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投稿日:2025.4.11

歯並びによって口臭が酷くなる?

みなさん、こんにちは。
渋谷矯正歯科です。
ご自身の口臭について気になったことはありませんか?
近年ではマスクをする機会が増えたので、口臭が気になり始めた方もいるかと思いますが、実は歯並びが悪いと口臭が酷くなる可能性が高いです。
ニオイが気になると周囲への接し方も心配になりますよね。
気にせず会話を楽しみたい方や予防したい方は、口臭ケアに頼るのではなく、根本的な原因を排除していきましょう。
歯並びと口臭の関係性や改善方法について説明していきます。
是非参考にして下さい。
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口臭の原因

口臭のイメージイラスト

実は口臭にも種類があり、2つに分類されます。

1)生理的口臭

生理的口臭は、ホルモンバランスの変化による唾液の分泌量が低下することで起こる口臭です。
起床時や食べ物、緊張やストレスなどによって一時的に気になる口臭で、健康な方でも発生します。
口腔内の清掃状況や歯並びの改善、こまめに水分を摂るなどを心掛けると改善する場合あります。

2)病的口臭

病的口臭とは、病気によって発生する口臭で、一時的なものではなく持続するニオイが特徴です。
持病が原因の場合もありますが、ほとんどは虫歯や歯周病からくる口臭になります。
虫歯や歯周病が進行すると強い腐敗臭を放つので、周囲の方も不快になることがあります。
根本的な治療を行わないと口臭は消えないので、口臭が気になる前に虫歯・歯周病予防が口臭予防に繋がります。

口臭と歯並びの関係

鼻を摘んで否定する女

歯並びが原因で口臭を引き起こす主な理由は2つあります。

1)清掃不良になりやすい

口臭の主な原因は歯に付着した細菌の塊です。
歯並びが悪いと歯が重なったり凹凸がある部分に汚れが溜まりやすく、磨き残しやすいので、細菌が増殖しやすい環境になってしまいます。
歯垢の中の細菌が食べカスや血液などのタンパク質を分解することで、口臭の原因となるガスを発生させます。
口腔内の細菌が作り出すガスは、揮発性硫黄化合物(VSC)です。
代表的なガスには硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドなどがあります。

1)硫化水素

硫化水素は卵が腐ったようなニオイが特徴です。
温泉や火山などでも発生する毒ガスで、250ppmの濃度で死亡事故にも繋がります。
口臭は0.3ppm濃度程なので死に至ることはないですが、口臭が酷いと気分が悪くなったり体に害を及ぼします。
毒性が強いので歯茎を溶かす作用があり、歯周病を進行させるので早めの対策が必要になります。
歯垢や舌苔、口内炎、口腔癌などから多く検出されます。

2)メチルメルカプタン

メチルメルカプタンは魚や玉ねぎが腐ったようなニオイが特徴です。
歯周病と関連性が強い物質で、微量でも強いニオイを発するため、口臭を悪化させる原因にもなります。
周病が進行するほどメチルメルカプタンの濃度は高くなるので、口臭が酷くなります。
歯周病により、歯周ポケットから出た白血球の死骸や歯周病原細菌が唾液に混じり、舌の表面に付着することで、舌苔からも発生します。

3)ジルチルサルファイド

ジルチルサルファイドは生ゴミのようなニオイがします。
腐敗した食品や細菌の働きによって発生します。
歯周病による口臭の原因のひとつですが、身体の病気や薬の影響で発生しやすい傾向があります。
全身疾患由来の口臭として糖尿病・尿毒症・肝硬変・肝癌などが挙げられます。

2)口呼吸になりやすい

歯並びが乱れていると口が閉じにくくなるため、口がポカンと開いたり口呼吸が習慣になりやすいです。
風邪や鼻炎などが原因で鼻呼吸ができない場合もあるので、口呼吸の原因は歯並びの悪さと一概には言えません。
口呼吸は口腔内が乾燥させるため、唾液量が低下するので口臭の原因になります。
また、乾燥により細菌の働きが活発になるので口臭が酷くなります。
歯列矯正により歯並びを整えると口呼吸も改善できます。

口臭の予防法

口臭改善イメージイラスト

口臭予防には口腔内の環境を根本的に改善する方法や、清掃方法の改善、乾燥を予防するなどの方法があります。
お金をかけず今すぐできることもあるので、紹介していきます。

1)こまめに水分補給をする

こまめに水分補給をして口腔内の乾燥を防ぐことが大切です。
水分補給には水や緑茶などの糖分やカフェインの少ない飲み物が良いです。
朝起きた直後や就寝前にコップ1杯の水や、食間(空腹時)の水分補給を心掛けましょう。
また、うがいも効果的です。
うがいの際にマウスウォッシュの使用も良いですが、アルコールが含まれているマウスウォッシュで頻繁にうがいをすると、反対に乾燥しやすいのでノンアルコールタイプの方が望ましいです。

2)唾液の分泌量を増やす

口臭予防には唾液の分泌を促すことが重要です。
唾液には口腔内を洗い流す作用や細菌の増殖を抑える作用があり、口臭の原因となる細菌の繁殖も抑制します。
唾液の分泌量が少なくなると口腔内が乾燥し、口臭が強くなってしまうので、唾液の分泌量を増やすために行うことはこちらです。

・ガムを噛む

・唾液腺マッサージを行う

・舌回しのエクササイズを行う

・よく噛む

3)毎食後の歯磨き

歯垢や食べカスは口臭の原因になるので、なるべく食後は歯磨きをして汚れを取り除きましょう
歯並びが乱れていると歯ブラシだけでは磨き残しが出てしまうので、デンタルフロルや歯間ブラシ、タフトブラシなども使用して丁寧にブラッシングしましょう。
丁寧な歯磨きが習慣になると、何よりも虫歯や歯周病予防にも効果的です。

4)舌磨き

舌苔は口臭の原因となる細菌が溜まった汚れの塊で、舌の表面が凸凹になっているため付着しやすい環境にあります。
舌ブラシなどの専用清掃用具を使用して舌磨きを行うと、舌に付着した舌苔を取り除くことができ、口臭予防に繋がります。
舌は傷つきやすいので、舌磨きは1日1回を目安に舌の奥から手前に優しく磨きましょう。

5)歯列矯正をする

リンガル矯正の装置を片手で持つ状態

歯列矯正で歯並びが整うと、歯垢や食べカスの磨き残しが減るので、口臭の改善に繋がります。
噛み合わせが整うとしっかり噛めるようになり、唾液の分泌量が増加したり、口が閉じやすくなるので口腔内の乾燥を防ぐことも期待できます。
歯並びが悪いと口臭のリスクだけでなく、虫歯や歯周病の罹患率も高くなります。
身体の健康にも大きく関わってくるので、「予防」として歯並びを改善することをおすすめします。
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6)定期的に歯医者で定期検診を受ける

丁寧に磨いても届いていない場所や、歯茎の中に入っている歯垢や歯石は、自分で行う口腔ケアでは取り除くことができません。
定期的に歯科医院で専用の器具・機械を使用してクリーニングしてもらうことで、汚れを溜める事なく綺麗な口腔内を維持することができます。
毎日の丁寧な口腔ケアと定期検診を習慣付けることで、虫歯や歯周病・口臭を予防することができるでしょう。

まとめ

歯を見せて笑うブロンドヘアの女性

歯並びが悪いと歯並びが整っている方と比較して、虫歯や歯周病になりやすい傾向にあります。
その分口臭のリスクも高くなるので、予防として歯並びを整えることが心身共に健康維持に繋がります。
生理的口臭であっても、自分で口臭が気になると周囲にも思われていないか気になったり、会話することが怖くなることもあるでしょう。
普段から気を付けていると自信を持って接することができるので、日々の口腔ケアや定期検診を受けることは重要です。
また、歯並びを整えることは金銭面的にも大きな負担ではありますが、見た目が綺麗になったり、噛み合わせも整うので噛む能力が上がり、健康的な身体になります。
健康だと生涯医療費が安くなるので、早いうちから歯を大事にしている方が、楽しく有意義な人生を送れるでしょう。
いつまでも口臭が気にならない綺麗なお口でいれるように、努力を習慣にする必要がありますね。
歯並びや噛み合わせが気になる方や相談は、いつでもお気軽にお問合せ下さい。
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