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投稿日:2023.3.5

歯列矯正で使うネジ(アンカースクリュー)をご存知ですか?

こんにちは!渋谷矯正歯科です!!
みなさんは歯列矯正で使う“アンカースクリュー”をご存知でしょうか?
名前だけ聞いたことがある方もいるかもしれませんが、まだまだ知名度が低く知らない方も多いのではないでしょうか。
アンカースクリューにはどのような効果があるのか?治療の際は痛くないのか?
使うメリットはあるのかなど、今回はさまざまな疑問にお答えしていきます!
これから矯正を考えている方のお役に立てれば嬉しいです!!
ぜひ、本記事を参考にして下さいね。

歯科矯正用のアンカースクリューってどんなもの?

アンカースクリューとは、ミニインプラントとも呼ばれていて、チタンでできた小さいな医療用のネジのことをいいます。
これを歯ぐきの下の骨に埋め込んで、歯を動かすときの土台として使います。

アンカースクリューを使った矯正治療は、1990年代の後半に登場した新しい技術なので認知度がまだ低くく、
「初めて聞いた。」という方も多いかもしれませんが、
大人の歯列矯正ではこのネジを使っての治療がスタンダードとなっています!
※アンカースクリューについて、詳しくはこちらのページもご参照ください!

アンカースクリューの大きさはどのくらい?

アンカースクリュー,歯科用ネジ

実物はこちら!
大きさがわかりやすいように小指を並べてみました。
物にもよりますが、写真の矯正用アンカースクリューは直径2ミリ×長さ6ミリととても小さいです。
女性の小指の爪より小さいサイズになります!

アンカースクリューの素材は?金属アレルギーでも大丈夫?

アンカースクリューの素材は、体との馴染みがよいチタンという金属でできています。
医科でも骨折したときの治療や歯科ではインプラントなどでに使われていて、
医療ではよく使われている素材です。
金属アレルギーの心配のない安全な素材なので心配は入りません。

なんで矯正用アンカースクリューが必要なの?

歯列矯正では「綺麗に歯を並べたいけど並べるためのスペースがない・・・。」
「歯を整えるための隙間が足りない。」というときに、歯を抜くことがあります。
アンカースクリューのいちばん多い使い方は、隙間を小さくするときの固定源です。
空いている隙間を小さくするためにはワイヤーやゴムの力を使って徐々に隙間を閉じていきます。
隙間を小さくしたいときのアンカースクリューありの場合となしの場合を比較してみましょう!

アンカースクリューがない場合どうなるの?

パワーチェーン

通称:パワーチェーン
パワーチェーンはゴムの元の状態に戻ろうとする力を利用して使います。
ゴムを張った状態で矯正装置につけると、徐々に歯が動いてきて、
大きく空いていた歯の隙間がだんだんと狭くなっていきます。
両側にある歯が移動してきて近づいてくるイメージです。
(↓こんな感じ)

歯の隙間を埋めるイラストこの場合、前歯のガタついた歯を綺麗に並べるために歯を抜いたのに、
奥歯の方が動いてきてしまって「せっかく歯を抜いたのに綺麗に並びきらない!」なんてこともあります・・・。
それが、アンカースクリューを使うことによって、動かしたい歯だけを狙って移動させることができるようになるんです。

アンカースクリューを使うとどうなるの?

アンカースクリューを使って歯の矯正をする場合は、
ワイヤーにフックをつけ、そしてフックとアンカースクリューにパワーチェーンをつけて、
ゴムの戻ろうとする力を利用して歯を動かしていきます。
アンカースクリューは顎の骨に固定されているので、
固定されているアンカースクリュー側に向かって動かしたい歯だけを狙って動かすことができます!
(↓こんな感じ)

アンカースクリューの図解

他にもあるアンカースクリューのメリット

矯正装置同士にパワーチェーンをつけて、大きい隙間を全て閉じようとすると、
歯ぐきの中に埋まっている歯の根っこの部分には力がかかりにくくなります。
その場合、歯の頭の部分だけが隙間に向かって倒れ、傾くように動くことがあります。
これではせっかく綺麗に並べようとしている矯正の意味がありませんよね。
このようなときにアンカースクリューを使って引っ張ることで、
歯が倒れこむような動きを防ぐことができるんです。

矯正用アンカースクリューの疑問?

歯列矯正を始めるときに、初めて矯正用アンカースクリューの存在を知る方も多いのではないでしょうか。

  • どうやって歯ぐきにネジを装着するのか?
  • ネジを装着するときは痛いのか?
  • 滑舌に影響はあるのか?

いろいろな疑問が出てきて気になりますよね。
不安にならないで大丈夫です。
詳しく説明していきますね!

アンカースクリューを装着するまでの流れ

矯正用アンカースクリューは歯を支えている顎の骨に埋めることになります。
つまり、歯ぐきにネジを刺し骨に埋め込むような状態です。
なんだか恐いし、痛そうと思いますが、処置をするときに痛みはほとんどないと言ってもいいくらいです。

1.麻酔を効かせます。

歯科医師,治療

まず、アンカースクリューを打つ前に歯ぐきの表面にクリーム状の麻酔を塗ります。
これを表面麻酔と言って、注射する麻酔の前準備になります。
この表面麻酔のお陰で、針の注射も痛くなくなるんです。
たまにチクッとした痛みがある方もいますが、これは頑張って乗り越えましょう!
その後、注射の麻酔が効くまで5分前後待ちます。

2.小さな穴を開けていきます。

歯科治療

先生が麻酔が効き始めたか、痛みを感じないようになっているか確認してくれます。
痛みを感じないことが確認出来たら、ネジを打ち込むために骨に小さな穴をゆ〜っくりとあけていきます。
この時にはお水が出る機械を使ってネジ穴を開けます。
どうしても怖がってしまう方もいますが、リラックスしてゆっくりとお鼻で呼吸することが大事なポイントですよ
(麻酔が効いているので先生に身を任せましょう。)

3.ネジを打ち込んでいきます。

アンカースクリュー,穴あけ

ネジ穴があけられたら、いよいよネジを打ち込んで固定させます。
この時も麻酔が効いているので、痛みも感覚もほとんどありません!
機械がウィンウィン・・と動いてるな。程度の感覚が上顎に感じられるくらいです。
ネジ穴をあけてからネジを打ち込むのにかかる時間は平均5~10分程度です。
骨の硬さなどの条件によっては少し時間がかかることもあります。
矯正用アンカースクリューを打ち込んだ後の注意事項やケアの仕方については、直接説明があります。
何か気になる点があったら、スタッフに気軽に聞いてみて下さいね。

アンカースクリューを打ったあとの痛みや滑舌はどうなるの?

アンカースクリューを装着した後の痛みも心配ですよね。
麻酔が効いているのは、だいたい2〜3時間なので直後の痛みはありません。
麻酔が切れてからは、人によって締め付けられるような頭痛を感じることがあります。
2〜3日後くらいには徐々に落ち着いてきます。
痛みが強くなったり違和感を強く感じる場合は、担当医に相談しましょう。

矯正用アンカースクリューを設置する場所は、症例によって変わります。
滑舌に影響がある部位は上顎です。
個人差はありますが1週間〜1か月程度で、話しにくさや舌の動きにも慣れてきてスムーズに会話ができるようになります。

矯正治療を迷っている方に

渋谷矯正歯科スタッフ写真

これから矯正用アンカースクリューを設置する方が分かりやすくイメージできるように、
実際に治療しているところを撮影して渋谷矯正歯科のインスタグラムに載せていますので、ぜひご覧ください!
「渋谷矯正歯科Instagram」

最後に、歯並びやお口元のお悩みやコンプレックスがある方、渋谷矯正歯科で一緒に頑張って印象を変えてみませんか!
歯列矯正に勇気が出ない方は、専門家から歯列矯正に関する正しい情報を聞いたり、
ご自身の歯並びの状態を知るだけでもいいと思いますよ。
まずは無料のカウンセリングへ気楽にお話しに来て下さい。
>>無料カウンセリングのご予約はコチラ!

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