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ブログ

投稿日:2023.3.2

マウスピース矯正の適応症例

みなさんこんにちは(^^)/
渋谷にございます矯正歯科、「渋谷矯正歯科」歯科衛生士、根本です。
いつも当院ブログをご覧いただきましてありがとうございます。

本日のお話しは「マウスピース矯正適応症例」についてです☆
2019年12月頃からコロナウイルスが流行し始めて、ずっとマスク生活でしたが今後はマスクをしなくなることが多くなりそうですね。そのため今後はさらに、矯正していることが分かりづらいマウスピース矯正やリンガル(裏側)矯正をしたい方が多く出てくると思います。マウスピース矯正希望の方や矯正治療をしたいな、と思っている方へ少しでも参考になればと思います。

歯列矯正の種類

歯列矯正には、歯の表面に矯正装置を装着する「表側矯正(ラビアル矯正)」、歯の裏側に矯正装置を装着する「裏側矯正(リンガル矯正)」、自分で取り外しができる「マウスピース矯正」があります。

表側矯正と裏側矯正は矯正装置を歯に装着して、ワイヤーで歯を動かす「ワイヤー矯正」です。
マウスピース矯正はワイヤー矯正と違い、歯に矯正装置を装着せずに、ご自身でマウスピースを付け外しができる着脱式の矯正治療です。
取り扱いが簡単にできるため、とても人気がある矯正治療ですが、マウスピース矯正が適応できる歯並びと、マウスピース矯正では治療が難しい歯並びがあります。

今回はマウスピースの適応症例、また、適応しない症例について詳しくお伝えします。

 

マウスピース矯正の治療の流れ

お口の中の精密検査が行われた後で治療方針を決めていきますが、その時に担当の歯科医師からマウスピース矯正が適応可能であるかの判断があります。
マウスピース矯正は、口腔内をスキャニングして精密な型をとり、シュミレーションに沿って治療計画を進めていきます。

①カウンセリング

②精密検査

③治療方針説明◀︎ここでマウスピース適応症例であるかの判断があります。

④口腔内3Dスキャニング

⑤シュミレーション

⑥マウスピース矯正スタート

⑦定期的な通院で経過観察(交換・微調整も含みます。)

⑧治療完了

⑨保定期間へ

当院のマウスピース矯正について、詳しくはこちらのページもご覧ください。

→ マウスピース型矯正

 

マウスピース矯正に向いている症例

①軽度の叢生

叢生(そうせい)というのは歯がガタガタしている凹凸のある歯並びのことです。
顎が小さく、歯が並びきれなくて前後に重なっている状態です。

「八重歯(やえば)」も叢生に当たります。

軽度の叢生の場合はIPRと言われる歯と歯の間を削る微調整を行い、歯を並べるスペースを作ります。
非抜歯でも良い程度の叢生は、マウスピース矯正の治療対象として適しています。

②軽度の空隙歯列

多数の歯と歯の間に隙間があいている「すきっ歯」の状態です。
軽度の空隙歯列は間の隙間を埋めるようにマウスピースで歯を移動させることができます。軽度の空隙歯列にはマウスピース矯正が適応できます。

すきっぱ 空隙歯列 矯正

③軽度の上顎前突

上の前歯が下の前歯より前に出ている「出っ歯」の状態です。

非抜歯でも良い軽度の上顎前突の場合はIPR(歯と歯の間のやすりがけ)を行い、歯が移動できるスペースを作ることでマウスピース矯正を行うことができます。
後方移動させるスペースが2㎜程度におさまる範囲であればマウスピース矯正で治療することができます。出っ歯 上顎前突 矯正

歯と歯の間の微調整?!IPRについて

IPRはInterProximalReducation の略称で、歯と歯の間を削る微調整の処置のことです。
IPRは、「ディスキング」とも呼ばれていますが、歯の健康を守る範囲で歯と歯の間にヤスリがけをして隙間を作ります。

IPRは、歯を動かすスペースを作ることや、歯の形態を変えること、歯ぐきの乳頭の形成などが目的で行われる処置です。
「健康な歯を削っても大丈夫なの!?」と心配される方もいらっしゃると思いますが、エナメル質という歯の一番表層の部分を0.1㎜〜0.2㎜歯科用の器具で削って調整します。
エナメル質は1㎜〜2㎜厚さがあるため、処置をする時に痛みもなく、麻酔もしません。IPRの処置後にしみたり、痛みが出ることもなく、治療後に虫歯になるということもありません。

症例によっては抜歯しなければスペースを確保できない場合もありますが、IPRでスペースを確保できる場合は、非抜歯で矯正治療のスペースを作ることができます。

マウスピース矯正に向かない症例

①重度の叢生

重度の叢生の場合は、ほとんどの場合抜歯が必要になります。
マウスピース矯正は、抜歯が必要な程の大きな隙間を閉じることには向かないため適応外の症例になります。

叢生 歯のでこぼこ 矯正

②重度の上顎前突

重度の出っ歯も、IPR(歯と歯の間のやすりがけ)では対応ができないため、抜歯が必要な場合があります。
重度の上顎前突は、マウスピース矯正の適応が難しい症例となります。
また、顎の形態に問題がある上顎前突も適応外です。

③重度の下顎前突

下顎前突 受け口 矯正下顎前突は、下の前歯が上の前歯より前に出ている「反対咬合」や「受け口」の状態のことです。
重度の上顎前突と同様にIPR(歯と歯の間のやすりがけ)だけでは改善できない場合が多く、抜歯が必要になる場合がほとんどです。
抜歯が必要な歯並びはマウスピース矯正には向かないため、対象外の症例になります。

また、下顎前突も顎の形態に問題がある場合は適応外になります。

 

マウスピース矯正が難しいケースについて

抜歯が必要な矯正治療にはマウスピース矯正が向いていませんが、その他にも向かないケースがあります。
上顎前突や下顎前突で、顎の骨格に問題がある場合はマウスピース矯正には向いていません。この場合はワイヤー矯正でも適応できないことがあります。
また、重度の歯周病がある場合やインプラントがある場合も歯を動かすことに問題があるためマウスピース矯正はできません。

 

まとめ

今回は「マウスピース矯正の適応症例」についてお話しさせていただきました。
マウスピース矯正は、目立ちにくく、着脱ができるので取り扱いもしやすく、お口の中のお手入れもしやすいなどの多くのメリットがあります。

事前の治療方針のご説明では、患者様の症例によって、マウスピース矯正をお勧めできないこともあります。
基本的にはスペースを確保する程度がIPR(歯と歯の間のやすりがけ)でおさまる軽度〜中程度の不正咬合がマウスピース矯正に向いています。
患者様のお口の状態によって個人差があるため、まずは歯科医院でカウンセリングを受けて、精密検査を行い、歯科医師から矯正治療のご提案をさせて頂くことをおすすめします。

当院では無料カウンセリングを行っております。矯正治療をご検討の方は、お気軽にご相談下さい。
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矯正の種類は患者様のお口の状態によって変わってくるため一度精密検査して頂くことをおすすめいたします。
ここまでご覧いただき、ありがとうございます。

 

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