投稿日:2024.3.8
歯並びの良し悪しは親のせい?
みなさんこんにちは!
渋谷駅から徒歩3分、歯科矯正専門の渋谷矯正歯科です。
今日は歯並びと遺伝についてのお話をしていきます!!
目次
歯並びは親から遺伝するの?
歯並びは親から遺伝すると思ってる方は多いんではないでしょうか。
実際、歯並びに遺伝が影響する割合は一般的に3割程度と言われています。
もちろん歯並びは遺伝の影響を少なからず受けていますが、より強く影響を受けているのは歯並びではなく骨格なので、
骨格の遺伝が歯並びに影響していると考えるとわかりやすいかもしれません。
そのほかの7割は、生活習慣による後天的なものが原因です。
歯並びの悪さは、遺伝的な先天的要因よりも生活習慣による後天的要因のほうが圧倒的に強いのです。
先天的要因と後天的要因って?
歯並びには生まれつき持った先天的要因(せんてんてきよういん)と、
生活習慣によって生まれる後天的要因(こうてんてきよういん)の2つが掛け合わされて決まってきます。
先天的要因と後天的要因について詳しくお話していきましょう。
先天的要因
先天的要因とは生まれ持ったもの、遺伝的要因のことを指します。
ですが、冒頭でお話ししたように遺伝するのは歯並びではなく骨格が主です。
遺伝の影響を受ける要素としては
顎の大きさ・歯の大きさ・歯の生える位置などがあげられます。
後天的要因
後天的要因とは生活習慣などで歯並びに悪影響を及ぼす要因のことを指します。
生活習慣で悪影響を及ぼす要素としては
指しゃぶり・口呼吸・歯ぎしりや食いしばり・舌癖・頬杖・唇を噛むなど
様々なことがあげられます。
先天的要因は歯並びにどのような悪影響を及ぼすの?
骨格が原因の不正咬合は遺伝的要因つまり先天的要因と言えます。
先天的要因での不正咬合はどんな種類があるのでしょう
① 叢生(そうせい)
叢生とは顎の大きさに対して歯が大きすぎてしまい正常に並ぶことが出来ず
ガタガタと歯が重なって生えてきてしまう事を言います。
八重歯や乱ぐい歯も叢生のひとつです。
歯の大きさは標準でも上顎骨や下顎骨が小さい場合も歯が並びきらずガタガタとしてしまうことがあります。
顎の骨格や歯の大きさは遺伝が強く出るため先天的要因と言えます。
② 上顎前突(じょうがくぜんとつ)
咬み合わせたときに下の歯の前歯よりも上の前歯の方が大きく前方に出ている歯並び、
いわゆる出っ歯の歯並びのことを言います。
この不正咬合の原因のひとつとして、下顎骨が小さいこと(劣成長)が挙げられます。
骨格の大きさは遺伝性が強いためこちらも先天的要因と言えます。
③ 反対咬合
咬み合わせたときに上の前歯より下の前歯が前方に出ている歯並び、
いわゆる受け口と言われる歯並びです。
この歯並びの原因のひとつは上顎骨より下顎骨が成長(過成長)し、結果受け口となってしまいます。
もうひとつの原因は、上顎骨の劣成長です。
下顎骨は正常な大きさでも上顎骨が劣成長で小さいと受け口になってしまうことがあります。
先程から出てくる劣成長(れつせいちょう)とは顎の骨が標準より小さく成長することを言い
過成長(かせいちょう)は標準の顎より大きく成長することを言います。
後天性要因が及ぼす歯並びの悪影響は?
① 指しゃぶり
幼少期にやっていた指しゃぶりも3歳以降も継続して行ってしまうと歯並びに影響が出てきてしまいます。
3歳以降の指しゃぶりは指を吸う力によって上顎の歯列が狭くなったり
上顎と下顎の噛み合わせがズレ、出っ歯(上顎前突)や上下の前歯が前に飛び出したり
奥歯は噛み合っていても前歯が噛み合っていない 【開口(かいこう)】と言う不正咬合になることがあります。
② 口呼吸
口呼吸がなぜ歯並びに影響を与えるかというと、歯並びは口の周りの筋肉に大きな影響を受けており
歯並びは口の周りの筋肉の内側へ押す力と舌の外側へ押す力のバランスで保たれています。
口呼吸を続けると唇の筋力が低下し、さらには舌が歯を押し続けるため前歯が前に押し出され出っ歯になる可能性があります。
また、舌が歯と歯の間を押し広げ開口になる可能性もあります。
口呼吸が癖になっていて、口がポカンと空いた状態になると口唇の筋力は弱くなり続き
その結果歯並びが徐々に悪くなったり、噛み合わせが年々悪くなったりしていき
顔と筋肉のバランスが崩れるとお顔の印象までもが変わってしまうことがあります。
③ 歯ぎしり・食いしばり
歯ぎしりや食いしばりをすると歯に強い力が加わり、その結果歯の向きが変わったり
歯がすり減ったりして噛み合わせが変わってくることがあります。
ひとくくりに歯ぎしりと言っても、実は歯ぎしりにも3種類あります。
これらは歯並びにどのような影響を与えるのでしょう?
・グラインディング
上下の歯をギリギリとこすりあわせるタイプの歯ぎしりです。
主に寝ているとき、無意識化で行っており自分自身でも気づかないことが多いです。
グラインディングの力が強い人や、頻度が多い人は歯がすり減るだけでなく折れたり、欠けたりすることがあります。
また、顎にも大きな負担がかかるので顎関節にも影響が出ます。
・クレンチング
音をならさずに上下の歯を強く噛みしめるタイプの歯ぎしりです。
グラインディングと一緒で寝ている時に無意識化に行っていることが多いのですが、起きている時でも仕事中や何かに集中しているときに無意識に強く噛みしめている場合があります。
クレンチングの頻度が多い人は、歯の痛みや歯の揺れ、肩こりなどが症状として現れることがあります。
・タッピング
上下の歯を小刻みにカチカチと合わせるタイプの歯ぎしりです。
グラインディング・クレンチングと比べると歯や顎に与える影響は少ないですが、タッピングを習慣的に行っていると歯が欠けたり、擦り減ったりすることがあります。
また、寝ているとき無意識化で行っている人もおり、その場合は起きている意識化の時より力が強く音も大きく鳴ります。
力が強いとその分歯が欠けたり、すり減ったりするリスクは大きくなります。
④ 舌癖(ぜつへき)
舌癖とは日常生活の中で無意識に舌を不必要な位置や方向に動かしたり、舌を歯に押しつけたり、歯と歯の間から舌を出すなどといったことをするような習癖を指します。
舌癖があると開咬、出っ歯(上顎前突)、受け口(下顎前突)などの歯並び・咬み合わせの原因を引き起こすことがあります。
また、舌癖があると舌の位置が本来よりも低い位置にあるため、発音が上手に行えず聞き取りにくくなったり、食べるときに音を立てるといったことにつながる場合があります。
さらには舌が上に挙がりづらいことが多く、食べ物の塊を喉に送るということが難しくなり飲み込みの動作がしにくくなります。
矯正中も舌癖があると、動かしたい方向に向けて力をかけていても舌癖が邪魔をし思うように矯正治療が進まないことがあります。
また、矯正治療をして綺麗になった歯並びも舌癖があると後戻りが起こってしまいます。
⑤頬杖
頬杖をつくと顎に頭に重さがかかり下顎が後退することがあります。
下顎を片方から支えるような頬杖をつくと、下顎の歯並びが内側方向に倒れてしまったり、噛み合わせが左右非対称になり歯列が変形してくることがあります。
⑥唇を噛む
唇を噛む癖を【咬唇癖(こうしんへき)】といい、唇を噛む癖も歯並びに悪影響があると言われています。
下唇を噛むと上の前歯が前方に動き、下の前歯は内側に倒れることがあります。そのため[出っ歯]の原因になります。
反対に、上唇を噛むと上の前歯は内側に倒れ、下の前歯は前方に動くことがあります。そのため[受け口]の原因になります。
みなさんご自身に当てはまるものはあったでしょうか?
もし当てはまるものがあったら、今日を機に気を付けてみましょう。
渋谷矯正歯科って、どんな歯医者さん?
渋谷矯正歯科では、裏側矯正を専門に、ハーフリンガル・
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