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投稿日:2022.8.14

歯科矯正の治療期間はどのくらい?装置の種類別に平均期間を紹介!

こんにちは!渋谷矯正歯科です( ◠‿◠ )
いつも当医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます!
本日は、矯正期間についてのお話です!

「歯科矯正を受けるとなると、どれくらいの期間が必要?」「終わるまで2~3年かかるって本当?」
このような疑問を持つ方は多いです。
矯正治療の期間が長いと、治療を始めることへの不安やハードルが高く感じられることがあるかと思います。
そこで今回は、大人の矯正治療における期間を装置別に紹介します。
これから歯科矯正を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。

大人の矯正治療にかかる期間

治療期間は症例によって異なりますが、全体矯正では1年半〜2年半程度、
部分矯正は数ヶ月〜1年半程度かかることが多いです。
ただし、この期間には保定期間が含まれていません。
ここでは、矯正装置の種類と目安の治療期間を紹介します。

表側矯正

表側矯正

表側矯正とは、歯の表にブラケットとワイヤーをつけて、歯を正しい位置に移動させる矯正方法です。
「ワイヤー矯正」と呼ばれ、矯正治療と聞くと表側矯正を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

表側矯正の治療期間の目安は1年半〜2年半程度です。
ただし、患者さんの歯並びの状態や抜歯の有無によって期間が異なるので、
あくまでも目安として捉えておきましょう。

裏側矯正

裏側矯正とは、歯の裏にブラケットとワイヤーをつけて、歯を正しい位置に移動させる矯正方法です。
「舌側矯正」「ラビアル矯正」とも呼ばれています。

以前は、裏側矯正は表側矯正に比べて時間がかかるとされていましたが、
セルフライゲーションブラケット*の登場やブラケットの進化により、現在では差がほとんどありません。
そのため、裏側矯正の治療期間も表側矯正とほぼ同じ、1年半〜2年半程度になります。
また、裏側矯正は前歯を後方に移動させる動きが得意で、
出っ歯は初期の段階から効果を実感しやすい特徴があります。
※当医院の裏側矯正の治療方法について、詳しくはこちらのページをご参照ください。

*セルフライゲーションブラケットとは

通常ブラケットにワイヤーを固定する際、ゴムや針金を用いて強く縛り付けていました。
セルフライゲーションブラケットは、ブラケット自体に取り付けられたシャッターを閉じることで、ワイヤーを固定する方法です。
ワイヤーとブラケットとの間に生じる摩擦が大幅に軽減され、効率的に歯を動かせます。

マウスピース矯正

渋谷 矯正 歯

マウスピース矯正とは、プラスチック製のマウスピースを食事と歯磨き以外の時間に装着し、
定期的に交換することで少しずつ歯を正しい位置に移動させる矯正方法です。
マウスピースは透明で目立ちにくいため、見た目が気になる方に適しています。
また、取り外しが可能なので、食事やブラッシングは矯正前と同じように行えるのがメリット。
ワイヤー矯正と比べて痛みや違和感が少ないと感じる方が多いです。

近年、さまざまなブランドが登場し「短期間での治療」をうたうものも増えてきました。
しかし、同じ歯並びの状態でもワイヤー矯正に比べると、マウスピース矯正の治療期間は長い傾向があります。
その理由は、弱い力で歯をゆっくりと動かす特性と装着時間の変動にあります。

そのため、マウスピース矯正の治療期間は約2~3年程度必要です。
治療のスピードよりも、矯正中の見た目や使い勝手を重視する方にはマウスピース矯正がおすすめです。
※マウスピース矯正について、詳しくはこちらのページをご確認ください。

部分矯正は治療期間が短い?

ここまで全体矯正の治療期間について触れてきましたが、矯正治療には「部分矯正」という方法もあります。
これは、前歯を対象にした治療プランです。
噛み合わせの調整が不要なケースに適しており、表側矯正、裏側矯正、マウスピース矯正から選択できます。
歯並びの状態によって異なりますが、歯を動かす範囲が狭いため治療期間は数ヶ月~1年半程度です。
※部分矯正について、詳しくはこちらのページをご覧ください。

保定期間はどのくらい?

マウスピース型リテーナー(保定装置)

矯正治療は1年半〜2年半程度と述べましたが、矯正治療は装置が外れたら「保定期間」が始まります。
これはリテーナー(保定装置)を使用して動かした歯の位置を固定し、
元の位置に戻ろうとする後戻りを防ぐための期間です。

保定期間は、矯正治療の期間に半年を足した時間が理想的です。
たとえば、2年間矯正治療を受けたなら、2年半の保定期間が必要になります。
長く感じられるかもしれませんが、保定期間は後戻りを防ぐためにとても重要です。
ただ、その期間終日装着するものではなく、歯科医師の指示に従って装着時間を少しずつ短くしていきます。

当院では、主にマウスピース型のリテーナーを採用しています。
これは透明なプラスチック素材で作られたもので、見た目が目立たず、取り外しも簡単です。
リテーナーをしっかりと装着することで、整えた歯並びを長持ちさせることができます。
矯正装置が外れた嬉しさから、装着をさぼりがちになってしまう方もいますが、
継続は力なり、リテーナーの装着を怠らないように心掛けましょう。

矯正治療中の通院頻度はどのくらい?

歯科治療を受ける男性と歯科衛生士

矯正中の通院頻度も気になる点ですよね。
矯正装置の種類によって通院頻度は異なるので、詳しく見ていきましょう。

ワイヤー矯正(表側矯正・裏側矯正)

治療の段階によって頻度は異なりますが、当院では約1ヶ月半〜2ヶ月に1度の通院が必要です。
矯正の進行をチェックしたり、ワイヤーの調整や交換を行います。
また、必要に応じてアンカースクリュー*の埋入やクリーニングも行っていきます。

*アンカースクリューとは

歯ぐきに埋め込む小さなチタン製のネジで、歯を動かす固定源として使用します。
詳しくはこちらをご確認ください!

マウスピース矯正

マウスピース矯正は自分で交換して調整するため、ワイヤー矯正と比べると通院頻度が少ないです。
目安は1ヶ月〜3ヶ月に1度となり、進行のチェックや装置の調整、
クリーニングなどを行っていきます。
ただし、マウスピース矯正の場合は治療開始後にディスキング*アタッチメント**の装着、
アンカースクリューの埋入などを行うこともあり、通院頻度が増えることもあります。

*ディスキングとは

歯を並べるスペースがない場合に歯の側面をやすりがけして、
必要なスペースを確保するための処置です。IPRとも呼ばれています。

**アタッチメントとは

歯の表面につける白いレジンのことです。
マウスピースのフィット感を向上させたり、歯の動きを補助するために使用されます。

保定期間中

矯正治療を終えた直後の歯は定着していないため、元の位置に戻ろうとする力が働きます。
この動きを抑えるために保定期間を設けており、期間中は3〜6ヶ月に1度のペースの通院が必要です。
矯正期間中と比べると通院頻度は少ないですが、定期的に経過観察を行うことで、
整えた歯並びをキープできます。

矯正終了後

矯正治療が完了しても、お口のケアの継続は必須です。
定期的に検診やクリーニングを受けて健康な歯を維持しましょう。
定期検診を受けることで、お口のトラブルを初期段階で見つけ出すことができます。
早い段階で対処することで、歯へのダメージや治療費用を最小限に抑えられます。

また、しっかりと歯磨きをしていても自分では落としきれない汚れが溜まるので、
3~6ヶ月に1回のクリーニングできちんと取り除いてもらうことが大切です。
整った歯をもっときれいにしたいと思ったら、ホワイトニングなどの施術を受けるのも良いでしょう。

矯正治療を予定通りに終わらせるポイント

表側矯正(ワイヤー矯正)のイラスト

事前に提示される治療期間は、最短の目安期間です。
しかし、マウスピースの装着時間が守れなかったり、
むし歯や歯周病になったりすると治療期間が延びてしまう可能性があります。
ここでは、矯正治療を予定通りに治療を終わらせるポイントを3つ紹介します。

マウスピース矯正の場合は装着時間を守る

マウスピース矯正は、ワイヤー矯正とは異なり取り外しが可能なため、
食事や歯磨きの際に外せるメリットがあります。
しかし、その取り外し可能が逆に「装着しない時間」を増やしてしまうリスクがあります。
歯は継続した力が加わることで動かせますが、
忘れたりさぼったりすると歯が動かず計画通りに進まない可能性があるのです。

マウスピース矯正のブランドによって装着時間は異なりますが、1日20時間以上の装着が必要です。
装着をさぼってしまう日が何日も続いてしまうと、
後戻りを引き起こしてマウスピースが合わなくなることもあります。
治療期間が大幅に延びてしまうこともあるので、装着時間は必ず守るようにしましょう。

セルフケアを丁寧に行う

矯正中は、セルフケアを丁寧に行いましょう。
なぜなら、矯正中にむし歯や歯周病になると、矯正治療を一旦中断して治療を優先することがあるからです。
特にマウスピース矯正の場合は、大きなむし歯になるとマウスピースが合わなくなる可能性もあります。
そのぶん治療期間が延びてしまう可能性があるので、矯正中はいつも以上に丁寧なケアを心掛けることが大切です。

リテーナーは歯科医師の指示通りに装着する

矯正装置を取り外すと治療が完了したように感じるかもしれませんが、
保定期間中におけるリテーナーの装着はとても重要です。
矯正直後の歯はまだ不安定で、動きやすい状態にあります。
そのため、リテーナーの装着をさぼってしまうと、歯が元の位置に戻ろうとするリスクが高まります。
歯科医師の指示に従って、しっかりとリテーナーを装着しましょう。

まとめ

矯正治療の期間は、全体矯正で1年半〜2年半程度、部分矯正は数ヶ月〜1年半程度かかります。
また、装置が外れたあとの保定期間では矯正治療にかかった期間+半年が理想的です。
最初は装置に慣れず、口内炎ができたり食事中に注意を払う必要があったりと、
大変なことも多いですが、少しずつ変化していく歯並びを実感できるでしょう。

最後に、当院では無料カウンセリングを行っています。
どのくらいで歯並びが整うのか、どの矯正方法が向いているのかなど、どんなことでもお気軽にご相談ください(^_-)-☆
※無料カウンセリングのご予約はこちらから!

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