投稿日:2022.4.10
舌癖って知っていますか?
みなさん、こんにちは!
渋谷矯正歯科です(‘ω’)ノ
いつも当院のブログをご覧いただき、ありがとうございます( ◠‿◠ )
さっそくですが、今回は「舌癖」についてお話させていただきます!
「舌癖」って言葉を知らない方も、結構いるのではないでしょうか?
舌癖があるとどんな影響があるのか、また舌癖の原因と治し方をお伝えいたします!( ◠‿◠ )
目次
舌癖とは
まず、「舌癖」とは何なのか!説明していきます~
舌癖の読み方は、「ぜつへき」です。
(初めてこの漢字を見たとき、したぐせって呼んでました、、へへへ( ◠‿◠ ) )
日常生活のなかで、口をポカーンとあけていること、ありませんか?
夢中でYouTubeをみていたり、ゲームをしているとき、考え事をしているときなど・・・。
その、ポカーンと開けている口の上下の歯の間に舌が出ていたり、
飲み込むときに舌をつき出し、歯を押すような動きをすることを「舌癖」といいます。
セルフチェック!!
①まずは、鏡を見て確認しましょう!!
「いーーーー」って言ってみてください。
そうすると、唇はあけていて、歯は噛んだ状態になると思います。
この状態で、唾を飲み込んでみてください。
もしこの時に、歯と歯の間から舌がはみ出てみえたり、
歯に舌が当たっている感触があったりしたら、要注意です⚠️
②ガムを噛みます!!
まずはチューイングガムを柔らかくなるまで噛みましょう!
そして、舌を使って舌の上で丸めて、舌の先近くまで持っていきます。
上顎にチューイングガムを押し当て、その形をみます。
形が丸っぽければOKです!!
しかし、「ガムを丸くできない・前歯に付く・形が縦長」などという場合は、
舌の位置が間違っている可能性があります(◞‸◟)
舌癖の原因
それでは、舌癖の原因は、一体何なのか!
気になりますよね((+_+))
理由はいくつかあるので、ご紹介いたします!
①指しゃぶり
小さいころ、長い期間「指しゃぶり」していませんでしたか?
指しゃぶりが長く続いてしまうと、開咬(上下の歯が嚙みあわなくなること)になってしまい、
その隙間に舌を出してしまう癖がつきます。
他にも、毛布やタオル、洋服など、ずっと何かを噛んでいる状態が続いてしまうと
上下の前歯の間にスペースが生じてしまい、開咬になってしまいます(._.)
そして舌を出す癖がついてしまうのです。
②乳歯の早期喪失
乳歯から永久歯への歯の生え変わりの時に、乳歯が抜けいて、歯がない状態になると
どうしても癖で、舌を歯の隙間に押し付けてしまいます。
乳歯が早く抜けてしまって、永久歯が生えるのに時間がかかった場合、歯がない状態が長く続いてしまいます。
そうなると、その癖が長く続いてしまい、永久歯が生えてきても、舌癖が残りがちになってしまうのです(◞‸◟)
③口呼吸をしている
アレルギー性鼻炎や、咽頭扁桃(アデノイド)の肥大、蓄膿症等の鼻咽腔疾患がある方は、
鼻づまりがひどく、鼻呼吸が難しい場合があります。
鼻呼吸が出来ず口呼吸になってしまうと、舌が低い位置になり
ものを飲み込む際に、舌を出してしまう癖がつきます。
また口呼吸は他にもデメリットが沢山あるので、出来る限り鼻呼吸ができるよう意識してみましょう!!
デメリットの1つとして、口の中が乾燥して唾液が少なくなってしまい、これをドライマウスと言います。
唾液の作用の一つに、病原菌やウイルスに対する免疫力を高める作用があり
そのため、唾液が少なくなると、風邪をひきやすくなります(+o+)
ほかにも唾液は粘膜保護や修復、歯の再石灰化の役割を担っています!
唾液が少なくなると、これらの作用がすべて受けられなくなってしまいます(+o+)
また口臭の原因や、虫歯・歯周病になりやすかったりと
歯並びだけではなく、悪いことばっかりです(◞‸◟)
※ドライマウスについてはこちらの記事をご参考にしてみて下さい!
④舌小帯が短い
舌小帯が短いことを、舌小帯短縮症といいます。
これだと舌をしっかり上に挙げられないため、
舌が低い位置にある状態(低位舌)になってしまいます(-_-)
そのため舌を出す癖がついてしまいます。
舌小帯短縮症は、軽度・中等度・重度に分かれており、それによって治療法が変わります。
・軽度では、ラ行を早く上手に言えなかったりするのですが、日常生活に支障は基本的にはありません!
・中等度では、唇についたものが舐めれらなかったり、ラ行がダ行Bに聞こえたりします。
・重度では、舌を前に出そうとしても、下唇ぎりぎりまでしか出せなかったり
舌を上におげることができません。
軽度では、トレーニングで改善することもあります(*’▽’)
改善されない場、舌小帯のヒダを切る手術をする必要があります
トレーニングについては、後ほど解説いたします(‘ω’)ノ
⑤口周りの筋肉が弱い
口周りの筋力が弱いと、舌とのバランスが崩れてしまいます。
そうすると、必然的に舌で歯を押すようになってしまい、舌を出してしまう癖がつきます((+_+))
舌癖の影響
では、舌癖のある人は、どうなってしまうのでしょうか(T_T)
そして、飲み込むときに、さらに強い力で歯を押しだしています。
そのうえ、くちびるや頬の筋肉の力が弱く、
特にいつも口をぽかーんと開けている人は、外側から歯をおさえる力がありません。
私たちは、実は一日600~2000回ほど、無意識に飲み込む動作(嚥下)をしているのです
この回数を見たとき、そんなに!?と私は驚きました(._.)
舌癖のある人は、そのたびに舌で歯を押していることになってしまいます((+_+))
そのため出っ歯になってしまったり、すきっぱになってしまったり
開咬(上下の歯が嚙みあわなくなること)になってしまう可能性があるのです(;_;)
また開咬については、前歯でものが噛めないため奥歯の負担が増えてしまい、
奥歯の寿命が短くなる可能性があります。。。
また、話をするときには上下の歯の間に舌がはいるため
サ行・タ行・ナ行・ラ行などを発音する際に舌たらずな発音になることもあります。
このように、舌癖があると歯並びや発音に大きな影響を及ぼします。
正しい舌の位置とくちびるの状態を覚えましょう!
舌癖の治し方
みなさん、普段リラックスしているとき、舌の位置はどこにありますか??
じつは「舌の正しい位置」があるのです!
ご存知でしたか~~??( ◠‿◠ )
正しい舌の位置とくちびるの状態
くちびるを閉じて、舌は上あごにつくようにします。
上の前歯の根元のすぐ後ろの、歯ぐきが少し膨らんでいる部分です。
この位置をスポットポジションといいます!
日頃から舌がこのスポットにあるかを意識して、正しい位置にくるよう心がけましょう~!!☆
トレーニング
舌癖を治すには、口腔筋機能療法(MFT)というトレーニングが効果的です!
MFTとは何かというと、口周りの筋肉をバランスよく整えるトレーニングです◎
舌癖が原因で歯並びが悪くなっている場合は、矯正治療とMFTの併用によって治療後の後戻りがしにくくなります。
それではトレーニングをご紹介します(‘ω’)ノ
簡単なもので言うと、「あいうべ体操」です!!
「舌の筋トレ」ですね~!!
やり方はとっても簡単です( ◠‿◠ )
「あ」「い」「う」と口を動かして、
最後に「べー」と思い切り舌を出します。
これを朝昼晩10回ずつやってみてください。
子どものときから正しい舌の位置を知って健康を保つために、
この「あいうべ体操」は幼稚園や小学校でも実施されているところもあるそうです。
舌を正しい位置にして疲れる方は、
舌の筋肉が弱っている可能性があります(-_-)
日頃から意識してトレーニングをするようにしてみましょう!!
最後に
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