投稿日:2022.7.17
不正咬合(悪い歯並び)の種類について
みなさんこんにちは。
渋谷にございます矯正歯科、「渋谷矯正歯科」です。
いつも当院ブログをご覧いただきましてありがとうございます。
当院には歯並びのお悩みをお持ちでご来院される患者様がほとんどです。
今は歯並びが綺麗なのが当たり前かのように、
テレビやネットでも歯並びが綺麗な人しかいないと言った環境になっています。
そこでコロナも収まりマスクを外す機会も増えてきたタイミングで歯列矯正を始める方が増えています!
そこで今回は不正咬合(悪い歯並び)の種類や原因といったところをご説明していきます。
目次
不正咬合の種類
① 叢生(ガタガタ、八重歯)
下の歯だけが前後にデコボコしている状態であったり、八重歯が唇側に出ていて凹凸感がある方です。
一時期は八重歯もチャームポイントなど言われた時期もあり、可愛い印象をお持ちの方もいらっしゃいます。
ただ八重歯が上下しっかり噛めていない歯並びであれば噛み合わせは悪い状態になります。
八重歯は特におじいちゃんおばあちゃんになっても生き残る歯と言われており、根っこがとても長く丈夫な歯です。
ですのでその八重歯が噛み合わせに参戦してないとなると他の歯たちが負担をしなくてはいけません。
将来を考えると他の歯たちを守る為にも歯列矯正するかたがほとんどです。
芸能人の方でも八重歯が特徴だったももいろクローバーZの百田さんや、
元AKB48の板野さんなども今は八重歯が周りの歯たちと1列に並んでいる状態です。
それもあり八重歯が気になって歯列矯正始める方たくさんいらっしゃいます。
ではなぜ歯並びがガタガタになったり八重歯が出てきたりするのか?
叢生の原因
・歯の大きさと顎の大きさが比例していない
顎が小さいのに歯が大きいっていうのは、現代人によくあることです。
特に日本人は骨格自体が元々小さく、歯が入るスペースが少ない特徴を持っています。
歯が入るスペースがないと歯が飛び出てくる状態になるので
ガタガタや八重歯だけ出てきてしまうといった状態になります。
・過剰歯がある
まれに通常の歯の本数以上に歯が生えてくる方がいらっしゃいます。
そうなるとまた更に生えてこようとする歯に対して耐えきれなくなり、
歯が出てきてしまうといった状態です。
②上顎前突(出っ歯・口ゴボ)
私が実際カウンセリングを受けて1番多いお悩みでした。
出っ歯で口元が出てるのが気になるといったお悩みがダントツで多かったです。
出っ歯の方は、前歯が出てる分口を閉じづらく、
気付くと口が開いているなんてお悩みを持つ方もいらっしゃいます。
それ実は口腔内環境にとても悪いんです!
特に寝ている間とかは無意識のうちに開いててもどうしようにもないんですが、
口呼吸が多ければ多いほど虫歯になりやすいんです((+_+))
理由としては、唾液の量が減ってしまうからです。
唾液には殺菌効果があり、口の中にが唾液がなくカラカラの状態であれば
菌が繁栄し虫歯のリスクが高くなります。
口元を下げたくて歯列矯正を始める方もいらっしゃいますが、
実は口腔内環境にもとてもメリットがあるんです!
では出っ歯になる原因をお伝えします!
上顎前突の原因
・下唇を噛む癖
この癖を小さい頃長い間やっていた方や、今も気づいたら無意識にやってしまっている方です。
あとは物を噛んでいた方(例えばタオルや、鉛筆など)は
前歯のどちらかだけ出ている方もいらっしゃいます。
・顎と歯のバランス
叢生や、八重歯が出る人と同じ理由で、顎が小さいのに比べて歯が大きくキャパが足りずに
前歯だけが出てきたというパターンもあります。
遺伝的な問題もあるので、
癖がない方は特に親族も出っ歯の方が多かったりする可能性もあります。
・楽器演奏
吹奏楽部に所属していて、クラリネットなど吹いてる方にも症状が出る方がいます。
噛み締めて吹くような楽器は歯並びに影響が出やすいので、
成長期などにやっていた方は特に出っ歯になる原因の1つになります。
③反対咬合(下顎前突・受け口)
所謂しゃくれと言われる反対咬合です。
下の歯が上の歯を覆いかぶさるようになっている噛み合わせです。
受け口の方はよく相談内容に滑舌が悪くて、、、というお悩みをお持ちの方が多く、
発音障害なども症状の1つに含まれてます。
ただ反対咬合に関しては問題が骨格にある可能性も高いです。
そうなると歯列矯正では治療をしても治らないので精密検査にて確認が必要になります。
当院では外科矯正もしているので、精密検査を行ったのち、外科矯正が必要なのか、
歯列矯正だけで治るのかが明確に分かります。
気になる方は1度当院の精密検査を受診してみてください!
※当院の外科治療についてはこちらをご確認ください。
そのほかの治療内容はこちらからご確認いただけます!
では反対咬合になる理由とは?
反対咬合の理由
・遺伝
反対咬合のほとんどは遺伝が多いです。
親が反対咬合であればほとんどの確率で反対咬合の子どもが生まれます。
親が反対咬合ではないのに自分だけが反対咬合だと思っていても、
実は親が外科手術を受けていたって話は何回も聞いた事があります!
1度確認してみてください!
・唇を吸う癖
小さい頃に長期間続けていると反対咬合になる人がいます。
癖の問題になるので早いうちにやめさせる事をおすすめします。
④ 開咬(オープンバイト)
奥歯は噛んでいるが、上下の前歯が噛み合わずにあいている状態をいい、
歯科用語で開口(オープンバイト)といいます。
前歯で噛めないので、奥歯への負担が大きい歯並びになります。
実際私も開咬(かいこう)なのですが、奥歯がどんどん擦れていき
最悪の場合には歯に亀裂が入って砕けてしまうっていう状態になります。
歯を守る為にも治す必要があると思います。
では開咬になる原因はなにか?
開咬の原因
・顎の変形
基本的に12歳までの間に起こる顎の成長ですが、その時に指しゃぶりするなどで顎が変形したりします。
稀に10代後半から20代にかけて顎の関節が変形したりして開咬になる方もいます。
・舌癖(ぜつへき)
舌を歯と歯の間に出して喋ったりする癖があるとどんどん前歯の隙間が開いてきます。
喋る際は、飲食する際も舌は前には出てきません。
舌癖を治す為には、舌の筋トレが必要になります。
MFTトレーニングといった方法があるので、「舌癖があるかな?」と思う方は
開咬がひどくならないように今から予防しておきましょう。
⑤空隙歯列(すきっ歯)
歯と歯の間に隙間がある状態を歯科用語で空隙歯列といい、すきっ歯と呼ばれています。
また、上の前歯の真ん中のみに隙間があいていることを正中離開といいます。
ではすきっ歯になる原因とは?
空隙歯列の原因
・歯の本数が通常より少ない
これは先天性のものになるので、歯医者さんや学校とかで受けた検診などで、
歯の本数が少ないと言われた方はなる確率が高いです。
・舌が大きい、舌癖がある
開咬の時にもお伝えしましたが、舌は筋トレが必要です。
舌が大きくなると言うことは、筋肉がなく脂肪の塊になって肥大化してる状態になります。
そうなると舌が歯をどんどん押していくので、
どんどん歯並びに影響が出てくるといった感じになります。
その他にも、
- ・顎が大きい、歯が小さい
- ・上唇小帯による影響
- ・正中埋伏過剰歯による影響
などの原因が考えられます。
⑥過蓋咬合(ディープバイト)
奥歯で噛みしめたときに下の歯が見えない状態や、
下の前歯が上の歯の裏側の歯茎を噛んでしまう状態を歯科用語で過蓋咬合といい、
ディープバイトとも呼ばれています。
矯正治療の中で1番難しい治療と言われています。
では過蓋咬合になる原因とは?
過蓋咬合の原因
・骨格の問題
上顎の過成長、下顎の劣成長
・歯の問題
早い時期に乳歯を失っている、前歯が長すぎる、奥歯の高さが足りない)などが挙げられます。
⑦ 交叉咬合(クロスバイト)
奥歯の噛み合わせが上下逆に噛み合わさっている状態を交叉咬合といいます。
奥歯の噛み合わせは下の歯より上の歯が外側にいるのが正常な噛み合わせで、
それが逆になっているのが交叉咬合です。
また、前歯がデコボコしており部分的に上の歯を下の歯が覆ってしまう状態も交叉咬合といいます。
奥歯であれば審美的な問題を気にしないと思いますが、
咀嚼障害や顔面の非対称、顎関節症、肩こりや頭痛などといった症状が現れることがございます。
ではなぜ交叉咬合になるのか?
交叉咬合の原因
・歯の生える場所が間違ってる
本来生えるべき場所があるにも関わらず、そことは違う場所に生えてしまうこともあります。
・頬杖をつく
頬杖はかなり歯並びに影響させます。
とくに成長期にしているとかなりそれで形成されていくので注意が必要です。
まとめ
歯並びが悪い!といっても色んなジャンルがあり、原因もそれぞれ違います。
先天性のものもありますが、大人になってからの癖でどんどん歯並びが悪くなる方もいらっしゃいます。
歯並びが悪くなるには必ず原因があります。
年々歯並びが悪くなっていたり、酷い場合は顔が歪んでくる方もいらっしゃるぐらいかなり体へも悪影響を及ぼします。
歯並びが悪いだけと言っても、肩こりや頭痛に繋がってきたり、
将来歯がなくなったりなども可能性は高いので、早い段階で治すのをおすすめします。
当院では無料カウンセリングを行なっていますので、歯並びが気になる方はお気軽にご相談ください!
>>無料カウンセリングの予約はこちらから!
スタッフのつぶやき
ここ一週間、傘の出番が多い日が続きましたね>﹏<
雨が落ち着いて晴れの日が多くなると思いますが、
みなさん熱中症にはくれぐれもご注意ください(^-^;