投稿日:2024.11.8
すきっ歯になる原因は?放置するリスクや治し方をご紹介
こんにちは、渋谷矯正歯科です!
「歯と歯の隙間が広くて気になる…。」
「隙間が空く原因ってなに?」
「すきっ歯は矯正で治る?」など、
すきっ歯について色々と疑問をもたれている方も多いのではないでしょうか。
すきっ歯は、歯と歯の間に隙間ができる状態を指し、見た目や健康にも影響を与えることがあります。
この状態は遺伝や生活習慣、歯周病など様々な原因で引き起こされることがあるのです。
この記事では、すきっ歯の主な原因や放置するリスク、そして治療法について詳しく解説していきます。
すきっ歯とは?
すきっ歯とは、歯と歯の間が通常よりも広く隙間がある状態を指し、専門的には「空隙歯列弓」や「正中離開」として知られています。
この現象は、単に見た目の問題にとどまらず、さまざまな健康リスクや機能的な問題に影響を及ぼす可能性があるのです。
空隙歯列弓(くうげきしれつきゅう)
空隙歯列弓とは、歯列全体に複数の隙間が見られる状態を指します。
このタイプのすきっ歯は、奥歯から前歯にかけて広がり、歯と歯の間に目に見える隙間が生じることが特徴です。
歯が小さくて顎が大きい場合や、歯の数が少ない場合など、遺伝的要因や生まれつきの骨格の問題が原因となることがあります。
正中離開(せいちゅうりかい)
正中離開は、上顎の前歯の中心部分、いわゆる口の真ん中(正中線)に隙間ができる状態を指します。
特に上の前歯の間に目立つ隙間が生じるのが特徴で、見た目に大きな影響を与えることがあるのです。
この状態は遺伝的要因のほか、上唇と歯ぐきの間(上唇小帯)の異常や生活習慣による影響が原因となることが多いです。
すきっ歯の原因
すきっ歯になる原因として、主に以下のようなものがあります。
遺伝的要因
原因の一つに、遺伝的要因が挙げられます。
歯が小さい場合や顎が大きい場合、歯と歯の間に隙間ができやすくなるのです。
これにより歯並びが不均等になり、隙間が目立つことがあります。
上唇小帯の異常
上唇小帯とは、上唇と歯ぐきをつなぐ小さな筋肉組織のことです。
この小帯が異常に発達している場合、上の前歯の間に入り込んでしまい、隙間を生じさせる原因となることがあります。
生活習慣や癖
指しゃぶりや舌で歯を押す癖があると、長期間にわたり歯に外力が加わるため、歯が徐々に外側に押し出され、隙間ができることがあるのです。
特に幼少期にこのような癖があると、すきっ歯になるリスクが高まります。
歯の本数が少ない
先天的に生えてくるはずの歯が生えてこない場合や、歯が欠損している場合、隣接する歯との間に隙間ができることがあります。
この状態を部分的欠損と呼び、すきっ歯の原因の一つとなるのです。
歯周病
歯周病により、歯を支える骨(歯槽骨)が溶けると、歯が揺れやすくなり、隙間ができることがあります。
特に進行した歯周病では、歯の位置が変わりやすく、隙間が目立つようになるのです。
放置するリスク
すきっ歯を放置するリスクについて、みていきましょう。
見た目の問題
すきっ歯は見た目に影響を与え、自信を失う原因となることがあります。
多くの人が見た目のコンプレックスとして捉え、笑顔を見せることに抵抗を感じることも少なくありません。
発音への影響
すきっ歯があると、空気が漏れやすくなり、特定の音が発音しづらくなることがあります。
特に「サ行」や「タ行」の発音に影響を与えることがあり、スムーズな会話が難しくなることがあるのです。
口腔内の健康への影響
歯の隙間が大きいと、食べ物が詰まりやすい状態となります。
これにより、虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があるのです。
さらに、隙間があることで歯磨きが難しくなるため、口腔内の健康を維持するのが難しくなります。
すきっ歯の治し方
すきっ歯は、審美的にも機能的にも改善が可能です。
以下のような治療方法を選択することで、美しい歯並びを手に入れることができます。
それぞれの治療法には独自のメリットがあり、あなたのライフスタイルや希望に合わせた選択が可能でしょう。
矯正治療
矯正治療は、歯を動かして隙間を閉じる最も一般的な治療法です。
ワイヤー矯正やマウスピース型矯正を使用して、歯を正しい位置に整えます。
矯正治療は時間がかかることがありますが、長期的な効果が期待できます。
マウスピース型矯正:目立たず快適に矯正
透明なマウスピースを使用して、少しずつ歯を動かし、すきっ歯を矯正します。
取り外しができるため、食事や歯磨きの際に便利です。
また、目立たないので、周囲に気付かれることなく治療を進めることができます。
快適な装着感で、日常生活に影響が少ないのも魅力です。
ワイヤー矯正(ブラケット矯正):確実な歯の移動で理想の歯並びへ
歯の表面にブラケットを装着し、ワイヤーで少しずつ歯を動かす従来の方法です。
あらゆるすきっ歯のケースに対応可能で、確実な効果が期待できます。
幅広いケースに対応でき、長年の実績があるため、安心して治療を進めることが可能。
歯並び全体をしっかりと整えられることも魅力です。
裏側矯正(舌側矯正)
歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着し、すきっ歯を矯正する方法です。
見た目に影響を与えずに治療が可能となります。
見えない矯正方法なので、人前に出ることが多い方にも適しています。
確実に歯を動かしながら、矯正治療が進められます。
セラミック矯正
セラミック製の歯を既存の歯に被せることで、すきっ歯を目立たなくする方法です。
審美的な改善が必要な場合に効果的。
また、数週間から数か月という短期間で、美しい歯並びを手に入れることができます。
歯の色や形も自由に選べるので、理想的な仕上がりが可能です。
(※当医院ではセラミック矯正は行っておりませんので、ご希望の方は他の治療法をご検討ください。)
治療の選択と重要なポイント
治療法を選ぶ際に、歯科医師との相談は非常に重要です。
あなたの歯の状態やライフスタイル、希望する仕上がりを歯科医師にしっかりと伝え、一緒に最適な治療計画を立てましょう。
治療の選択について
すきっ歯の治療は、
- 歯の隙間の大きさや位置
- 歯の健康状態
- 治療の希望(治療期間、費用、審美性など)
に応じて異なります。
早期に適切な治療を行うことで、すきっ歯によるリスクを減らし、健康的な口腔環境を保てるのです。
矯正治療中、気をつけたいこと
矯正治療中は、美しい歯並びを目指して歯を動かすため、いくつかの注意が必要です。
例えば、硬い食べ物や粘着性の高い食べ物は歯の装置にダメージを与えてしまう可能性があるため、控えるようにしましょう。
また、歯磨き方法も少し工夫が必要です。
装置の隙間などに食べカスが残りやすく、虫歯や歯周病の原因となるため、丁寧にブラッシングすることが大切です。
美しい歯並びを長く保つために
矯正治療が終了した後も、美しい歯並びを長く保つためのケアが必要です。
歯が元の位置に戻ろうとする力が働くため、保定装置を装着して歯を固定する期間が設けられます。
この期間は、医師の指示に従ってしっかりと装着することが重要です。
また、定期的な検診を受けることで、歯の健康状態をチェックし、問題があれば早期に発見・治療することができます。
まとめ
すきっ歯は、見た目の問題だけでなく、口の中の健康にも悪影響を及ぼす可能性があるのです。
放っておくと、発音や噛み合わせに支障が出たり、虫歯や歯周病のリスクが高まったりすることがあります。
だからこそ、早めの対処がとても大切です。
また、原因や状態によって適切な治療方法が異なります。
歯科医師と相談し、あなたに最適な治療法を選ぶことが、健康な歯並びと自信を持った笑顔への近道です。
矯正治療を受けることで、すきっ歯の悩みを解消し、美しく整った歯並びを手に入れることができます。
専門の歯科医師に相談して、理想の笑顔を手に入れる第一歩を踏み出しましょう。
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