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投稿日:2025.1.21

表側矯正はどのくらい痛い?しゃべりにくくなるのは本当?

みなさん、こんにちは。
渋谷駅から徒歩3分に位置する渋谷矯正歯科です。
表側矯正のイメージと言えば、「矯正装置が目立つ」「痛そう」「しゃべりにくそう」など、ネガティブなことが多いように思います。
確かに全て当てはまります。
しかし近年では目立ちにくい矯正装置があるので、そちらの方法を選択するとできるだけ目立たないようにすることは可能です。
痛みの閾値には個人差があるので一概には言えないですが、滑舌が悪く会話に影響することはほとんどなく、痛みも治療期間中続くわけではないです。
そのため「思ったより大丈夫」と感じる方も多いでしょう。
今回は表側矯正のメリットや、治療中の痛みやしゃべりにくさなど、実際にどんな感じなのか解説していきます。
表側矯正に不安がある方や迷っている方は、是非参考にしてみてください。

矯正装置の種類

歯科医師が持つ矯正装置

矯正治療を行うにあたって矯正装置が必要になりますが、大きく分けて3種類から選択することができます。

表側矯正

歯の表面にワイヤーとそれを固定するブラケットと言う装置を取り付ける、最も一般的なワイヤー矯正です。
歯列矯正のイメージが強い、銀色のメタルワイヤーやブラケットは目立ってしまいますが、近年では白色の目立ちにくい装置も増えているので、表側矯正に挑戦しやすくなっていると思います。
他の矯正装置と比較すると治療できる症例が多く、治療期間も短く、費用も抑えられる方法です。
当院の表側矯正の詳細はこちら>>>

裏側矯正(舌側矯正)

裏側矯正表側矯正とは反対に、歯の裏側にワイヤーとブラケットを装着するワイヤー矯正です。
舌側に装置を取り付けるので、舌側矯正とも呼ばれます。
矯正装置が目立ちにくいので、周囲にバレずに歯列矯正ができる可能性が高くなります。
しかし裏側に装置があるので発音がしづらく、慣れるまで会話がスムーズにできない場合があります。
さらに出っ歯などの内側に入れる動きは得意ですが、矯正装置の製作や作業に時間がかかりやすいので、治療期間が長くなる傾向にあります。
また、専門性が高く難易度が高いので治療費が高くなってしまいます。
メリットもありますがデメリットも多いので、取り外しの必要がない固定式で目立ちたくない方にはおすすめです。

マウスピース型矯正

マウスピース型矯正はワイヤー矯正とは全く違い、画期的な治療方法です。
まず透明で0.5㎜ほどの薄いマウスピースを1日20時間以上装着して、お食事や歯磨きの時には取り外して行います。
約2週間毎に次の型のマウスピースに付け替えを繰り返すことで、少しずつ歯を正しい位置に動かしていきます。
装置が目立ちにくいこと、取り外しができることがマウスピース型矯正の人気の理由です。
しかし取り外しができてしまう分、自己管理が結果に左右するので、医師の指示は守らないと失敗の原因になってしまいます。

表側矯正のメリット

ノートの上にメリットの文字

上記では簡単に表側矯正の特徴を説明しましたが、次はメリットを紹介していきます。

適応症例の幅が広い

治療に使用するワイヤーには太さや形が異なるので、対応する歯並びによって種類を変えて、歯を正確な位置に動かしていきます。
ワイヤーと共に症例に合わせて噛み合わせを調整する「顎間ゴム」、歯と歯の隙間をスムーズに動かす「エラスティックチェーン」などの補助装置を使用し、効率良く歯を動かしていくことができます。
重度の虫歯や歯周病を患っていない限り、ほとんどの症例が表側矯正で治療することが可能です。
骨格に問題があるケースは顎骨を整える外科手術が必要になりますが、手術の前後では表側矯正での矯正治療は対応しています。

費用は比較的リーズナブル

表側矯正でかかる費用は、高額ではありますが他の装置と比較するとリーズナブルなところが多いです。
ワイヤーの種類を目立ちにくいホワイトワイヤーに変更すると費用は上がってしまいますが、銀色のワイヤーだと抑えることができます。
医院によって費用は異なりますが、なるべく抑えたい方には表側矯正がおすすめです。
当院の矯正治療の費用はこちら>>>

治療の進行度は早く、確実である

歯を効率良く動かすことができる点と、装置を取り外せない固定式のため、常に矯正力が加わりスムーズに治療が進みます。
マウスピース型矯正だと、可撤式なのでご自身のタイミングで取り外すことが可能ですが、付け忘れや煩わしくなりサボってしまう方もいます。
そうなると歯に十分な矯正力が加わらず、治療を提案が止まってしまったり、動いた歯が戻ってしまうので治療期間が長くなってしまうのです。
お食事や歯磨きの際に取り外せることはとても魅力的ですが、歯列矯正を早く終わらしたい方やズボラな方は表側矯正がいいでしょう。

発音や滑舌への影響は受けにくい

コップを持ちながら話す女

裏側矯正(舌側矯正)のように歯の裏側に装置がある場合は舌に当たるので、発音や滑舌に悪影響を与えてしまいますが、表側矯正の場合、舌に当たることはないので問題ないです。
しかし表側に装置を固定することで口元に厚みが出たり、口が閉じにくくなる感覚はあると思うので、装置の付け始めは喋りにくく感じるでしょう。
慣れてくると通常通り会話ができるようになるので、お家で歌を歌ったりしながら楽しく馴染ませてみて下さい。

表側矯正は歯が痛い?

歯痛の女性

多くの方が歯列矯正は痛みが強いイメージがあると思いますが、その通りで、歯を無理矢理動かすのでどの矯正装置にしても痛くないことはないです。
マウスピース型矯正装置は痛みが少ないと言われていますが、その理由は1枚で歯を動かせる距離が0.25㎜と決められているので、少しずつ移動することができます。
そのため急激に大きな矯正力が加わることもないので、激しく痛むこともないことが要因です。

一方で表側矯正の痛みはどのくらいなのでしょうか。
まず痛みが出るのは、ワイヤー装置を付けた日、またはワイヤーを交換した日に歯に痛みが生じます。
痛む原因は歯を動かすメカニズムに関係があります。
歯根と歯を支えている骨(歯槽骨)の間には薄い歯根膜があり、この歯根膜の伸縮によって歯が動きます。
押した方の歯根膜が伸び、押された方は圧迫を繰り返すことで歯槽骨の吸収と再生が起こり、歯が少しずつ移動していきます。
歯槽骨の吸収によって痛みを引き起こす物質が生成されることで、装置の装着をしてから3~6時間後に痛み出し、3日ほど歯が締め付けられ、浮いているような痛みがあります。
この間は強い痛みが出るので噛む力が入らず、好きな物を美味しく食べられない状態です。
お粥や汁物、ゼリーなどで精一杯でしょう。

さらに歯磨きの時に歯ブラシが当たったりするだけでも鈍い痛みを感じるので、痛みが落ち着くまでは辛く感じてしまうでしょう。
年齢が高くなるほど歯槽骨が硬くなるので若い方や、楽観的なタイプの方が痛みを感じにくいです
食べられる物を食べて過ごしていると、3日ほどで痛みのピークが落ち着き、一週間もすると痛みのない状態に戻るので、あまり過敏になりすぎず様子を見ましょう。
初期の頃は強い痛みに耐えられるか不安になると思います。
しかし治療が進むと歯が揃ってくるので、歯を大きく動かすことがなくなるため痛みが軽減していきます。
辛い痛みに対処するには、以下の方法があります。

  1. 柔らかい食べ物を摂取する
  2. 短時間だけ冷やす
  3. 痛み止めを飲む
  4. 医師に相談する

痛みがある場合に身体を温めると、血流が良くなり痛みが強くなる可能性があるので、激し運動や飲酒、湯船に長時間浸ることは避ける方が望ましいです。
反対に患部を冷やすことで炎症を抑え、痛みの軽減に繋がります。
ただし、長時間冷やすことは矯正力が弱まる可能性があるので、冷やす時間には注意が必要です。
慣れるまではストレスに感じますが、毎日痛みが続くわけではないので、上手く対応しながら乗り越えましょう。

まとめ

診療中の歯科医師と患者

表側矯正は装置が歯の表側にあり、舌の邪魔をしないので喋りにくくなることはほとんどないです。
痛みに関しては表側矯正に限らず、歯を動かすには歯周組織に炎症が生じるので痛みが伴います。
ワイヤー装置の装着やワイヤー交換をした日から約3日間は痛みが強く出やすいですが、徐々に落ち着いてきます。
歯に負担のないお食事を取ることや、冷やすと痛みが緩和しやすいです。
我慢できない場合は担当医に相談して痛み止めを処方してもらいましょう。
矯正治療を検討されている方はまずはカウンセリングへお越しくださいませ。
当院のカウンセリングの予約フォームはこちら>>>

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