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投稿日:2024.4.28

歯列矯正で歯が動く仕組みとは?徹底解説します!

こんにちは、渋谷矯正歯科です!!
新人DHまつりちゃんは、入社してから1年が経ちました。
先輩たちからは「もう新人じゃないよ。」としばかれています(笑)
もちろんその通りです(~_~)
4月から入社してくる新人歯科衛生士ちゃんたちを教える立場に変わります!
しっかり教えられるようにもう一度私自身も復習していこうと思います。

私が、矯正を知った時一番最初に疑問に思ったのが、どうやって歯が動くの??でした。
もちろん学生時代に勉強はしましたが、器具や材料、歯の動き方の種類を学ぶだけで
この装置を使用したらこう動く、ワイヤーの段階を1つずつ上げていくなど全く知りませんでした。
衛生士学校に通った私でさえ知らないことばかりなので、患者さんはもっと不安だと思います。
このブログを見て少しでも矯正で歯が動く仕組みを知っていただければなと思います(^_-)-☆
是非最後までご覧ください!!!!

【矯正治療とは】

渋谷矯正歯科 ワイヤー矯正

一般的な矯正の治療法としては、歯にブラケットという装置を付け、
そこに歯列の形をしたワイヤーを通し、歯に少しずつ力を加えていきます。
歯列の形をしたワイヤーが、元の形に戻ろうする力を利用して歯を並べていきます。
他にも、ワイヤーのしなりを利用して歯をワイヤーに引き寄せるようにして歯に力を加えていく方法もあります。
ワイヤーの種類は1つだけではなく、素材・形・太さが違うものが数種類あります。
それらをその時の歯並びの状態に合わせてセットしていき、基本的には月1で調整をしていきます。
このように、不正な位置にある歯や顎を適切な位置に移動し、力を加える力を矯正力といいます。

 

【歯が動く仕組み】

歯の構造それではここから、歯が動く仕組みをご紹介していきます(^^♪

①歯根膜

歯根と歯槽骨の間に歯根膜があります。
クッションみたいな機能があり、食べモノを噛むときに歯にかかる衝撃を和らげる機能を持っています。
この機能は、矯正で歯を動かしていくのに重要な動きをします。

②圧迫側と牽引側

歯に適切な力が加わると、圧迫側は歯根膜が圧迫され破骨細胞によって骨が吸収されていきます。
牽引側は歯根膜が引っ張られ骨芽細胞によって新しい骨ができます。
このように骨代謝が繰り返されて歯が移動していきます。

この動きが月に1回は行われるので、一時的に歯の揺れが大きくなることがありますが
矯正期間が終了し、保定期間に以降になったときマウスピースを着用します。
マウスピースを着用することで歯の周囲組織が落ち着いてくると、歯の揺れも改善されてきます。

【矯正治療の流れ4段階】

渋谷矯正歯科 治療の流れ

矯正治療では、大きく分けて4つのステージに分かれています。
1つずつ紹介していきますね!

第一段階  アライメント

歯を並べるステージです。
第一段階では歯の凹凸や傾き、高さを揃え、ねじれを改善し、アーチ状(一直線)に並べます。
今後の治療をスムーズに行うための作業です。
※凹凸が改善されると同時に、一時的に前歯が前に出ることがありますが、
その後の治療で改善していきます。

第二段階 トルクコントロール

第二段階では、根っこのねじれを改善します。
☆細くて柔らかいワイヤーから太くて硬いワイヤーに三段階交換をします。
※この段階では、目に見える大きな変化はありませんが、大切な動きになります。

第三段階  スペースクローズ

第三段階では、歯を抜いたスペースを使って、前の歯を後ろに下げたり、
臼歯を噛み合わせの良い位置に動かします。
☆表裏のゴムを数回交換します

※ワイヤーの力でスペースを閉じる事もあります。
※上の歯を下げたい・下の歯を下げたい等の主訴は、この段階で改善されます。

第四段階  ディテーリング

第四段階では、軽いガタつきや傾斜の改善し、噛み合わせを密接にします。
☆型取りをして作った模型を元に、微調整する箇所を細かく分析し、
装置のポジション替えや顎間ゴムを併用し、仕上げの処置をします。
※歯並びが綺麗に並んでいても、噛み合わせがまだ整っていません。
矯正治療の最終的なゴールは歯並びの改善ではなく、噛み合わせを正しく整えることです。

【歯の移動】

歯の移動 渋谷矯正歯科

ここからは、歯の移動についてです!
6つに分かれているので、こちらも紹介させていただきます( ◠‿◠ )

①傾斜移動

傾いている歯を直立させるための移動です。
歯が移動する際に、歯根部よりも歯冠の動きが大きいことです。
根尖の1/3を支点にし移動します。
矯正の第一段階、アライメント(矯正始めて6か月~1年)で行うことが多いです。

②歯体移動

歯が移動する際に歯根部と歯冠部の移動量が同じ移動方式です。
歯冠と歯根が平行に移動します。抜歯して空いたスペースを閉じるために歯を移動する際に行われます。
矯正の第三段階、スペースクローズで行うことが多いです。

③トルク 歯根の傾斜移動

ブラケットのスロットを回転軸にして、歯の回転をしていきます。
正しいトルクは正しい咬合嵌合を作るために必要になります。
矯正の第二段階、トルクコントロールで行うことが多いです。

④回転

捻じれを起こしてる歯の修正の際の移動方法です。
歯と歯の間に隙間がないと動かないので非抜歯だと動きずらいです。
矯正の第一段階アライメントで行うことが多いです。

⑤挺出 (ていしゅつ)

歯の位置や向きは変えずに、歯を骨の中から引き出すような動きです。 歯にぶつかって出てこれなかった低い歯を歯冠方向に移動します。
引き出して作られたスペースに骨が作成され歯の垂直的位置が変わります。
矯正の第一段階アライメントで行うことが多いです。

⑥圧下

他の歯に対して垂直的位置が高い歯に対して行う移動方法です。
歯の向きは変えず、歯を押し下げるような動きです。押し下げる際に、骨の抵抗があるので動きにくいです。
矯正の第一段階で行うことが多いです。

【顎間ゴム】

渋谷矯正歯科 ゴムかけ エラス

顎間ゴムとは、上下の噛み合わせを整えるため、矯正装置と併用します。
指示通りに使用することで、より早くきれいに治療が終了します。それには患者様のご協力が不可欠です。
基本使用時間は、1日20時間(食事と歯磨き以外)が目安となります。
早く治したいからといってゴムを二重にかけてしまうと力が強すぎて歯根に障害が起き、逆に動きが遅くなったり、動いてほしい方向以外の
方向に歯が動いてしまうことがあります。指示通りにゴムは使用しましょう。

①出っ歯の顎間ゴムのかけ方:Ⅱ級ゴム

主に、上顎前突(出っ歯)の改善に使用します。
上の前歯を後ろに引くイメージで、上の犬歯付近と下の第一大臼歯のボタンにゴムをかけます。

②受け口の顎間ゴムのかけ方:Ⅲ級ゴム

主に、下顎前突・反対咬合の改善に使用します。
Ⅱ級ゴムと逆の動きになり、下の歯を後ろに引くイメージです。

③噛み合わせのゴムのかけ方:垂直ゴム

開口の改善に使用します。
上下の歯が接していない場合や噛み合わせを緊密にしたいときに垂直にゴムをかけ縦に引っ張り合います。

こちらのブログでは、ゴムかけについてもっと詳しく説明していますので
ぜひご覧ください(*^-^*)

 

【矯正用のマウスピース】

保定用マウスピース 渋谷矯正歯科

ワイヤーで歯を並べた後、矯正用のマウスピースで微調整を行っていく場合があります。
主に、細かいスペースや歯の傾きを治していきます。

【保定期間】

保定用マウスピース

矯正が終了したら、後戻りを防止するために保定期間に入ります。
装置を外してから半年間は20時間以上MPを使用します。
その後、半年間は12時間目安で使用していただいてそれ以降は夜のみに使用していただきます。
後戻りが心配であれば半永久的に夜のみMPを使用したほうが後戻りのリスクはなくなります。

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渋谷矯正歯科 物販 ホワイトニング

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ここまでブログを読んでいただき、ありがとうございました(^_-)-☆

 

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