投稿日：2022.9.4
マウスピース矯正ってどんな治療方法？ワイヤー矯正との違い
こんにちは。渋谷矯正歯科です(^^♪
いつも当医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
目立たない矯正方法として人気の「マウスピース矯正」に
興味がある方も多いのではないでしょうか。
今回は当院でご案内させて頂いてるマウスピース矯正（デザイン矯正）とは何か、
メリット・デメリットなどについて説明していきます。
目次
マウスピース矯正ってどんな治療方法？
マウスピース矯正は、透明なマウスピースを使った比較的新しいタイプの矯正方法です。
矯正用のマウスピースを歯磨きと食事以外装着し、
2週間ごとにわずかに異なる形のものに交換することで少しずつ理想の位置へと動かします。
ワイヤー矯正との違い
ワイヤー矯正はブラケットとワイヤーを歯の表側や裏側に固定し、
曲げられたワイヤーが元に戻ろうとする力を利用して歯を動かす矯正方法です。
これに対してマウスピース矯正は、現在の歯並びからわずかにズレた形状の
取り外し可能なマウスピースを使用します。
このズレによって歯に圧力がかかり、目的の位置へゆっくりと歯を移動させることが可能です。
マウスピース透明なのでつけていても目立ちにくく、
食事や歯磨きがより簡単に行えるというメリットがあります。
ただし、患者さんがどれだけ装着時間や交換のスケジュールを守るかによって
結果が大きく左右されます。
自己管理が必要な点がワイヤー矯正との一番の違いと言えるでしょう。
マウスピース矯正のメリット
マウスピース矯正は以下のメリットがあります。
目立ちにくい
マウスピース矯正の魅力は目立ちにくい点です。
薄くて透明なマウスピースを用いるため、装着しても周囲の人にほとんど気づかれません。
特に接客業や営業職の方など、人と頻繁に接する仕事をされている方にとっておすすめの矯正方法です。
取り外しが可能
マウスピースは自分で取り外しが行えるため、
食事や歯磨きの際は装置の存在を気にすることなく矯正前と変わらずにできます。
また、結婚式や面接といった大切なイベントの際は、外すことも可能です。
しかし、装着時間が短い日が続くと計画通りに歯が動かない可能性が高まるため、
この点には十分注意しましょう。
むし歯や歯周病のリスクが軽減できる
ワイヤー矯正は、ブラケットやワイヤーに食べかすや汚れが挟まりやすく、
装置が邪魔で歯磨きが難しいという問題があります。
矯正中にむし歯や歯周病になると矯正を中断して治療を優先することもあるため、
お口の中は清潔に保つ必要があります。
これに対してマウスピース矯正は、簡単に取り外せるため歯ブラシやフロス、
歯間ブラシを使った丁寧なケアが可能です。
その結果、矯正中のむし歯や歯周病の発生リスクを減らせます。
食事中の煩わしさがない
食事の際は簡単に外して自由に楽しめます。
また、ワイヤー矯正のように食べ物が装置に挟まる心配もありません。
食べ物を制限されることがないため、矯正中のストレスを感じにくいです。
金属アレルギーの心配がない
ワイヤー矯正は、金属製の装置を長期間歯に固定する必要があるため、
アレルギー反応を引き起こす可能性があります。
しかし、マウスピース矯正は金属を使用しないので、アレルギーの心配がほとんどありません。
アレルギー体質の方や心配な方も安心して矯正治療を受けられます。
シミュレーションで結果を予測できる
マウスピース矯正では治療開始前にシミュレーションを行い、
治療後の歯並びの予測が可能です。
治療の結果や期間を事前に確認できるので、モチベーションが維持しやすいです。
また、予測された歯並びをもとに立てられる治療計画は効率的であると同時に、
患者さんの期待に沿った結果を得られやすいため満足度が高まる可能性があります。
口内炎ができにくい
ワイヤー矯正は金属製のブラケットやワイヤーがお口の中を傷つけ、
口内炎を引き起こすリスクがあります。
これに対してマウスピース矯正は、弾力性のあるやわらかい素材を使用しているため、
口の中を傷つけるリスクが大幅に減少します。
しかし、歯の動きをサポートするために「アタッチメント」と呼ばれる
小さな突起物を歯に装着することがあります。
アタッチメントがお口の中に触れると、場合によっては口内炎の原因となることもありますので、
この点は注意が必要です。
マウスピース矯正のデメリット
マウスピース矯正は多くのメリットがありますが、デメリットもあります。
検討する際はしっかりと確認しておくことが大切です。
適応症例が限定されている
マウスピース矯正は出っ歯や受け口など、歯を抜く必要がある症例は適していない場合があります。
このような症例では他の矯正方法を検討したり、
ワイヤー矯正と組み合わせるコンビネーション矯正の必要があります。
装着時間が長い
マウスピース矯正のメリットには取り外しが可能な点が挙げられますが、
好きなように外して過ごして良いということではありません。
推奨される装着時間は1日20時間以上なので、
理想の歯並びに近づけるためには食事中と歯磨き以外はつけたままになります。
外している時間が長くなると思うような結果が得られない可能性があるため、
装着時間は守ることが大切です。
装着中は飲食の制限がある
マウスピースは装着した状態での飲食はできません。
装着したままの状態でジュースを摂取すると糖分が中に溜まり、
むし歯を引き起こすリスクが高まります。
また、お茶やコーヒーなど色の濃い飲み物はマウスピースを着色しやすいため、
これらの摂取も避けた方が良いでしょう。
水以外の飲み物を飲む場合は、一時的に外してから摂取することをおすすめします。
マウスピースの管理が必要
ワイヤー矯正の場合は、一度装着されると矯正が完了するまでついてるため、
本人の意思に左右されることなく一定の効果を期待できます。
しかし、マウスピース矯正では装着時間によって結果が左右されます。
装着が煩わしく感じて頻繁に取り外してしまうと、
効果が得られないこともあるので注意が必要です。
また、毎日の歯磨きと同様にマウスピース自体のケアも欠かせません。
外した際は水やぬるま湯で洗浄して清潔に保ちましょう。
これが面倒と感じる方はマウスピース矯正はあまり適していないかもしれません。
マウスピース矯正はこんな方におすすめ
マウスピース矯正の特徴やメリット・デメリットを考慮すると、
以下のような方に適しています。
- ・矯正していることを知られたくない方
- ・矯正装置の違和感を軽減したい方
- ・大きく歯を動かす必要がなくピンポイントで矯正したい方
- ・自己管理ができて、毎日20時間以上マウスピースの装着が可能な方
ただし、マウスピース矯正はすべての症例に適応するものではありません。
適応になるかどうかは精密検査を通じて判断されます。
マウスピース矯正で治せる症例
マウスピース矯正は、以下のような歯並びの改善が期待できます。
- ・ガタガタの歯並び
- ・出っ歯
- ・受け口
- ・すきっ歯
- ・深い噛み合わせ
- ・交叉咬合
- ・開咬
- ・矯正後の後戻り
いずれも軽度～中等度の悪い歯並びが対象になります。
また、過去に矯正治療を受けて後戻りした場合もマウスピース矯正は有効です。
患者さんへの負担が少なく、矯正経験者にも適しています。
マウスピース矯正では治せない症例
マウスピース矯正はすべての症例に適しているわけではありません。
以下のような場合、別の矯正方法を検討する必要があります。
- ・重度の不正咬合
- ・抜歯によって大きなスペースが空いてしまう症例
- ・骨格に問題がある
不正咬合とは悪い歯並びのことです。
極端に歯が捻れて生えている、または噛み合わせに大きなズレが生じている場合は
マウスピース矯正では対応が困難です。
また、歯を並べるスペースを作るために抜歯が必要な場合は限界があり、
このような症例はワイヤー矯正が適しています。
顎の大きさや位置に問題がある場合は、
矯正治療と併せて外科的な処置が必要になることがあります。
マウスピース矯正に関するよくある質問
ここではマウスピース矯正に関するよくある質問について紹介します。
マウスピース矯正は痛みがありますか？
感じ方は個人差がありますが、ワイヤー矯正に比べて一度に強い力をかけるわけではないため、
痛みは少ないと言われています。
ただ、矯正用マウスピースは、現在の歯並びと合わないように作成されているので、
2～3日は装着時に違和感を感じることがあります。
前歯だけでも治せますか？
はい、マウスピース矯正は前歯のみの部分矯正にも対応しています。
気になる部分だけに焦点を当てることができ、時間や費用を抑えられます。
ただし、すべての方が部分矯正で治せるわけではありません。
歯並びや噛み合わせの状態によっては全体矯正が適応になります。
マウスピース矯正の費用や期間はどれくらい？
マウスピース矯正の費用や期間は症例や歯科医院によって異なりますが、
目安費用は40万～110万円程度、期間は数ヶ月～2年半程度です。
矯正を行う範囲やシステムによっても異なるため、
詳細は歯科医院に相談することをおすすめします。
どこの歯科医院に受診すればいいですか？
マウスピース矯正を行っている歯科医院は多くあります。
治療を受ける際は矯正治療の実績が豊富で、複数の矯正装置を取り扱っている
歯科医院を選ぶと最適な矯正方法を提案してくれるので安心です。
また、無料カウンセリングを実施している歯科医院も多いので、
まずは相談してみることをおすすめします。
まとめ
マウスピース矯正についてご説明しました。
渋谷矯正歯科では、裏側矯正を中心に、マウスピース矯正や表側矯正もご案内しています。
当医院の治療メニューにつきまして、詳しくはこちらのページをご確認くださいませ！
ご自身に合った矯正方法は、歯の状態やライフスタイルなどによって異なります。
どの矯正方法が自分に合っているか、マウスピース矯正に対する不安や疑問をお持ちの方は、
ぜひ当院の無料カウンセリングへお越しください。
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スタッフのつぶやき
歯科衛生士の陳です♪
8月も終わりそろそろ秋ですね！
あっという間に夏が終わってしまってびっくりです(´;ω;｀)
ここまでご覧くださりありがとうございました。
