投稿日:2024.11.28
ワイヤー矯正とは?3つの種類と治療期間やメリット・デメリットをご紹介
皆さま、こんにちは!
渋谷駅から徒歩3分にある「渋谷矯正歯科」です。
歯並びが乱れているため、ワイヤー矯正装置で改善したいと考えている方もいらっしゃるでしょう。
じつはワイヤー矯正には種類が大きく分けて3種類あり、見た目や費用が異なります。
そこで今回は、ワイヤー矯正の特徴や治療期間、メリット・デメリットをお話しいたします。
目次
ワイヤー矯正とは?
ワイヤー矯正とは、U字型のワイヤーを歯に付けたブラケットと呼ばれる装置に装着することで、歯をワイヤーと同じU字型に並べることでよい歯並びをめざす方法です。
まず、ブラケットと呼ばれる装置は歯の表面や裏側に専用の接着剤でつけます。
並べたい歯にはすべて装着するため、部分矯正や全体的に改善する矯正治療では装着する部分は異なります。
そのブラケットには、溝がありU字型のワイヤーを通すことで歯にゆるやかな力をかけることができます。
U字型のワイヤーは細いワイヤー(結紮線)で結ぶことで、ブラケットに固定されるのですが、歯並びが乱れている箇所ほど力が強くかかるため違和感があることも。
ワイヤーにも種類があり、
- ・ニッケルチタンワイヤー
- ・ステンレスワイヤー
などがあります。
歯並びの状態に応じてワイヤーの種類を変更しますので、患者様が選択することは不可能です。
通院のたびにワイヤーを調整もしくは新しいものに交換いたします。
他の患者様と同じものを使いまわすことはなく、基本的には都度新しいものに取り換えます。
また、裏側矯正の場合は、ワイヤーもオーダーメイドで製作することがあるため、ワイヤーが外れたりした場合は捨てずに保管して、矯正歯科にすみやかに来院ください。
ワイヤー矯正の3つの種類
ここからは、ワイヤー矯正の3つの種類を紹介します。
当院で取り扱いのある装置ですので、お気軽にカウンセリング時などにご質問ください。
表側矯正
表側矯正とは、歯の表面に四角いブラケットという装置を専用の接着剤で貼り付ける矯正装置を用いた方法です。
ブラケットは、金属(メタル)のものが一般的に広く知られております。
歯の表面にブラケットを貼り付けた後は、その日のうちにブラケットにある溝にU字型のワイヤーを通して歯並びを徐々に改善します。
はじめのうちは、ワイヤーのサイズは細くて丸いものですが、歯並びが整うにつれて太くて四角い形状に変更することがあります。
ブラケットもワイヤーも金属のため、見た目が目立ちやすいです。
基本的にはワイヤーは1ヵ月から2ヶ月のペースで調整や交換を行います。
歯並びの状態により通院する間隔は人それぞれ異なりますので、治療時に次回の予約の目安をお伝えいたします。
最もポピュラーなワイヤー矯正装置のため、多くの矯正歯科で取り扱いがあるでしょう。
表側矯正の特徴として、金属のブラケットを用いることから目立ちやすいというデメリットがありました。
そこで、最近では白や透明のセラミックのブラケットを選択できるようになりました。
セラミックブラケットであれば、歯の表面にブラケットを付けていても一目では矯正治療をしていることに気付かれにくいというメリットがあります。
メタルブラケットの表側矯正と同じようにワイヤーは1ヵ月から2ヶ月に一回のペースで交換していただくことで、歯並びは徐々に改善されます。
見た目の違いがありますが、基本的に通院回数や治療の方法はほとんどメタルブラケットのワイヤー矯正と同じです。
裏側矯正(舌側矯正)
裏側矯正(舌側矯正)は、歯の裏側にブラケットを貼り付けて歯並びを整える治療方法です。
歯の裏側に貼り付けるブラケットは、ほとんど見えないため金属のブラケットを採用しています。
裏側矯正は他にもリンガルブラケット矯正とも呼ばれており、舌側にあるため目立ちにくいのが最大の特徴です。
裏側矯正に使用するブラケットは歯の溝や形に合わせてオーダーメイドで製作することが多く、当院ではデジタル設備の導入により精密に検査を行い患者様に合わせて治療を進めています。
裏側矯正を得意としており、専門性の高い知識と経験を基に治療を進めるため、表側矯正とほとんど同等の治療期間で歯並びを整えることが可能です。
また、裏側矯正のワイヤーはU字型ではなく特殊な形をしているため、ワイヤーもオーダーメイドで製作します。
そのため、外れてしまったら捨てることなく次回の予約時まで保管をお願いいたします。
(※次回予約時まで期間が開く場合は早めにご相談ください。)
ハーフリンガル矯正
ハーフリンガル矯正は、上の歯は表側、下の歯は裏側にブラケットやワイヤーを装着する治療方法です。
ハーフリンガル矯正は、表側矯正と裏側矯正のいいところをとった矯正方法で、見た目や費用に配慮しています。
にっこり歯を見せて笑ったとき、上の歯はよく見えるため表側矯正は目立ちますが、ハーフリンガル矯正であれば、目立ちやすい上の歯は裏側矯正を装着できるため見た目が目立ちにくくなります。
上下両方とも裏側にしたい方の中でも、費用がかかることで悩まれている方は、一度ハーフリンガル矯正も視野にいれてみましょう。
ワイヤー矯正の治療期間
ワイヤー矯正の治療期間を解説します。
※治療期間や通院頻度は個人差がありますので、ご了承ください。
表側矯正
- 治療期間:2年~2年半程度
- 保定期間:治療期間と同じくらい
- 通院頻度:3~6週間に1回
表側矯正で、治療中に耐えられないほどの痛みなどがありましたら、早めに矯正歯科に連絡してか来院ください。
▶︎当院の表側矯正の治療期間の目安について
裏側矯正(舌側矯正)
- 治療期間:2年~2年半程度
- 保定期間:治療期間と同じくらい
- 通院頻度:3~6週間に1回
通常は、表側矯正よりも裏側矯正の方が治療期間はかかる傾向にあります。
しかし、当院では裏側矯正を得意としており、経験や知識が豊富な歯科医師が担当するため、裏側矯正であっても表側矯正と同等程度の治療期間で終えられます。
裏側矯正では、ブラケットやワイヤーが外れた場合にはオーダーメイドのことが多いため、無くさずに次の通院日まで保管をお願いいたします。
次の治療日までに時間が空いている場合は、電話でお伝えしていただき早めにご来院いただくこともあります。
▶︎当院の裏側矯正(舌側矯正)の治療期間の目安について
ハーフリンガル矯正
- 治療期間:2年~2年半程度
- 保定期間:治療期間と同じくらい
- 通院頻度:3~6週間に1回
当院の表側矯正と裏側矯正はほとんど治療期間が変わらないため、上下異なる矯正方法であっても治療期間に差がでることはありません。
▶︎当院のハーフリンガル矯正の治療期間の目安について
ワイヤー矯正の各装置のメリット・デメリット
表側矯正のメリットとデメリット
ここからは、表側矯正のメリットとデメリットを解説します。
メリット
- ・費用が比較的安価
- ・幅広い歯並びに対応できる
デメリット
- ・見た目が目立つ
裏側矯正(舌側矯正)のメリットとデメリット
次に、裏側矯正(舌側矯正)のメリットとデメリットをみてみましょう。
メリット
- ・前歯を後方に下げるのに長けている
- ・見た目が目立ちにくい
デメリット
- ・費用が表側矯正よりかかる
- ・慣れるまで時間がかかる
ハーフリンガル矯正のメリットとデメリット
ハーフリンガル矯正のメリットとデメリットをみてみましょう。
メリット
- ・見た目が目立ちにくい
- ・滑舌に支障が現れにくい
- ・上下とも裏側矯正を選択するよりも費用が安価
デメリット
- ・下の歯が見えやすい人は装置が目立つことがある
- ・表側矯正だけよりは費用がかかる
自分に合うワイヤー矯正を選択しよう!
渋谷矯正歯科では、今回お話しした「表側矯正」「裏側矯正(舌側矯正)」「ハーフリンガル矯正」の3種類のワイヤー矯正をご用意しております。
また「前歯だけの歯並びが気になる……」といったお悩みに対応できるように部分矯正もご用意しております。
当院では、裏側矯正(舌側矯正)による部分矯正が可能ですのでお気軽にご相談ください。
まずは、歯並びや装置でお困りのことを解決するためにもカウンセリングから開始いたします。
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