menu
close

ブログ

投稿日:2022.11.27

タフトブラシで矯正中の口腔ケアをしよう!

こんにちは!渋谷駅から徒歩3分のところにある矯正専門医院「渋谷矯正歯科」です!
今回は、「タフトブラシ」について詳しくお伝えします。
矯正中の口腔内は汚れが残りやすいため、歯磨きに時間がかかります。
タフトブラシがあると、狭いところや難しい場所も磨きやすくなって、とってもおすすめです。
今回も最後までご覧ください。

矯正治療中の歯磨きについて

表側矯正や裏側矯正などの治療中は、ワイヤーやブラケット装置を歯に付けるため、
どうしても食べかすや歯垢が残りやすくなります。
矯正治療中に虫歯や歯周病などのトラブルが起こると途中で歯列矯正を中断して治療をしなければいけなくなります。
矯正治療を妨げないためにも、装置に付着した歯垢や食べかすをしっかり落とし、
より丁寧なブラッシングで、プラークコントロールをする必要があります。
今回ご紹介するタフトブラシは、矯正装置を含む、
普通の歯ブラシが届きにくい場所のプラークコントロールを助けてくれる便利な清掃アイテムです。

矯正中にも役に立つ「タフトブラシ」とは?

タフトブラシの写真
タフトブラシは1つの毛束が付いている小さい歯ブラシです。
1歯ずつ磨くことに向いており、狭い場所や届きにくい場所、丁寧に磨きたい場所の汚れや歯垢を除去することができます。
通常の歯ブラシは、歯と歯の間や、緩やかな曲線部分は、毛先の向きをこまめに調整しながら磨く必要があります。
特にヘッドの大きい歯ブラシを使用している方などは歯と歯の間や、
歯ぐきの境目に磨いた後も磨き残しが残りやすい場合が多いです。

普通の歯ブラシは「面」を磨くことに向いており、境目などの隅の部分の清掃が行き届きにくく、全く磨けていないことがあります。
タフトブラシは、歯と歯の間の狭いところや歯ぐきの境目、
奥の歯などにもヘッドが小さいため毛先をしっかり当てることができます。
もちろん矯正器具の周りなども、細かなプラークコントロールができるため、タフトブラシは積極的に使って頂きたいアイテムです。

矯正装置がついていると、食べカスがたくさん絡むため、通常の歯ブラシのみではプラークの除去が不十分になりがちです。
仕上げ磨きにタフトブラシでの清掃をプラスして、お口の中を清潔に保つようにしましょう。
歯並びや口腔内環境には個人差があるのでどんな歯ブラシが合っているのか知りたい方や、
磨き方が難しい方はお気軽にご相談ください。
また、過去のブログ記事でも、矯正中の歯磨き方法を写真付きで紹介しています。
そちらもぜひ参考にしてみてください!
「矯正と口腔内環境について」

他にも、当院では歯のクリーニングのご予約も受け付けております。
歯のクリーニングでは、歯磨きだけではとれないヤニや着色、こびりついた歯垢や歯石を除去することができます。
ご希望がありましたら、お時間の関係で当日に出来ない場合もございますので、一度当院でご相談頂ければ幸いです。

自分に合ったタフトブラシのを選び方

毛質が硬めの〜普通のタフトブラシだと、強く当たった時に歯ぐきが痛い場合があるため、
初めて使う場合には、毛質の柔らかいものが使いやすいです。
歯ぐきが健康で、歯磨きの力のコントロールができる場合にはコシのある硬めのブラシをお勧めすることもあります。
形状も毛先がそろったもの(ラウンド型)毛先が山型のもの(テーパード型)などがあるため、
どれを選んで良いか悩むこともあるかと思います。
当院に通院中の患者様は、患者様に合ったタフトブラシをご提案できるので、お気軽にスタッフまでお声がけください。

タフトブラシの使用部位

歯ブラシ,タフトブラシ,オーラルケアグッズ

・奥歯の後ろ側

最後臼歯部の遠心と呼ばれる歯列の最奥の場所は、普通の歯ブラシは届きにくいため、タフトブラシの方が磨きやすいです。

・矯正装置の周り

ワイヤーやブラケット装置は汚れが付きやすいので、タフトブラシで器具や装置をいろんな角度から清掃することができます。
ワイヤーの上下や、ブラケットの周りなどに1歯ずつ当てて丁寧に磨きましょう。

・歯並びが複雑なところ

歯が重なっていたり、傾いていたりする場所は汚れや歯垢が残りやすいです。
歯垢がついた場所をピンポイントで清掃できます。

・前歯の裏 歯石がたまりやすい場所

歯石がつきやすい場所は表面がザラザラしているため、タフトブラシでの仕上げ磨きがおすすめです。
歯石がついている場合は歯科医院で除去しましょう。

・被せ物の周り

歯科で治療した補綴物や修復物の境目にタフトブラシを使うことで、境目からの虫歯を予防することができます。
※補綴物や修復物は、時間が経つと劣化して適合が悪くなることがあります。
再治療した方が良い場合もあるため、汚れが落ちにくいと感じる時には歯科医院で見てもらうことがお勧めです。

・抜けた歯の周り

抜けた歯の周りは傷があるので大きな歯ブラシを当てにくいことがありますが、
タフトブラシは、傷を避けて清掃することができます。

・親知らず

親知らずは、歯列の一番奥で、傾いていたり、歯の頭が手前の歯よりも低い位置だったりと生え方に個人差があり、
タフトブラシでないと届きにくいことが多いです。

・生えかけの永久歯

萌出途中の永久歯は歯の背が低く、窪んでいます。
歯ブラシが当たらずに虫歯になってしまうこともよくあるので、萌出段階の歯磨きは大切です。
タグとブラシは、窪んでいるところにも届きやすいので生えかけの永久歯の清掃にも適しています。

・歯と歯ぐきの境目

歯の首元(歯頸部)は歯磨きをした後も歯垢が残りやすい場所です。
タフトブラシを仕上げ磨きに使うと、さらに口腔内が清潔になります。
また、歯周ポケットがある場合も効果的にケアすることができます。

効果的な磨き方とタフトブラシの使い方

  • 1. まず、普通の歯ブラシで全体のブラッシングをします。
  • 2. 1の後、全体的に舌で触り、ザラついているところ(歯垢が残って入るところ)を確認します。
  • 3. 2でザラつきがあり、歯垢が残っている場所にピンポイントで1歯ずつタフトブラシを当てて磨きます。
    (特に前歯の裏、奥歯の歯の根本など。)

持ち方や磨き方のコツ

歯磨きは、持ち方と力のかけ方でブラッシング圧が変わります。
持ち方は、「ペングリップ」と呼ばれるペンを持つような持ち方が良いです。
力のかけ方は100g〜200g程度の軽い力で小刻みに動かします。

タフトブラシの取り扱いについて

タフトブラシは通常の歯ブラシと取り扱い方はほぼ同じです。
使用した後はしっかりと水洗いして、風通しのいいところで乾燥させて保管しましょう。
交換頻度は、毛質が劣化すると歯垢が効率的に落とせなくなるので、毛先が開いていたら必ず交換した方が良いです。
目安としては、1ヶ月程で交換すると良いでしょう。

カレンダー,歯の模型

まとめ

今回は、タフトブラシについてお話させて頂きました。
タフトブラシは難しい箇所の清掃には使い勝手が良く、たくさん活躍してくれる優秀なアイテムです。
タフトブラシに慣れてくると、難しい箇所の歯磨きが簡単にできるため
「お口の中が前より気持ちよくなった」と感じる方も多くいらっしゃいます。
セルフケアでのプラークコントロールの質も上がり、虫歯や歯周病の予防効果も高くなります。

矯正治療をされている方は、特に夜寝る前は、お口の中の細菌が増えやすいため、
寝る前の歯磨きタイムに、ワイヤーや、装置の周りを隅々まで磨いて歯垢を減らすようにしましょう。
面倒に感じることがあるかもしれませんが、せっかく歯並びが美しく整っていても
虫歯や歯周病などに罹患してしまっては意味がありません。
タフトブラシを使って丁寧な歯磨き習慣を身につけて虫歯や歯周病を予防しましょう。

最後に、渋谷矯正歯科では矯正や歯並びに関するお悩みに対して、無料カウンセリングでのご相談を行なっています。
歯列矯正をご検討されている方は是非一度、当医院にご相談ください!
無料カウンセリングでのご相談はこちらから。

スタッフのつぶやき

衛生士 佐藤です!
なんだかんだしていたら、あっという間に11月が終わりますね…。
寒さも出てきて、食べたくなるのはお鍋やラーメンなどのあったかい物ですよね♪
ちなみにわたくし佐藤は塩ラーメンが好きです!!
お鍋ならキムチ鍋が好きです!!
この二つの料理、矯正中に食べると装置にめちゃくちゃ絡みませんか??

関連ページ

« »