投稿日：2024.5.28
アンカースクリューを使った歯科矯正方法とは？？
こんにちは(^－^)
渋谷矯正歯科です！！
皆さん、歯並びのお悩みはありますか？
口元への意識が高まる中、矯正治療を検討される方は年齢や性別に関係なく増えています。
矯正治療はお子さんだけでなく、大人の方でも行うことが可能です。
整った歯並びは見た目の印象をよくするだけでなく、
お口を清潔に保ちやすいことから、お口そして全身の健康維持につながります。
矯正治療にはさまざまな方法があり、
患者さんの歯並びの状態や治療に対するご要望に合わせて適切なものを選ぶことで効果的に歯を動かすことができます。
症状が軽度から中程度の場合、マウスピース型矯正装置を使った矯正治療か
ワイヤーを使った矯正治療を選択するケースがほとんどです(‘ω’)
ワイヤーを使った矯正治療は、歴史が古く対応できる症例が多いのが特徴です。
しかし、症状が重度の場合、歯を動かすための固定源が必要となります。
ここでは、ミニインプラントを固定源にして歯を動かす矯正治療についてお話しします(*^-^*)
目次
歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療とは
※アンカースクリューの参考画像です。(主訴:叢生・年齢:25歳・リンガル矯正前)
アンカースクリューとは、矯正治療に使用する小さなチタン製のネジです。
アンカースクリューを歯ぐきに埋め込んで、歯を動かす際の固定源として使用します。
歯を失った際に歯根の代わりとして埋め込む「インプラント」とは異なり、矯正治療の間だけ設置します。
歯科矯正用アンカースクリューを使用することで、歯を大きく動かせるようになりました。
また裏側矯正治療と組み合わせることで、適用できる症例の幅が広がり、
治療期間も短縮できる可能性があります(^－^)
歯並びによっては、外科手術や抜歯の必要がなくなることもあるのです。
アンカースクリューを使った矯正治療のメリット
固定源としてアンカースクリューを使用することで、
さまざまなメリットがあります(^_-)-☆
奥歯の動きを抑えられる
従来のワイヤー矯正治療では、奥歯を起点にして歯並びを整えます。
しかし、奥歯の状態や歯を動かしたい方向によっては、思うように力がかからないことがあります。
また、前歯と奥歯で引っ張りあうために奥歯が動く恐れがあるのです。
アンカースクリューを固定源にすれば、奥歯をその場に留めることができて、
前歯の移動量を増やすことができ、より効果的に治療を進められます。
固定装置をつける必要がない
頭に装着する「ヘッドギア」で奥歯が前に出てこないようにする方法もありますが、
装着時間を守る必要があり、装着時間によっては思うような効果が得られないことがあります。
就寝のたびに装置を装着することを負担に感じる方もいらっしゃるでしょう。
アンカースクリューの場合は、付け外しする装置とは異なり、
常に引っ張り続けられるので治療期間を短縮できる可能性もあるのです。
歯をさまざまな方向に移動できる
これまで難しいとされていた奥歯を後方へ移動させることも、
アンカースクリューを使用すれば可能になります。
従来の矯正装置よりも歯を動かせる範囲が広がり、患者さんの負担軽減につながります。
アンカースクリューを使った矯正治療のデメリット
アンカースクリューを使った矯正治療には、
デメリットと考えられる点や注意しなければいけない点もあります(~_~)
アンカースクリューが脱落する場合がある
矯正用のアンカースクリューは、治療期間が終われば取り除きます。
インプラントのように骨としっかりと結合させるわけではありません。
確率は低いものの、骨の硬さや体質によってはスクリューが脱落することがあります。
脱落した場合はもう一度埋入しますが、どうしても定着しないという方もいらっしゃいます。
細菌感染を引き起こす恐れがある
アンカースクリューを使用した矯正治療を行っている間は、いつも以上にお口の中を清潔にする必要があります。
お口の中が不衛生だと、細菌感染を引き起こし、アンカースクリューの脱落を招く恐れがあります。
歯根を傷つけることがある
歯科矯正用アンカースクリューは、ほとんどの場合、歯の根と根の間に埋入します。
埋入する部分と歯の根が近い距離にあると、埋入時に歯根を傷つけてしまう可能性があります。
アンカースクリューを使った矯正治療が適している歯並び
一般的な矯正治療よりも、アンカースクリューを使用した方がよい症例がいくつかあります。
ガミースマイル
笑ったときに上の歯の歯ぐきが大きく見えている状態を「ガミースマイル」といいます。
骨格や歯並びに原因がある場合は、前歯から4番目にあたる歯を抜いてから骨を切って、
前歯を後ろに移動させる「セットバック（上顎前方歯槽骨部骨切術）」という外科手術をご提案することがあります。
抜歯や外科手術は、患者さんにとっては負担の大きい治療となり、すべての方が行えるわけではないのが現状です。
しかし、アンカースクリューを使用した矯正治療では、
アンカースクリューを固定源にして、顎の上方向に安定した力を加えます(^－^)
その結果、前歯と奥歯の両方を歯ぐきの方向に引っ込める「圧下」が可能となり、歯並びが改善されるのです。
重度の上顎前突や上下顎前突
上顎前突は、上の前歯が下の歯よりも前に突き出している状態で、いわゆる「出っ歯」です。
上下顎前突とは、上顎と下顎が正常な位置よりも前方にある状態で、「口ゴボ」ともよばれています。
唇を閉じた状態で横から見ると、口元が盛り上がっていて、見た目のお悩みになりやすい歯並びです。
見た目だけでなく、かみ合わせにも影響を与えている可能性が高いため、
健康的なお口を維持するためにも、矯正治療で整えることがおすすめです。
治療においては、歯列全体を下げる必要があり、必要に応じて抜歯を行います。
これまでの方法では、抜歯を行ってから奥歯を固定源にして前歯を下げていました。
しかし、この方法では奥歯が前に引っ張られやすく、
抜歯してできたスペースに向かって奥歯が前の方に動いてしまうことがありました。
アンカースクリューを使用すれば、奥歯を動かすことなく前歯のみを下げられます。
前歯の移動距離が増えることから、重度の症例でも改善されるのです。
症状によっては、抜歯することなく歯列を整えられる可能性もあります。
また、奥歯を後方に動かすことも可能です。
歯を後方に移動する場合は奥歯を固定源にして引っ張る方法が一般的ですが、
その方法では、奥歯を動かす際の固定源がないため、奥歯を動かすことができませんでした。
アンカースクリューを使用する治療では、
アンカースクリューを奥歯のさらに奥に埋め込むことで奥歯を後方に動かすことができるのです。
アンカースクリューを使用した矯正治療の手順
アンカースクリューを使用した矯正治療は、次のような手順で行います。
1．アンカースクリューの埋入
局所麻酔を行ってから、骨にアンカースクリューを埋め込みます。
骨には痛みを感じる感覚がないため、痛みを感じることはほとんどありません。
術後数日は患部が腫れることもありますが、次第に落ち着きます。
処方されたお薬を飲んでゆっくりとお過ごしください。
アンカースクリューが安定するまでには、2〜3ヶ月ほどかかるのが一般的です。
安定するまでは、患部に触ったりしないようにしましょう。
2．矯正装置を装着
アンカースクリューが安定したら、アンカースクリューを固定源にして矯正装置を装着します。
アンカースクリューが緩んだり外れたりしていないかのチェックや、
予定通りに歯が動いているかの確認のために、定期的な通院が必要です。
アンカースクリューが脱落してしまった場合は、別の場所に新しいスクリューを埋入します。
3．アンカースクリューの撤去
歯が予定通りの位置に移動したら、スクリューを取り外します。
取り外しの際も、ほとんど痛みはありません。
1週間ほどで歯ぐきは元の状態に戻ります。
アンカースクリューを使用した矯正治療は「渋谷矯正歯科」にご相談ください
歯並びは治したいけれども、外科手術には抵抗があるという方や、
できるだけ抜歯はしたくないという方は当院にご相談ください。
当院では、さまざまな矯正治療を行っています。
こちらのブログでも、アンカースクリューについて
※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、
日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費（自由）診療となります。
渋谷矯正歯科って、どんな歯医者さん？
渋谷矯正歯科では、裏側矯正を専門に、ハーフリンガル・
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