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投稿日:2025.3.12

歯科矯正をする人の割合はどのくらいですか?

こんにちは。
渋谷矯正歯科です。
歯科矯正をする人ってどれくらい?
歯科矯正は、装置の見た目や費用の高さがハードルが高いイメージ…
上記のようなお悩みはありませんか?
実は歯に対する意識は日本と欧米で違いがあり、日本人は歯科矯正に対してマイナスなイメージを持つ傾向にあります。
この記事では、歯科矯正をする人の割合と日本と欧米のお口に対する意識の違いを解説しています。
日本人が歯科矯正に躊躇する理由や、ワイヤーやマウスピースなどの歯科矯正のそれぞれの特徴も詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。

歯科矯正をする人の割合はどれくらい?

歯の立体デジタル画像のイメージ

日本臨床矯正歯科医会が2020年に行った調査によると、日本人の約10人に1人(10.2%)が矯正治療を受けた経験があり、約30%の人が矯正治療を検討していることが分かりました。
参考:歯科矯正治療に対する意識調査|日本臨床矯正歯科医会

この結果から、多くの人が歯並びや口元の悩みに関心を持っていると考えられます。
最近では、マウスピース型矯正の普及により矯正治療が以前よりも手軽になりました。
また、新型コロナウイルスの影響でマスクをつける機会が増えたことで、「マスクをしている間に治療を始めたい」と思う人が増えています。
その結果、矯正治療を受ける人の割合は以前よりも2割ほど増えた印象です。

欧米と日本とのお口や歯並びに対する意識の違い

女性の笑顔

欧米では、お口の健康への意識が高く、定期的な予防のために歯科医院へ通う習慣があります。
歯並びが笑顔の印象を大きく左右する」と考えており、矯正治療を受けることが一般的です。
矯正に対するイメージもポジティブで、治療を受けることがステイタスと見なされることもあります。
装置が見えることに対しても、むしろ「治療中である証」として好意的に捉えられる傾向があります。
一方、日本では「歯科医院には痛くなったら通う」と考える人が多いため、症状が悪化してから治療するケースが少なくありません。
また矯正治療に対して「装置が目立つ」「痛そう」といったネガティブなイメージを持つ人も多いのが現状です。
実際に矯正治療を受けたことがある人は日本では約10%とされる一方、欧米では約50%と大きな差があります。

日本と欧米の八重歯に対するイメージの違い

両手を広げるビジネスウーマン

日本と欧米では、不正咬合の一つの八重歯(犬歯が飛び出している歯並び)に対するイメージにも違いがあります。
こちらでは日本と欧米の八重歯に対するイメージの違いを紹介します。

日本

日本では、特に若い女性のあいだで八重歯を「かわいい」「チャーミング」と肯定的に捉える人が少なくありません。
しかし八重歯は本来、不正な歯並びの一つで、そのままにしておくと歯が重なり合って虫歯や歯周病のリスクが高まることがあります。
また、前に飛び出している犬歯が噛み合わせを悪くし、他の歯に負担をかけてしまう場合もあります。歯はそれぞれ役割があるため、噛み合わせが悪いと全体のバランスが崩れる原因になるのです。

欧米

欧米では八重歯は不正な歯並びとされ、「ドラキュラ」を連想させるため、ネガティブな印象を持たれることが多いです。
さらに歯並びが悪いことで汚れが溜まりやすく、不潔なイメージにもつながります。
欧米では、子供の頃から定期的に歯科に通い、予防ケアをする習慣が根付いています。歯並びを整える矯正治療にも積極的で、お口の健康に対する意識が高いです。
また、歯科矯正だけでなく、歯を白くするホワイトニングも人気で、美しい歯並びと白い歯が重視されているのが特徴です。

日本人が歯科矯正に躊躇するのはなぜ?

嫌がる女性

矯正治療を受けることで歯並びが整い、見た目はもちろん歯周病のリスクを減らせるなどの健康面に対するメリットを得られます。
ただし、歯科矯正に躊躇している人が多いのも事実です。
ここからは、日本人が歯科矯正に躊躇する理由を詳しく解説していきます。

ネガティブな印象

矯正治療については、「時間がかかる」「装置の見た目が気になる」「痛そう」といった不安を持つ人が多い傾向にあります。
しかし、最近では目立ちにくいマウスピース型矯正や、装置が見えない裏側矯正(舌側矯正)など、見た目や痛みを気にしない選択肢が増えています。
特にマウスピース型矯正は、従来のワイヤー矯正よりも痛みが軽いと言われています。
矯正治療には通常1~3年ほどの時間がかかりますが、人生全体で見ればほんの短い期間だと言えるでしょう。

費用が高い

矯正治療は基本的に自由診療となるため、費用は治療内容や期間によって大きく異なります。
特に、歯並び全体を整える場合には、治療費が100万円を超えることも珍しくありません。
この高額な費用が、矯正治療をためらう理由の一つになっています。
しかし多くの歯科医院では、経済的な負担を軽減するために分割払いやデンタルローンといった支払い方法を用意しています。
これらを活用することで治療費を複数回に分けて支払うことができ、費用面でのハードルを下げられます。

抜歯

抜歯が必要になることから、歯科矯正に対して躊躇する人も少なくありません。
実際に歯科矯正で歯を並べるためにスペースが必要になり、抜歯を行うことがあります。
一般的には、前から数えて4番目や5番目の健康な歯を抜くことが多いです。
ただし、抜歯が必要かどうかは歯並びの状態によって異なり、すべての矯正治療で抜歯を行うわけではありません。
治療を始める前に診断を受けて、歯科医師としっかり話し合うことが大切です。

年齢

矯正治療は子供だけのものだと思われがちですが、実は大人からでも始められる治療です。
子供の頃に矯正治療を行うと、成長中の顎を活かして永久歯が正しい位置に生えるように導けるため、大人での矯正が不要になったり、治療期間が短くなったりすることがあります。
ただし歯と歯ぐきが健康であれば、矯正治療は年齢に関係なく始められます。
実際に70代から矯正治療をスタートする方もいるほどです。

歯科矯正の種類

装置模型2つ

歯科矯正にはさまざまな種類があります。
例えば、装置の見た目が気になるなら裏側矯正(舌側矯正)、痛みが気になるならマウスピース型矯正などを検討すると良いでしょう。
ここからは、それぞれの歯科矯正の特徴を紹介していきます。

さまざまな症例に対処できるワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、さまざまな歯並びの問題に対応できるのが大きなメリットです。
歯を効率よく動かせるうえ、細かい調整も行いやすいため、他の矯正方法では難しいような大きな歯並びの乱れでも治療できる場合があります。
ただし、装置を歯の表面に固定式で装着するため、見た目が目立ちやすいです。
また、装置が邪魔になり食事や歯磨きがしにくいなどのデメリットもあります。
自身の環境などを踏まえて、歯科医師と相談しながら、矯正装置を選ぶ必要があります。

装置の見た目が気になるなら裏側矯正(舌側矯正)

裏側矯正(舌側矯正)は、ワイヤー矯正の一つで、歯の裏側にブラケットとワイヤーを取り付けて歯を動かす方法です。
見た目が目立ちにくく、また舌側に唾液腺があるため汚れが流れやすく、虫歯のリスクが表側矯正よりも低くなる傾向にあります。
ただし歯の裏側に装置をつけるため、表側矯正よりも高度な技術が必要で、費用が高くなりがちです。また調整には時間がかかり、舌に装置が当たるため、慣れるまでは話しづらいことがありますが、慣れてくると滑舌も気にならなくなることが多いです。

痛みが気になるならマウスピース型矯正

矯正治療の中で比較的痛みを感じにくい方法がマウスピース型矯正です。
マウスピースは約7~10日ごとに交換し、1ヶ月で4回程度の交換があります。
一方、ワイヤー矯正は3〜6週間に1回程度の調整があり、マウスピース型矯正より強い力が歯にかかることがあります。
ワイヤー矯正が極端に歯に負担をかけるわけではありませんが、マウスピース型矯正の方が痛みが少ないとされています。
さらに患者さまのお口に合わせてぴったりフィットするように作られるため、口内炎ができにくいのも特徴です。

まとめ

院内写真

欧米ではお口の健康への意識が高く、矯正に対してプラスのイメージを持っている傾向にあります。
一方、日本では費用や装置の見た目を気にして治療に踏み切れない人も多いですが、年齢に関係なく始められるため、歯並びを整える価値は大きいと言えるでしょう。
歯科矯正は、見た目や痛みを気にせずに選べる方法が増えており、特にマウスピース型矯正は痛みが少なく、装置も目立ちにくいとされています。
当院では、患者さまそれぞれの歯並びやライフスタイル、お悩みに合わせた矯正治療プランをご提案しています。
気になる方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
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