良く噛むことができるようになるため、口周りの筋肉も正常の動きになり、局所的な歯や顎の負担も改善します。
歯並びも整うので、見た目にも自信がつきます。また、歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクも低下します。
発音もしやすくなるなど、多くのメリットがあります。
②悪習癖を改善する
【口呼吸の改善】
受け口を悪化させる要因の一つが口呼吸です。口呼吸になる原因は、不正咬合、舌癖、顎骨の形状の問題など原因は様々です。
歯科医院での矯正治療および、口腔筋機能療法(MFT)で口周りや舌のトレーニングをして改善させることができます。
鼻呼吸は感染症を防ぐメリットがあり、本来は鼻呼吸が理想的な呼吸です。
風邪やアレルギーで鼻炎や扁桃炎になって、口呼吸になってしまうこともあるので、耳鼻科で見てもらう必要がある場合もあります。
【舌を正しい位置に戻す】
舌の位置はとても重要です。
舌が前に出たり、下の前歯や下顎を押すような悪習癖があると、受け口が悪化してしまいます。
また、矯正治療を始めても舌の位置に問題があると、治療の妨げになったり、治療後の後戻りに繋がったりするため、早い段階で正しい位置に改善する必要があります。
舌の位置について別の記事でも詳しくご紹介しているので併せてご覧ください。
【舌を鍛える「ポッピング」】
「ポッピング」はいつでも簡単にできる舌のトレーニングです。
上顎のポコッとした位置に舌の先をおいて、「ポンっ」と弾いて音を立てることを5〜10回繰り返します。
ポッピングは舌の正しい位置も確認でき、口周りの筋肉のトレーニングにもなります。慣れてきたら少しづつ回数を増やして1日30回を目安に行ってみてください。
まとめ
受け口になる原因は、遺伝や悪習癖ですが、矯正治療や口腔筋機能療法(MFT)などのトレーニングで悪習癖を改善させることができます。
当院では、受け口を改善する矯正治療はもちろんですが、口腔筋機能療法(MFT)を通して悪習癖を改善するサポートもしています。
矯正治療で歯並びがきれいになった後も、悪習癖があることで、後戻りしてしまう原因になります。
「舌癖があるかも」「気が付いたら口呼吸している」と気がついた時や、歯科医院で指摘された時にはできるだけ早めに改善させるようにしましょう。
日常生活で気になることがある場合や、お困りのことがありましたら、当院にお気軽にご相談ください。
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