(患者さまからいただいたご質問)
歯並びは治したいけど本当にきれいになるのかなどたくさん不安があります。また、英語を使う仕事をしているのですが、日本語よりも舌が歯の裏に触れて発音することが多く、舌側矯正をすると話しにくくなるのではないかと気になっています。
また以前、カウンセリングを受けた際、上前歯2本の歯根が普通よりも半分くらい短いと言われました。これは舌側矯正では処置は難しいですか?
歯並びを治したいけれど、矯正治療に不安があるという気持ちはとてもよくわかります。そのような方にはまったく気がつかれずに治療が行える舌側矯正はとてもよいと思います。 ご質問いただいた英語の方が舌側矯正に影響があるのではないのではということですが ご指摘のように英語の方が舌や歯の裏側を使った発音が多いということはあります。
しかし、装置が阻害して発音しにくくなるというより、 装置があることによって無意識のうちに舌が装置をよけることで発音しにくくなるので 舌が装置に慣れてくれば自然と改善していきます。 ですので英語でも日本語でも装置があることに慣れてしまえば問題ありません。
また、装置も舌側矯正の装置の中で一番小さな装置を使っていますし、 一度にすべての歯に装置を着けるのではなく、時間がかかる部位から順に着けていくので段階的に慣れていくように工夫もしています。
また、上の前歯、2本の歯根が短いということですが、特に舌側矯正で治療が難しいということはありません。ただ、矯正治療では歯根吸収のリスクがあるためその点は心配です。 レントゲンをとればもう少しはっきりとしたことが言えると考えます。他にもなにかわからない点があればお気軽にご質問ください。