投稿日:2022.5.29
矯正中はどんな歯磨き粉を使ったら良いの?
皆さん、こんにちは。
渋谷駅から徒歩3分のところにある矯正専門の歯科医院「渋谷矯正歯科」です!
皆さんは毎日歯磨きをされると思いますが、どんな歯磨き粉をお使いですか?
矯正治療中は虫歯になる確率が高くなると言われていて、虫歯や歯周病を心配される方が多いです。
確かに矯正治療中は、通常の時ではない装置が着いていて
歯と装置の間もしっかり磨かないといけなかったり、
矯正治療をしていない方よりかは虫歯や歯周病のリスクが上がるのは間違いありません。
では、虫歯や歯周病にならない為に歯磨き粉はどんな物を使えば良いのか、
磨き方にコツは必要なのかを順を追ってご説明させていただきます!
目次
矯正治療中に使うと良い歯磨き粉とは?
ドラッグストアなどに行ってもたくさん並んでいる歯磨き粉ですが、
正直何を選んだら良いのか分からない人が多いと思います。
パッケージには大きくホワイトニングや、口臭予防なども書いていますが、
重要なのはパッケージの裏に書いている成分表です。
その中でも絶対に必要な成分と危険な成分とあります。
それぞれどういった成分があるのかご説明していきます。
歯磨き粉に含まれていると良い成分
フッ素
虫歯を予防するのには1番必要な成分だと言われています。
フッ素にはエナメル質の修復促進、歯質強化、菌の働きを弱める等、
歯にとって良いことだらけなんです!!!
磨いていて口の中が泡だらけにならないのも特徴です。
フッ素が多く含まれている歯磨き粉が『check-up』です。
この歯磨き粉の特徴は、フッ素が1450ppm入っている事です。
ちなみに歯磨き粉に含まれるフッ素の上限濃度は1500ppmと決められています。
また高濃度のフッ素が含まれているのが、『クリニカ アドバンテージ歯磨き粉』です。
味も【ソフトミント】【シトラスミント】【クールミント】と3種類あるので
味が飽きても変えれるといった面でも長く使用できるのも特徴です!
トラネキサム酸(グルチルリチン酸、塩化ナトリウム)
この3種類は主に歯周病予防に大切な役割を果たしてくれます。
歯茎などの炎症を抑えてくれたり、歯の血行を促進してくれます。
炎症などが多いのは、ブラッシング圧と言う可能性もあるので、
歯磨きの方法も見直す事もおすすめします。
塩化セチルピリジニウム(塩化ベンザルコニウム、トリクロサン)
この3種類は殺菌効果が非常に高い成分です。
口の中はかなり菌が繁殖する場所になるので、
菌をそもそもブロックしてくれる成分が入っていると虫歯のリスクも下がっておすすめです。
歯磨き粉で気をつける成分とは?
上記では必要な成分を述べてきましたが、
逆に入ってると歯に悪さをもたらす成分をご紹介していきます!
研磨剤(清掃剤)
日本の歯磨き粉にほぼほぼ入っている成分です。
役割としては、着色汚れを落としてくれるので、
ホワイトニングなどをパッケージに書いている歯磨き粉には
ほとんどの確率で入っている事が多いです。
確かにこの成分が入っていないと、
コーヒーなどで汚れた歯を元の白さに戻す事は至難の業になってきます。
なので、使い方としては少量の歯磨き粉でブラッシング圧を抑えめにすると
使用する事には問題はありません。
研磨剤は削る力が強い成分になるので、
歯の周りのエナメル質といった部分を強い力で削りすぎると、
エナメル質の内側にある象牙質が薄く見えてきます。
象牙質は黄色っぽい色をしているので、
ブラッシング圧を気にせず磨きすぎていると結果白くなるはずの歯が、
象牙質が出てきて黄色っぽくなってしまうという風になります。
ここまで、歯磨き粉の中の成分で必要なものと
気をつけないといけないものをご紹介させていただきましたが、
歯磨き粉だけでなく、ブラッシング圧という言葉を何度もお伝えさせていただきましたが、
歯磨きの方法や、歯ブラシも重要だと言えます。歯磨きの方法や、
歯ブラシのおすすめもお伝えさせていただきます。
おすすめの歯ブラシとは?
矯正治療中は通常よりも、細かいところを磨かないといけないので、
歯ブラシも変えてもらう必要があると言えます。
実際矯正治療をどのような方法でやってるかで変わるのでそれぞれご紹介させていただきます!
ワイヤー矯正の場合
ワイヤー矯正の場合はブラケットなどの装置が歯に直接着いている状態になるので、
歯磨きをするからと言って外せる訳ではありません。
ここでおすすめの歯ブラシは、山形になっている歯ブラシを使用すると
装置と歯の間もしっかり磨けます。
角度を変えて磨くだけでも汚れが取れやすかったりするため、
山形の歯ブラシは矯正治療中の歯ブラシには万能と言えます。
また、タフトの歯ブラシを使用することによって、
より装置と歯の間の細かい部分や集中して1点を磨けたりするので、
山形の歯ブラシとタフト歯ブラシを2本使用するのが1番のおすすめです。
マウスピース矯正の場合
マウスピース矯正の場合は、ワイヤー矯正と違って歯磨きの際も取り外しが可能なので、
通常の歯ブラシを使って大丈夫です!
マウスピース矯正は今まで通り歯ブラシができるので、
特にこだわりなくご自身が磨きやすい歯ブラシを使うのがおすすめです。
ただ、マウスピースは取り外しが可能なので、マウスピースも清潔に保つ必要があります。
歯磨きをする際、マウスピースも優しく歯ブラシで磨いであげる必要があります。
歯磨きのやり方は?
ワイヤー矯正の場合
ワイヤー矯正はずっと装置がついている状態になるので、
装置の周りのクリーニングも必要になります。
主にブラケット周りが1番汚れが溜まっている事が多く、
ワイヤーと歯の間に物が詰まっている事も多々あります。
物が詰まっている場合は、舌で取る人もいますが、
しっかり歯間ブラシなどで鏡を見ながら除去する事をおすすめします。
舌で無理矢理取ると、装置が外れたりワイヤーの形が変異したりする可能性があるので、
治療にも問題が発生する場合もあります。
装置がついている間は、フロスができませんが、その代わりに歯間ブラシなどで対応して頂き、
歯ブラシで磨く前にある程度歯間ブラシで汚れを取るのが虫歯になりにくい方法です。
マウスピース矯正の場合
マウスピース矯正は上記でもお伝えしたように、取り外しが可能なので、通常に磨いて頂きます。
マウスピースもその際に軽く磨いて頂くのがおすすめで、
ここで使用する歯ブラシはやわらかめが1番良いと言えます。
マウスピースに関しては洗浄剤などもあるので、
気になる方はそれを2.3日に1度つけて頂くともっと除菌効果は高くなります。
※別のブログ記事で、「歯列矯正中の歯の磨き方 の手順」を紹介しています。
よろしければこちらも参考にしてみてください!
該当記事はこちら→「矯正と口腔内環境について」
最後に
矯正治療中はかなり虫歯のリスクも高くなる為、歯磨きとはかならず友達にならないといけません。
そこで必要なのが、歯磨き粉と歯ブラシです。使うからには効果がある物を使用しましょう。
また磨き方などが分からない人が患者様の中にもたくさんいらっしゃいます。
最初は慣れない事で不安な方も多いですが、必ず磨けるようになりますし、
磨けていない時は担当医から説明を受ける事ができます。
分からない事は不安な事は必ず担当医に相談しましょう!
矯正治療中に関係なく歯磨きは大切なので、ブラッシング圧や全部の方向から磨いてあげたり、
歯ブラシで磨く前に歯間ブラシを通すであったり、
一工夫するだけで虫歯や歯周病のリスクを大幅に下げる事ができます。
慣れれば苦になる事はないので、まずは始める事からやってみましょう!
また当院では、必ず矯正治療が始まる際磨き方をお伝えさせて頂いてますので、
分からない事があれば担当医がしっかりサポートさせて頂きます!
一緒に矯正治療を頑張って乗り越えましょう!
※当院では無料カウンセリングを行なっております。
歯列矯正や歯並びのお悩みにの方は是非一度こちらの無料カウンセリングからご相談ください!