投稿日:2022.6.19
歯科矯正で生じる痛みのピークはどのくらい?
皆さんこんにちは。渋谷矯正歯科です!
歯科矯正をするにあたって、治療中の痛みが心配な人も多いのではないでしょうか。
 歯列矯正したくても、痛みが怖くて踏み込めない方はたくさんいらっしゃいます。
 そこで痛みはなぜ起きるのか、ずっと痛いのか?であったり
 今回は、矯正治療中に生じる痛みについてお話ししていきます。
目次
歯列矯正はなんで痛いのか?

 結論から言うと痛みはやっぱり生じます。
 歯列矯正の痛みは大きく分けて2つの理由があります。
①歯が動いているから
これはなんとなく想像はつきますよね。
 歯列矯正は歯並びを綺麗に並べていくのが目的になるので、必然的に歯は動きます。
 矯正器具により歯が骨に押し付けられると、歯の周囲にある歯根膜というものが正常な状態に戻ろうとし、
 その際、細胞の働きにより押し付けられた側の骨が吸収され、
 反対側には骨が再生されます。
 矯正では、人間が持つこの働きを利用して歯を動かしていくのですね。
 この仕組みの中で、骨が溶ける際に痛みを感じさせる物質が分泌され“歯が動く痛み”を伴います。
②矯正装置が当たっている場合
装着した器具によっては装置の一部が口内や舌に接触してしまい、
 傷をつけてしまうことがあります。
 これはワイヤー・ブラケット矯正を用いた際に起こることですが、
 特に装置を付けたばかりの頃は装置の凸凹に舌が慣れておらず、
 話すたびに装置と舌が当たり、口内炎が出来やすくなる傾向があります。
 ですがこれは口腔内が装置の凸凹に慣れてくれば、口内炎は出来ずらくなります。
 みなさん必ず慣れてくるものにはなりますのでご安心ください。
どうしても装置の痛みが心配という人は、
 インビザライン(マウスピース矯正)を検討してみてもいいかもしれません。
 治療法を選択する際には自分にはどういう装置が合っているかを医師と相談の上、決めるようにしましょう。
 では次に、痛みはどんな感じなのか実体験と共にお話ししていきます。
歯列矯正の痛みはどんな感じか?
上記でお伝えした痛みには2つの理由がありますが、
 実際どんな感じなのかとお伝えすると、正直寝られないぐらいの痛みではありません。
 矯正装置が当たってお痛みが出ている場合は違いますが、
 歯が動く痛みには必ずピーク時があります。
歯が動く痛みのピークとは?
矯正装置をつけたて1週間ぐらいはかなり痛いです。
 私生活に支障が出るほどではありませんが、1番は食事をする時が痛いです。
 矯正装置つけたて1週間は、流動食みたいな物しか食べれないと思っていて欲しいです。
 とにかく歯に物が当たると痛いんです!
 鈍い痛みが出てきて、到底物がかめないです(ちなみに私はバナナも噛めなかったです(._.))。
 装置をつけて大体3〜5時間後から痛みが出始めるので、お食事をされるのであれば、
 装置をつける前に食べるのがベストです!
 そこからは、ワイヤーを調整したりするんですが、
 大体調整してから2〜3日ぐらいはまた同じようなお痛みがあります。
 そのピークさえ乗り切れれば正直なんでも食べれちゃいます!
矯正治療は始めは歯が大きく動いたりと、
 治療開始から約半年間ぐらいはお痛みを感じやすい期間になってますが、
 徐々に慣れてきて、歯の動きも小さくなります。
 矯正装置をつけている間ずっと痛いわけではなく
 1ヶ月に1回ぐらいのタイミングで痛みが出てくる感じです。
痛すぎた時痛み止めは飲んで良いのか?
矯正装置が当たって痛みが出ている場合は、担当医へのご相談が必要ですが、
 歯が動くのに対し痛みが出ている場合は痛み止めを飲む方もいらっしゃいます。
 ただ痛み止めも物によっては歯を動かす事を抑えてしまう事もあります。
歯が動く構造としては、一種の炎症なので、
 炎症を強く抑えるロキソニンなどの鎮痛剤は控えていただき、
 まだ炎症を抑えるのが弱いカロナールなどの鎮痛剤を服用しましょう!
 市販で買えるので、家にストックがあると心にゆとりができるかもしれません!
 痛み止めも効き始めるのが1時間ぐらい必要にはなるので、
 「痛みそうだな、、、」と思う方は早めの服用をおすすめします。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正どちらが痛みを感じやすいか?

 基本的にはマウスピース矯正の方が痛みは少ないと言われています。
 動かす力が、マウスピース矯正よりワイヤー矯正の方が大きく働くので、
 基本的にはマウスピースの方が痛みは少ないと言われています。
ただマウスピース矯正も歯を動かすので、全く痛みがないわけではありません。
 実際に今はSNSが普及されており、矯正治療中の方が、
 今どんな感じなのか?痛みはどんなものなのか?みたいな事を配信している方も少なくありません。
 そんな中でも、マウスピース矯正でも「思った以上に痛かった!」と言う人が多く、
 【マウスピース矯正=痛みがない】と思っている人が多い印象です。
 実際に当院にカウンセリングを受けられる患者様にもとても多く、
 痛みが少ないだけで全く痛みがないわけではないとお伝えするとびっくりされる事も多いのです。
 あくまでもワイヤー矯正とマウスピース矯正の痛みを比べたらワイヤー矯正の方が痛みが出やすいと言う事です。
装置が当たって痛い時の対処法とは?
歯が動いている時の痛みの対処法は、最終的には痛み止めの服用ですが、
 装置が当たって痛い時などはどのようにしたらいいのか?
 シチュエーションに合わせてご説明していきます。
ブラケットが舌や唇などの粘膜に当たって痛い!
表側矯正(ワイヤー矯正)の場合は唇によくブラケットが当たり、
 裏側矯正(ワイヤー矯正)は舌に当たることが多いです。
 粘膜も最初は慣れていないので、出血や口内炎などの傷ができやすいです。
 ただ粘膜の修復はかなり速く、慣れてくると粘膜も強くなり、痛みを感じなくなります。
 その期間が大体2〜3週間ほどです。
 その2〜3週間ほどは、痛みの救世主と言っても過言ではない“ワックス”を使用するのが1番です。
 ワックスの装着はご自身で出来るため、痛みが出ているブラケットにつけるだけで、痛みを緩和してくれます!
 付け方などは担当医にご相談いただければお伝えさせていただきます!
 また、こちらの記事でもワックスの付け方を紹介しています。
 →「歯列矯正中の応急処置について(装置が取れた・ワイヤーが刺さる)」
ワックスをつけても痛みがずっと続くようでしたら、担当医への相談が必要になるかと思いますので、
 どの部分が痛むのか、どれぐらい痛みが出ているのか伝えましょう!
ワイヤーが刺さって痛い!
歯が動くと、奥のワイヤーが余って口の奥にワイヤーが刺さる事もあります。
 そういった場合はご自身でどうにかしようと思わず、まずは担当に電話しましょう。
 当院では、急患対応もさせて頂いているので、ワイヤーが刺さって痛い時などはすぐにお電話ください。
 受付が担当医に確認して対応させていただきますので、お気軽にご相談ください!
矯正治療中痛みが出ていた時の食事は?

 上記でもお伝えしたみたいに、私はバナナを食べることさえ最初はできなかったのです。
 では何を食べていたのかお伝えしていきます。
- ・おかゆ
- ・卵かけご飯
- ・ゼリー
- ・豆腐ハンバーグ
- ・豆腐
- ・ひきわり納豆
- ・具材をみじん切りにしたカレー
- ・ミックスジュース
こんな感じで偏りがすごかったです!
 ただ痛みのピークが徐々になるなるのが分かるのと、
 ちょっとここで噛めるなというポイントが出てきます。そうなるとなんでも噛めます!
 最初は噛み方などが慣れていない分、ブラケット部分で噛んでしまって装置を外す方が多いので、
 最初のうちは硬いものは避けて、慣れてきたら食べるようにしましょう!
最後に
矯正治療には痛みが伴うのはもう免れない事実です。
 ただ、歯が動く喜びで皆さん楽しんで矯正治療している方がほとんどです。
 痛みが出れば出るほど、見た目もどんどん綺麗に変わっていくのが目に見えて確認ができます。
 最初の半年間は確かに痛みがでやすいですが、それを乗り越えたら本当に慣れてきます。
 矯正治療期間としては2〜3年ほどある方がほとんどですが、
 その2〜3年間ずっと痛み続けるわけではないので、そこはご安心ください!
痛みに対してとても抵抗がある方もいらっしゃいますので、
 痛みでも矯正治療に関してご不安な点などございましたら、
 まずは当院の無料カウンセリングをご利用ください!
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 治療ガイド
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